こんにちは!はねうさぎです。
日本では桜が咲き、学校再開が始まっている地域もあるとニュースで読みました。
人々は、ピクニックへ・・・イベントも再開されている場所もアリ、それも賛否両論・・日本、楽観的すぎないか?!!という意見も多いです。
なぜかというと、今ドイツでは、日々現状が刻々と変化しています。
ドイツに住んでいると、日本の現状が「本当に?!」と思うくらいギャップがあり・・・同じ世界なのかと思ってしまうほど違和感があります。
もちろん、日本もドイツみたいにするべき!と言っているわけではありませんが、ドイツの状況はかなりシリアスです。
始めは州単位で発令されていた新型コロナウイルスの感染拡大を防止または緩やかにするための政策や条令も、昨日には連邦政府からのお達しということで、メルケル首相から新たな条令が発せられました。
実は、彼女に接触した医師がウイルス検査で陽性が判明したことを受けて、メルケルさんも個人隔離中となりました。
ドイツのみならず、とくにヨーロッパ、そして今は北米、オーストラリアや東南アジアの多くの国で、個人隔離や出国・入国禁止条例などが発令され、「ドイツと日本の温度感が過ごすぎる」と言った声も多く聞きますし、実際に友人のSNSや個人様のブログを読むと、「日本人、この緩い感覚で良いのか?!」といった危機感すら感じます。
今回は、この「温度差」に注力してお話しするつもりでは無くて、この状況下で自分の本当に大切なものは何なのかを皆さんにもよく考えて欲しいので、私の状況と思っている事などをお伝えしたいと思います。
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ドイツの近況現状を簡単に説明します
まず、日本やドイツ以外にお住いの方のために、簡単にドイツの現状をお伝えします。
ドイツはアメリカと同様、連邦制を取っていますので、日本の都道府県とは状況が違い、州政府が学校などの教育分野や民間も含める医療制度などに強い決定権を持っているため、住んでいる州によって若干温度差はあると思います。
私の住んでいるバイエルン州では、感染患者が多めだったり、ミュンヘンというドイツ国内で最も経済活動が活発な大都市があるため、他の州よりも割と早い段階で保育所から大学までの閉鎖が決定されましたし、企業も在宅ワークに即座に切り替えるなど迅速な対応を取っていたことろが多かったと聞いています。
時系列で言うと:
3月16日(実質14日から)~すべての学校閉鎖・・・・ここから約1週間で、急激に条令が更新されてます。
その後、公共施設や美術館等、プールやサウナ、ジムなどの閉鎖を発表、不必要な外出は控えるようにお達しがあり、その後レストランの営業時間の短縮など、徐々に制限が加速していきました。
ただ・・・「コロナパーティー」と呼ばれる、行き場を失った学生や若者たちがパブや公園で集まって集会を開いているということで・・・どこにでもいるんですよね、こういう自分勝手な人たちと言うのは。
3月20日~バイエルン州で「外出制限令」発令。学校閉鎖からわずか4日。
昨日3月22日に、ドイツ連邦政府からアップデート情報があり、新型コロナウイルスの更
以下、ミュンヘンの日本領事館からのメールを抜粋します。
【新たなガイドライン】
1 同居家族等以外の他人との接触は絶対に必要な最低限とすること。
2 公共空間において,他人との距離を必ず最低1.5メートル,可能
であれば2メートル以上とること。 3 公共空間における滞在は,単身か,または家族以外の1名,または
家族の同伴に限り認められる。 4 職場への通勤,緊急時ケア(託児,高齢者介護等),買い物,通院
,試験や会議等重要な日程,他者の支援,個人によるスポーツ,屋 外での新鮮な空気を吸うための運動やその他必要な活動のための外 出は,引き続き認められる。 5 ドイツにおける深刻な状況に鑑み,グループによるパーティーは,
公共の場所か私的な空間(住居)かを問わず許容されない。秩序局 または警察が取り締まり,違反行為には罰則が適用される。 6 すべての飲食店は閉鎖する。ただし配達サービスや持ち帰り等によ
り,個人が自宅で飲食するための料理の販売は例外。 7 理髪業,美容サロン,マッサージ業,タトゥー業など,身体のケア
に関わるサービス業は,近距離での身体の接触を避けられない職種 であり,本ガイドラインに合致しないため,すべて閉鎖する。 ただし,医療上必要な治療は引き続き認められる。 8 人々との接触があり得るすべての現場については,公衆衛生に関す
る規則を守り,従業員や訪問客に対する効果的な保護措置を実施す ることが重要である。 9 上記の措置の適用期間は最短2週間とする。
上記を読んで、日本にいらっしゃる方は少し驚いていると思います。
日本とドイツの温度差を理解していただけるかなとも思います。
ちなみに、「違反行為には罰則」と書いてありますが、違反者には最高で25000ユーロの罰金と最高で懲役5年の自由刑とのことです。。。ドイツの本気度、わかりますか?!
