こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
サラエボからモスタルへの旅は、どの移動手段がベストでしょうか?
ボスニア・ヘルツェゴビナ旅行のトップサイトとも言える、首都サラエボと世界遺産の街モスタル。
美しいボスニア・ヘルツェゴビナを旅するこの2都市のルートを、電車とバスの両方で経験した夫はねうさ夫のコメントと、今回電車で移動した私が、それぞれのメリットとデメリットを徹底比較し、おすすめの選択肢をご紹介します。
どちらを選ぶかによって、旅の体験が変わる可能性もありますよね。
自分の旅の目的に合った最適な移動方法を見つけましょう!
サラエボからモスタルへの移動方法
サラエボからモスタル(または逆もしかり)までの移動には、バス、電車、車が挙げられます。
費用や時間を考えると、ほとんどの旅行者は、バスか電車を選択する事になるでしょう。
そこで、今回は、サラエボからモスタルまでの移動方法として、電車とバスを比較して私のおススメをお伝えします。
ちなみに、サラエボ空港からタクシーでモスタルまで移動すると正規料金で145ユーロらしいですが、平均価格で90~110ユーロほどというデータもあります。交渉次第?
サラエボからモスタルまで電車での旅:ルートと所要時間
サラエボからモスタルへの電車での移動は、ボスニア・ヘルツェゴビナの美しい自然を楽しみながら、リラックスした旅行ができます。
サラエボ駅は、旧市街地からさほど離れていないサラエボの中心部から出発しますし、サラエボからモスタル駅までは、乗り換えることなく直接行くことができます。
電車のルートは、サラエボから南に向かい、ネレトバ川のほとりを走ります。
サラエヴォ包囲時にはボスニア政府勢力がサラエヴォへ向かう必要不可欠な街であったコニツや、美しい湖、ブリディンジェ自然公園を通りすぎ、山々や川、古い橋など、ボスニアの豊かな自然と歴史的景観を存分に楽しむことができます。
また、サラエボからモスタルまでの電車の旅は、約2時間~2時間半ほどかかります。
ただし、運行スケジュールや季節によって多少の時間変更がある可能性があるため、事前に確認することが重要です。
現行ですと、1日に2本の電車があります。
- サラエボ 7:15発ーモスタル 9:13着
- サラエボ 16:46発ーモスタル 18:48着
私たちは、7:15発の朝の電車でモスタルまで向かいました。
電車の利用は、特に風景を楽しみたい方にとって最適な選択肢だと思います。
また、ボスニア・ヘルツェゴビナの公共交通機関を利用することで、ザ・地元な雰囲気を味わう事もできます。
私たちが電車に乗った時には、地元のテレビ局が取材に来ており、駅長や他の偉そうな政治家さん?や有名人がインタビューに答えていて、カメラクルーも電車に乗り込んでいて、地元感を満喫できました♪
サラエボ駅の場所は以下の地図をご参照ください。
サラエボからモスタルまでバスでの旅:ルートと所要時間
サラエボからモスタルへのバスの旅は、交通状況や具体的なルートにもよりますが、通常は約2時間から2時間半かかります。
所用時間は、バスも電車も大きな差は無いですね!
バスはM17高速道路を通り、ネレトバ川沿いに入って行くので、川や周囲の丘陵地帯といったボスニア・ヘルツェゴビナの景色豊かな風景を走り抜けます。
また、バス会社によって窓が大きくて景色が見やすいタイプのバスを運行している会社もあるようです。
また、サラエボもモスタルも、バスターミナルと電車の駅が隣接しているので、場所も分かり易いと思います。
サラエボからモスタルのルートは頻繁にバスが運行されているので、旅行計画に柔軟性を与えてくれます。
サラエボのツーリストインフォメーションで質問した時は、大体1~2時間に1本の割合でバスがあるという事でしたので、1日に2本しかない電車と比較すると、旅行計画が立てやすくなりますね。
モスタル行きのサラエボのバスターミナルの場所は以下地図をご参照ください。
バスは途中で数カ所に短時間停車することもありますが、基本的にはサラエボとモスタルを直接結ぶ効率的な交通手段です。
サラエボにはバスターミナルが2ヵ所ある事は別記事で書いていますのでご参考までに読んでみてください。
また、モスタルのバスターミナルの場所は以下の地図をご参考ください。
電車vsバス:切符の買い方と価格比較
サラエボからモスタルへの移動で、電車とバスの料金を比較すると、電車の方がお得です。
私たちは電車のチケットを、当日にサラエボの駅の窓口で購入しましたが、出発の3時間前までならばオンラインでも購入できるようです。
こちらの、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦鉄道の公式サイトから詳細をご覧いただけます。
電車運賃は、2等車で、2人で28.20 BAM(約14.38 ユーロ)でした。
1人なら7ユーロちょっととリーズナブルです。
一方、バスの運賃は日程や時間により、一人当たり約19.64~31.36 BAM(約10~16ユーロ)で変動します。
バスのチケットは複数の方法で購入することが可能です。
まず、サラエボやモスタルのバスターミナルにある窓口で直接購入する方法。
ここでは、出発時刻と目的地を伝え、席が空いていればその場でチケットを受け取ることができるので安心感があります。
また、多くのバス会社ではオンラインでの予約・購入ができるので、公式サイトやチケット販売プラットフォームから選択してクレジットカードや他の決済方法で支払いが完了します。
例えば、getbybusや、ボスニアヘルツェゴビナのbuskarteを利用すると、オンラインでチケットを購入(予約)することができます。
さらに、地元の旅行代理店やホテルのフロントでもバスチケットの予約と購入が可能だと思います。
