こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
私が日本人ということで、「ざ!米食な私」に配慮して、ある日、義理母が作ってくれたパエリア。
彼女は、スペインで陶器製のパエリア鍋を購入しているので、特製の鍋で作ってくれたパエリアは最高でした。
また、南ドイツではなかなか手に入らないシーフードに関しても、義理両親が南フランスなどにバケーションに行った時に大量の魚介類を買い込み、保冷ケースに入れて車でドイツまで輸送し、自宅で魚介類を丁寧に下準備してから冷凍保存しているので、魚介のお味もバッチリ!
自宅で挑戦してみたいけど、パエリア鍋が無い・・・そう、プライパンでやってみよう!とひらめいたのが、自宅でパエリアです。
今日の【我が家deごはん】は、フランパンで簡単にできるパエリアをご紹介します。
平たい浅めのプライパンで簡単に自宅でおいしいパエリアが作れます
本当に、毎日の夕食の献立には悩まされます。
パエリアは、お肉、魚介類、野菜など、お好きなモノを入れて作れるのが魅力のひとつ。栄養もありますよね。
私は、魚介類のパエリアが好きなので、冷凍のシーフードミックスを使っていますが、ベジタリアンパエリアやお肉のパエリアもおいしいと思います。
使用しているフライパンは、イケアの24cmのモノ。深さはざっと測ったら4cmほどでした。
このフライパンに、お米や具材を入れて蓋ができる状態の分量に材料を調節します。入れすぎると蓋が閉まりません!(笑)
パエリアについてのうんちく~そもそもパエリアの発祥は?
パエリアはいわずと知れた、お米を使ったスペイン料理。
お米と具材の組み合わせはシンプルながら奥深い味わいで、日本人にも人気です。
Wikipediaによると、
パエリア、パエリャまたはパエージャ(バレンシア語:paella)は、米(ジャバニカ米)どころとして知られるスペイン東部バレンシア地方発祥の、ジャバニカ米と野菜、魚介類、肉などの食材と共にそのスープを米に炊き込む料理。スペインを代表する世界的に人気の料理の一つ。
とのこと。
以前テレビで、発祥のバレンシア地方のパエリアには、鶏肉やエスカルゴ、インゲン豆などを使った「海鮮ではないパエリア」が紹介されていたのが印象的でした。
そう、もともとは「山の幸」のパエリアが発祥のようです。
そして、面白いのが、意外とスペイン人は日常的にパエリアを食べないらしい!という事。
なぜかというと、パエリアはスペイン人の家庭料理ではなく、親戚など人が集まった時に庭や野外で作る料理のひとつとして捉えられているからです。つまりは、ちょっと特別な料理なんですね。
また、実際のその鍋の大きさからも想像できるように、パエリアは1人前とか2人前ということはありません。巨大なパエリア鍋で炊いたパエリアは、日本人にとって大量に作った酢飯がおいしく感じるのと似ているのかもしれません(?!)
それにしても、いくら自宅でプライパンでパエリアを作るとしても、2人じゃあ~多すぎるんじゃないの?!と思う方もいるかもしれません。
それがですねー、ドイツ人って(人に寄るかもしれませんが)、結構な量を食べるんですよ。
人によっては、昼の食事にボリュームを持たせて、夜は「カルトエッセン」(パンやサラミ等だけの冷たい食事)という家庭もあるかもしれません。
ただ、我が家の場合は、私もはねうさ夫も、夜にボリュームを持たせた食事を好んでいるので(この辺は文化の違いが無くて良かった!)、日本だと、3人~4人前くらいの分量を作っても、はねうさ夫がすぐに完食してしまうので、パエリアの量は問題ではありません。
とは言え、少ない量で作りたい・・・という方は、お米の分量を調整すれば問題ありません。
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超簡単!フランパンひとつでパエリアを作ってみよう
インターネットで「フランパンでパエリア」などと検索すれば、様々なレシピを参考にすることができます。
私は、性格上、レシピ通りにきっちり作るのが苦手なので(曖昧大好き人間)、いくつかインターネットのレシピは参考にしますが、その日の気分で自分でアレンジしています。
ただし、「これだけは決まっている」というのがあるので、何度かフライパンでパエリアを作った中で、我が家の定番になりつつある材料を考慮して、記載したいと思います。
もちろん、これはドイツで手に入る材料ですが、日本なら新鮮なシーフードを使っても良いですね。
洗い物もらくちん!フランパンでパエリア作りの材料と手順
【重要】準備の際のポイント
より本格的なパエリアにしたい場合に、以下の材料(スパイス)が非常に重要ですので、これだけは必ず揃えてください。
- ニンニク
