こんにちは!はねうさぎです。
年末年始に日本へ一時帰国した時に、たくさんの友達に会いました。
私は、英語を勉強していたことやアメリカでインターンをした経験、結局国際結婚してしまったこと等の理由から、インターナショナルな友人が多い方だと思います。
とはいえ、幼馴染をはじめ、「外国語」や「外国人」とは接点のない生活を送っている友人もいるのは事実。
※ちなみに、誤解のないようにお伝えしますが、ここでは「ガイジン」という言葉は、差別用語としてではなく、親しみを込めて使っています。
そんな彼女たちから、私が「一時帰国でおかしくなっている」とのコメントをいただきました。苦笑
今日は、嫌よ嫌よと言いながらも「ドイツ人化?!いや、ガイジン化?!」してきた自分と、日本へ一時帰国した時に感じたことを書こうと思います。
日本ってすごい!この食品サンプルのリアルさは何?!
日本のファミレスなどに行くと、ショーケースに食品サンプルが陳列されていることが多いと思います。
パスタやさん、お蕎麦屋さん、お寿司屋さん、カフェやデザートに至るまで、その食品サンプルの繊細さは目を見張るものがあります。
昔、食品サンプルを作っている職人さんに焦点を当てたテレビ番組を見たことがあり、「こんな仕事が世の中にあるんだ!もっと早く知っていれば、この職人さんになりたかったー!」なんて思たこともあったくらい、食品サンプルに感動してしまいました。
もちろん、食品サンプルは日本独特の文化だと思います。ドイツでは見たことがありません。
一時帰国中に、友人と一緒に新宿のルミネでランチをしよう、ということになり、色々なレストランを練り歩き、どこで食べようか~?と悩んでいるときに、私はあまりにも繊細な食品サンプルに感動してしまいました。
もう、あれは、アートの領域ですね!
私「この食品サンプル見てよ!この色といい、付け合わせのミニサラダの上に乗ってる玉ねぎのスライスまで繊細!食品サンプルの質が上がっているんじゃない?!」
友「はねうさぎ、頭おかしくなったの?前からだってー」
私「いや、ここ数年で何か変わったに違いない!すっごく素敵!写真撮りたい~」
友「前と同じだって~(苦笑)どうしちゃったの?!なんか変な外国人旅行者みたいだよ?!」
と言われてしまいました~w
でも、日本のもっとすごいところは、これらの食品サンプルとほぼ同じ内容の食事が提供されること。
量が少なくも多くもなく、本当に食品サンプルと同等のリアルな食事が提供されます。
海外だと、稀に、メニューに写真が載っていることはあるのですが、実際に注文してみると・・・あれ?なんか写真と違う・・・なんてこともありますからね。
レストランに音楽が流れている!いい感じ~!
Photo by Mohammad Metri on Unsplash
実はこれ、ドイツに移住したばかりのころ「なんでドイツのレストランって、音楽が流れてないんだろう?静まり返っていて、家で食事しているみたいで気味悪い」と思ったことがありました。
日本のみならず、アメリカにいたときもレストランでは音楽が流れていたという認識だったので、ドイツの「なぜ?!」のひとつに数えられるのですが、奇妙です。
とはいえ、その「音楽無し」の生活に慣れてしまっていた私。
私はレストランでは程よく音楽があった方が好きなので、日本のレストランは素晴らしい――!と思ってしまいました。
ラーメン屋さんではジャズが流れていたり、お蕎麦屋さんでは演歌?!が流れていたり、居酒屋ではヒット曲等・・・たまに「え?!このセレクション?!」と思うことはありますが、適度に音楽が流れている環境で食事をするのは楽しいです。
それが、ドイツのレストランでは、シ~~~~んと静まり返っていることがほとんど。
お客さんがまばらだと、余計に静かに感じてしまうし、反対に、グループなどがいて、酔っ払い気味だったりすると、人々の声が店内に響き渡って不快だし、聞きたくもない話が耳に入ってきたりもするので、「やはりレストランでは音楽があった方がいいな!」と思います。
アメリカだと「あ!この曲好き~!」とか「この(使われた曲の)映画見た?」などと、話が広がることも。
ドイツでは、あまりそういう会話に発展しないのが、個人的には残念に思っています。
とにかく全部かわいい!でも店員さんの呼び込みがウルサイ?!