先日、スーパーへ行きましたが、レジ係の前には透明な巨大ボードがあり、咳やくしゃみ、つばなどが飛散してレジ係の方の健康を害さないようなプロテクションが設置されていましたし、精肉コーナーや、レジの前には、1.5メールの「ソーシャル・ディスタンス」を取りましょう!という張り紙が貼ってあり、レジにも黄色や赤のテープで、距離感がわかるようなマーキングがしてありました。
お店によっては「現金でなくてカードでの支払いを求めます」という張り紙も。
働いている方は皆手袋をしています(なぜかマスクはしてない)。
これがまた、几帳面なドイツ人は?!この1.5メートル・ルールをきっちり守っていて少し面白いです・・・。
ドイツでは、ビールやワインのグラスに、何ミリリットル入っているか目視できるように、必ず目盛りがついているのですが、なんだかその几帳面さ?!と似ているなあ・・・なんて思ってみたりしています。
さて、話はそれましたが、基本的に多くの方が、自宅ワーク、または既に解雇された方も・・・。
レストランも、配達やピックアップ以外は営業禁止となりました。
ただし、これはありがたいのですが、買い物、通院、散歩や個人での運動(2人以上はNG、家族の場合はOK)は許可されているので、犬の散歩や子供を連れて散歩している人も良く見かけます。
とは言え、基本的に、皆さんは自宅で過ごしている方が多いと思います。
話が飛んでしまうのですが、当初、ドイツ含めほとんどのEU諸国は、中国や日本などのウイルス感染ニュースに関しては、ちょっと「高みの見物」的な雰囲気がありました。
イタリアで感染者がどんどん増えていても、ドイツ国内ではイベントや、ブンデスリーガなどのスポーツイベントも通常通りで、カーニバルもあったため、一気にドイツでも感染が拡大。
それでもドイツ政府は、中国からのフライト制限などを行うこともしなかったのですから(フルトハンザなどは企業判断でリスク国からの直行便などを一時中止)、普通に2月の段階で観光客も歩いている状況でした。
騒動が収まってから、各国でどのように状況分析されるのか、今から楽しみにしています。
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毎日夫が言う「僕たちやっぱり一緒で良かったよね」と言う言葉
世の中には、遠距離恋愛をしている方も多いのではないでしょうか。
また、何らかの理由で家族が別々に生活しなければならない状況になっているご家庭もあると思います。
ドイツの現状を考えたら、というか他の国でも同じような感じだと思いますが、旅行も今はできない状況です。
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もちろん、強行すればできる場所もあるでしょうが、今のヨーロッパはほぼゴーストタウン化していますし、離れている家族や恋人たちが、サクっと会いに行ける状況ではないのです。
そんな昨今、はねうさ夫が、よく「僕たち一緒で良かったね」と言うのです。
これ、別におのろけ話をしたいわけでは無くて、こんな現状だから、やはり1人というのは心細い方も多いのではないかと思うのです。
私達は、私がドイツへ引っ越してくる前は、遠距離恋愛をしていました。
毎週週末には必ず、スカイプなどでビデオ電話をしていましたし、ほぼ毎日チャットもしていました。
もし、今の「自主隔離」の状態、もしくはそれに近い緊急事態宣言が発令されて、自分1人だったら・・・と思うと、確かに、心細いというか、夫の言うことも一理あるなと思います。
私は、1人の時間が好きですし、1人で何でもやってしまうのも結構得意な方なのですが、それでもこう思うので、やはり緊急事態に離れ離れって辛いですよ。
個人的には、始めの自主隔離生活の時は「快適~~♪」と思ってはいましたが、これが長くなると、世間の話題も暗くなりがちですし、食事の時なんかはやはり夫婦は一緒でよかったな、と思います。
ドイツの大学に交換留学していた学生さんや、ドイツだけでなく、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏でも、他国からの留学生はほぼ全員、間違いなく帰国させられている、と、留学相談をしている友人が言っていました。
場合によっては、奨学金なども打ち切りになり、帰国せざるおえなくなった方や、もう留学先に戻れない方もいることでしょう。
志半ばで帰国しなければならなくなった方は無念だとは思いますが、ぜひポジティブに今後の生活を送ってほしいと思います。
また、「自宅にずっと夫婦や家族で一緒にいて、もう嫌!」なんていうご夫婦もいるかもしれませんが、、、よく考えてみて欲しいのです。
この状況で、医療現場やスーパー、薬局で働いてくださっている方々に感謝し、自分が今健康でいられることのありがたさ。
今は大好きな旅行はできませんが、夫と一緒につまらない毎日をどう楽しくするか、楽しく計画しています。
自分の事を知って未来の自分に投資しよう
今、オンラインデートのサイトが活発であると聞きました(笑)
もし、今シングルで、パートナーが欲しい!と思っている方がいれば、チャンスですよ!