- サフラン(赤サフランは高級なので、黄色でもOK)
- クローブ
- パプリカ
ではさっそく、フライパンで簡単にできるパエリアの材料と作り方をお伝えします。
【用意するもの】
(お米と具材)
- 玉ねぎ 中サイズ半個分
- パプリカ(野菜) 中サイズ 半個 ※赤、黄色、グリーンなどカラフルに
- パエリア用の米 1~1.5合 洗わない!(1合~1.5合を、お腹の好き具合で調整)
- 鶏肉 100~150g 小口切りにする
- ニンニク 1~2かけ(お好みで)
- トマト缶、または味がしっかり「ついていない」トマトソース 100~150gほど
- 冷凍のシーフードミックス(イカが入っているものがオススメ)
- ムール貝やエビ(あれば)適量 ※上に乗せる用
- レモン 1個 四等分、くし形に切っておく
- パセリ 粗みじん切り 少々(なくてもOK)
- オリーブオイル(炒め用)
(スープ)
- お湯 適量(コメの分量に合わせて調節)
- 味の素コンソメ 1キューブ(日本から持参しています)
- サフラン(エジプト旅行の際に赤と黄色サフランの両方を大量に購入) 適量
- クローブ ティースプーン1杯分目安(食感が気になる方は砕いて使ってください)
- パプリカパウダー ティースプーン1杯分目安
- (お好みで)カレーまたはターメリックパウダー 少々(塩の入っていないもの)
【準備】
1. 冷凍のシーフードミックスを、袋のまま流水にさらして解凍して、ペーパータオルなどで水気を切っておく。
2. 玉ねぎとにんにくはみじん切りに。パセリもみじん切りに。
3. 鶏肉を小口切りにする
4. パプリカは短冊切り、または細切りにする
5. スープの材料を合わせて5分ほど置いておく。この時、お湯を使うと、サフランの色が早く出やすく、固形スープの素も溶けやすい。
※サフランは、赤と黄色を混ぜると鮮やかで香り豊かになります。各2つまみぐらい入れています。ターメリックを入れるとより黄色い鮮やかな色になります。
【作り方】
1. 玉ねぎ、にんにくを油で炒める
2. 香りが出てきたら、洗っていない米を入れ、さらに炒める。(目安:弱火~中火くらいで5分程)
3. 米に透明感が出てきたら、合わせておいた温かい(スープ)を一気にフライパンに投入する。
すぐに、トマト缶(またはトマトソース)、鶏肉、解凍したシーフードミックスを入れ、手早くざっくりと馴染ませる。
4. 軽く塩コショウする(入れすぎ注意!固形スープの素だけで十分おいしくなります)
5. フライパンに蓋をして、5分程中火で炊く(火加減は調整してください。うちのコンロは電気式なので、大きさやパワーによっては弱火~中火でもいいかもしれません)
6. 蓋を開けて、パプリカ、ムール貝(や、海老)を入れ、くし型に切ったレモンを飾る
7. 15分ほど蒸らしたら、パセリを散らして出来上がりです。この時に強火にしておこげを作ってもOK!
8. 食べる前にレモンを沢山しぼって召し上がれ!
※ドイツにはパエリア用のお米が売っていますが、日本のお米でも問題ありません。
※上に飾るエビは大きさによりますが、蒸し焼きで火をと小豆野が心配な方は初めに軽く焼いておいてください。
※少しだけ芯が残る「アルデンテ」風の食感が好きな方は、火加減をお好みで調整してください。ただし、お米の芯が残りすぎるものは、昔から食あたりの原因?と言われているのでそこそこに・・・。
コツは、やはり、「本物のサフランを適量使う事」と「お米の火加減」。
魚介だけよりも、少し鶏肉を入れるとコクが出ます。
今回は、ニュージーランド産の、Green lipped musselが手に入ったので、大きなムール貝で食べ応えがありました^^
何度も作っていますが、お米が柔らかくなりすぎてしまうのが難点・・・。難しい!
始めのころは、赤いサフランだけを1つまみほど使っていたのですが、これだと、色も地味な感じで良く無いので、黄色のサフランと混ぜて使い始めたところ、味も香りも色も良くなったので、お勧めです!
ぜひ、ワインがお好きなら、赤ワインとマリアージュしてみてくださいね。
はねうさ夫は、あまりご飯は好まないのですが(すぐにお腹がすくらしい)、「今日はパエリア」というと大喜びなので、助かっています。
今はかなり頻繁に作るので、家庭用のパエリア鍋がほしいなあ~と思い始めている今日この頃w
とはいえ、フライパンで作ると、フランパン一つで好きな具材を入れて炊くだけなので、簡単だし、お皿を沢山必要としないので後片付けも楽ちんです。
先日はあまりの疲れで、パエリアだけが食卓にのぼったのですが、サラダやスープ、オリーブなどの前菜を準備しても良いですね。
ぜひお試しあれ!
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