女性なら、大抵の方はショッピングが好きだと思います。
私も大好きです。
特に、日本で売られているものって、総合して本当にかわいいですよね!
でも、もちろん、はねうさ夫はショッピングが大嫌い。
そんな中でも、一時帰国の時は私のショッピングに付き合ってくれることもあります。
ただ、はねうさ夫が「あのショップの店員は何を叫んでいるの?すっごく耳障りなんだけど」とのこと。
そうそう!
ちょっと鼻にかかった高めの声で、「いらっしゃいませ~~~~ぇ!」
「どうぞ、ご覧くださいませ~~~~ぇ!」×2~3・・・リピート!
店頭で叫んでいるのはとっても不思議。
「ちょっとかわいいかも」と、洋服を手に取った瞬間に横に来て、「ご試着もできますので!」とか「人気商品で品切れだったんですけど、きょう再入荷したばかりなんですよー!」と言われた時には「・・・・・・」となってしまう私。
っていうか、買い物中に話しかけないでほしいのーーー!
「もう40過ぎてるから、自分の好きなモノやほしいものは、わかっているんですー!」、「アドバイスがほしい時には呼んで質問しますから―!」と思ってしまうワタクシ・・・。
そして、店内には購買意欲を掻き立てるように?!ダンスミュージックがガンガンにかかっていたり・・・と、落ち着いて買い物できない><
ドイツのショップは、店内に入った時に「ハロー!」と挨拶はするものの、かなり放置されまくりです。
いちいち横に来て「これがオススメです」とか「ほかの色もありますよ」とか説明しません。
もちろん、デパートなどで長い間同じショップで色違いのものを真剣に選んでいたりして、店員さんと目が合えば「お手伝いしましょうか?」とか「何かお探しですか?」と声をかけられることはあります。
でも、アドバイスが不要だと伝えれば、どこかへ消えていきますw
このつかず離れず、でもお店には存在しているよ!っていうスタンスが私には心地よいです。
ノルマがあるのかわかりませんが、日本のショップ店員さんは、あんなに叫ばなくても良いと思いますね。
絶対、海外から来た旅行客は「なんか店頭で叫んでいてウルサイ!」って思っていると思います。
日本では公共の場で鼻水をかまない?!
クリスマスの後から風邪気味だった私。
飛行機に乗って、耳もやられ、お正月は体調不良でぐったりゆったり過ごした私ですが、風邪のせいで、鼻水がでまくっていたのです。
両親からも「よくそんなに鼻水が出るね!」と言われたくらい、かみまくっていた私。
だって、垂れてくるし、鼻をかんでもすぐに詰まってきて呼吸が苦しいし。
そんな私は、街を歩きながら鼻水をかんでいました。
これって、実はドイツでは普通で、レストランでも、駅でも、道でも、とにかく場所を特定せず、鼻水をかんでよいのです!喜
はじめは、カワイイドイツ人のお姉ちゃんでも「ブーーー!」と鼻水をかんでいる光景と、その音に驚きましたが、これって、逆にまわりを気にせず、鼻かんでいいのね!と思い、とっても嬉しくなった私。
これって、お国が変われば文化や習慣が変わるのと一緒で、日本と同様、「キタナイもの」を出す行為やその音に関して、人目のつかない場所で・・・とか聞こえないように・・・という配慮をする国もあります。
でも、ドイツはそんなことなく、逆に鼻水をずっとすすっている音が聞こえる方が嫌なんだとか。
なので、一度で出してしまおう!場所はどこでも構わないよ!ってわけですw きっと。
「日本もそうなればいいなあ~」なんて思いつつ、歩きながら鼻水をかんでいた時には、もちろん音は最小限にしてましたし、電車が通った時に一気にかむ!とかを実践していました^^
自分では、「俄然純日本人!日本の心は忘れていないぜ!」と思っていますが、はねうさ夫と一緒に行動していたこともあるし、自分の知らないところで、なんか日本で生活している人からみると行動が「不自然」なんでしょうね・・・日本では、かなりの確率で日本人に思われませんでした。。。(最近はアジアからの観光客の方も多いですしね)
少し寂しさを感じますが、それだけドイツの生活に馴染んできたという事でしょうか。
それは良いことですよね!?
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