多くの方が在宅ワークになっていますし、通勤時間が長くて、いつもならあまりプライベートなことにゆっくりと時間が取れない方も、自宅にいますからね。
また、普段はあまり連絡が取れていない友達とチャットしたりビデオ電話で話すのも楽しいです。
今日偶然、カナダ人の友人がメッセージをくれて、少しチャットしました。
彼は、私が初めてチェコのプラハへ旅行した時にホステルで知り合い、その後日本へも遊びに来てくれたことがありました。
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友人が「今日こんな写真見つけたから懐かしくなって・・・」と、一緒に京都の金閣寺へ行った時の写真を送ってきてくれました。
彼は、世界を飛び回る仕事をしているのですが、最近南米からカナダへ戻ったばかりなので、「2週間の自主隔離中」とのことでした。
ちょっと時間が合ったから私にメッセージを送ってきたのかもしれませんが、普段はかなり忙しい人だし、時差もあるので、本当に久しぶりにチャットしました。
私がまだ日本に住んでいると勘違いしていた友人は、日本の事を色々と聞いてきたのですが、どうやら、金閣寺の写真を見つけて「また日本へ絶対遊びに行きたい」と思っているとの事でした。
また、いつか、はねうさ夫とふたりでぜひカナダへ遊びに来てね、と・・・日本で完璧にガイドしてくれたから今度はお返ししたい、と。
こういうのを聞くと、嬉しいですよね。
自分も頑張ろうって言う気持ちになる。
今、北米では、オンラインで無料で学べる講座を公開している大学や教育機関・団体などもあり、自宅に居ながら独学できる仕組みが多く提供されています。
私も人のことは言えませんが、悲観的なニュースを読んで暗い気持ちになるよりも、今与えられたこの時間を未来の自分に投資してみようかな、という気持ちに代わってきています。
まあ・・・ドイツ語頑張りなよ!って遠くから聞こえてくるんですけどね。。。はい、先週は何度かタンデムパートナーと、話しましたよ(笑)
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最近、私は新型コロナウイルスのリサーチ記事や文献に興味があって、先日ナショナルジオグラフィックのサイトに会員登録しました。
英文を読むのはあまり得意ではないのですが、ウイルスの特性や研究に関しては、日本語のニュースや記事よりも、断然英語記事の方がエビデンスもきちんとしているし、読むのにオススメです。
なので、今のこの時間、もし今まで忙しすぎてできなかったことをやるのもいいと思いますし(例えば、家の掃除、古い写真の整理、絵画などの自宅でできる趣味、IT系のスキルの習得等)、語学のスキルを磨きたい方は、NHKのラジオ講座やテレビ講座に挑戦するとか、単語を毎日覚えてみる等もできます。
まったく料理をしなかった友人は、自宅でフォカッチャを焼いてみたり、カレーを作ったりしています。
はねうさ夫は、この後の「世界恐慌」?!に備えて、株式投資やほかの資産運用のビデオを見まくっています。
状況は国によって異なりますが、時間だけは人間一人一人に与えられた平等なものです。
ですから、今の時間があることに感謝し、未来の自分、または子供、家族、大事に思う人たちのために使っていこうと私は決めました。
今までは忙しすぎて、自分には何ができるのか、自分のチャームポイントは何か、自分はこうなっていきたいんだ、等・・・を考える時間が無かった方は、ぜひこの機会に振り返ってみてはいかがでしょうか。
経済のダメージを懸念している方が多いと思いますが、目先のお金の事ばかり考えるのではなく、今はまず、健康であることの方が大事です。
このウイルスにかかったら、肺がどうなるのか?後遺症はどうなるのか?等、日本ではニュースになっていない模様・・・英語の文献を読むと、かなり怖くて外出なんかできません。
私は専門家ではないし、まだウイルスについては研究段階なので、私は多くは言いませんが、健康ならば絶対にまた働けます。
第一線でお仕事されている方にありがとう、これからも頑張ってください、とお伝えしたい、そしてそれらの方々に迷惑をかけないよう、ぜひ、皆様、健康面には気を付けて、楽しい「自宅隔離」?を楽しみましょう!
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