その場合には、宿泊先に質問し、確認してみる事をお勧めします。
観光シーズンや祝日の前後は席が早く埋まることがあると思うので、バスは事前に予約したほうが良いでしょう。
電車に関しては、特に2等車が不快なわけでもなかったですし、食堂車は無かったものの、コーヒーなどの飲み物を買う事もできたし、トイレもバール鉄道を利用した時よりだいぶきれいだったので、価格は、電車の方が経済的であることが分かります。
電車移動・バス移動それぞれのメリットとデメリット
電車移動のメリットとデメリット
- メリット:
- コスト: 電車は通常、バスに比べて料金が安く設定されていることが多いです。
- 快適性: 比較的広い座席とテーブルがあるため、移動中にリラックスしたり作業をしたりするのに適しています。手足の長いボスニア・ヘルツェゴビナの人々に合わせてあるのか、座席下についていたフットレストまで足が届かないという悲しい状況が発生するくらい足がのばせるシート間隔でした(苦笑)
- 定時性: 電車はバスよりも遅延が少なく、時間通りに目的地に到着する可能性が高いです。
- デメリット:
- 本数が限定されている: 電車の本数が限られており、バスほど多くの本数が無いので、旅程によってはスケジュールが合わない場合があります。
バス移動のメリットとデメリット
- メリット:
- 出発頻度: バスは電車よりも運行間隔が短く、多く本数があるので、旅行のスケジュールを立てやすいです。
- 価格の柔軟性: バス運賃は様々で、シーズンや日時によっては低価格のオプションが存在します。
- デメリット:
- 不安定な快適性: 道路状況によっては渋滞に巻き込まれる可能性があり、またバスに酔う人の場合には注意が必要かもしれません。
- 安定性: 電車に比べて遅延や予定変更が起こりやすいです。
- 設備の限定性: バスによっては、トイレが無いこともあるかもしれません。また一部のバスでは快適な座席が提供されないこともあります。
最終判断:電車とバス、どちらを選ぶべきか?
先ほどの電車とバスのメリットデメリットをまとめてみました。
移動手段 | メリット | デメリット |
---|---|---|
電車 | 料金が通常バスより安い 快適性が高い 時間通りに到着する可能性が高い | 本数が限られる スケジュールが合わない可能性がある |
バス | 本数が多い 運賃が柔軟で安価なオプションがある | 快適性に不安がある 交通状況により遅延や予定変更が起こりやすい |
私は、電車しか利用しなかったのですが、まず、なぜ電車を利用したかと言うと、事前にリサーチした際に「電車の方がバスより車窓が楽しめる」と知った事と、サラエボで初めに乗ったタクシーの運転手とインフォメーションセンターの担当者の両者が、「モスタルに行くなら電車からの景色の方が良いから電車で行くことをお勧めする」と言われたことが理由としてあります。
過去に、バスで移動したはねうさ夫に、電車とバスの両方を使ってみてどちらを人にお勧めするか?と質問したところ、「価格、移動時間、電車内を移動できる快適性、そして窓から見える景色のすべてを総合して、電車をお勧めしたい」との事でした。
サラエボからモスタル行きの電車を利用してみた感想と注意点
実際に、私たちは電車を選んだわけですが、始めに「朝早すぎて死ぬ~~」と思いながら、すっぴん&めがね(普段はコンタクトレンズ着用)で7:15サラエボ発の電車に乗りましたが、大興奮でした。
駅構内には、2カ所のカフェと売店が1ヵ所ありました。他のお店もありましたが、時間が早すぎたのか閉まっていました。
オーナーにお願いして、6:15にゲストハウス近くのサラエボビール醸造所前にタクシーを呼んでいただき、アサだった事もあってか10~15分ほどでサラエボ駅に到着。
切符を買う時間も沢山あったので、焦る事もなくあっさり購入完了。
近くのカフェでコーヒーとクロワッサンをいただき、チップをあげたらウェイトレスさんがめちゃくちゃ喜んでいました(ボスニア・ヘルツェゴビナにはチップ制度は無いようです)。
トイレは有料だったので、電車に乗ってからトイレに行きました。トイレットペーパーもあったし、悪く無かったです。
チケットを購入する際に、プラットフォームの番号を聞いていたのですが、別の番線であると言われてそちらへ移動。
サラエボ駅が始発なのか、20分ほど前にプラットフォームにあがってみましたが、すでに電車が来ていて、地元テレビ局がインタビューをしたり写真を撮ったりと忙しそうにしていたので、その様子を微笑ましく見ながら私たちも写真撮影をして、楽しかったです♪
他の国から来たであろう沢山の観光客や家族連れもいました。かなり早めの時間からホームで電車を待った方が良いです。ギリギリに乗車した人は、座る席を探していました。
社内にはスーツケースなどの大きめな荷物を置く専用の場所もありました。
乗った電車は、モスタルには定刻に到着。
モスタル駅から旧市街地までもほぼ一本道でわかりやすく、人の流れに沿ってついて行くと徒歩15分ほどでたどり着くので安心です。
到着してからは、ブランチを食べたり、まだ開店準備中のお店をグループ観光客を避けて回れたことも良かったです。
ちなみに、電車内のシートは、特に座席指定ではなかったようなので、好きな場所に座りましたが、進行方向に対して左側の窓が良く見える場所(座席によっては窓と窓の間だったりする)に座るのがおススメです!
左右どちらの座席に座っても美しい景色が楽しめますが、モスタルへ向かって進行方向が左側の座席の方が、ネレトバ川に沿って電車が走っていく際に、川側になるので、より美しい景色が楽しめると思います。
また、モスタルからサラエボへ移動する際には反対になり、進行方向に向かって右側の席に座ると良いでしょう。
コメント