こんにちは!はねうさぎです。
「間違っても良いから気にしないで!」
これは、昨日私がある人から言われた言葉。
実は、今週に一度だけ、ドイツ人のお子さんにプライベートレッスンとして、その子のお宅で日本語を教えています。(※追記:2020年に入ってから教えていません)
昨年の9月から始め、かれこれすでに5ヶ月が経とうとしています。
昨年の11月にドイツ語の語学学校も終了たため、この、週に一度だけの「外とのかかわり」は、私にとってとても重要であり、少し緊張するところでもあります。
なぜなら「ドイツ語漬けの半日となるから」です。
でも、そのお子さんのお母さんがとても良い方で、彼女自身も17歳の時にドイツへ来たという「外国人」。出身はキルギスタンで、母国語はロシア語とのこと。
外国人としての苦労や、言語習得の難しさを身を持って体験している彼女は、私の超ド・へたくそなドイツ語を辛抱強く聞いてくれます。
そして昨日言われたこの言葉。
私は、とっても感激してしまいました・・・・「そうだ、それが語学学習の原点だよなあ」と。
でも、そんなことを直接言ってくれる人は、驚くことに、ドイツに来てから今まで誰一人としていなかったのです。
日本人は完璧に話そうとしている?!
先日、はねうさ夫の大親友が遊びに来ました。
アメリカ人とドイツ人のいわゆる「ハーフ」の彼は、ドイツ語、英語、ロシア語がはなせるそうです。(ロシア語は留学にて習得)
昨年、イギリス人の女性と結婚し、今はイギリス人の彼女がドイツ語を勉強しているそうなんですが、彼らはイギリスに住んでいるということもあり、彼女もなかなか上達せずに悩んでいる様子。
そして、私に一言質問。
「はねうさぎにとって、ドイツ語の何が、どこが難しいの?」
私は、もちろん、「全部!!!(笑)」と答えましたが!
まあ、その後に、動詞の変化が多くて覚えられないこと、冠詞の変化と前置詞、過去形の動詞の位置が英語と違うので、とっさに口にできない等のことを伝えました。
そのときに、はねうさ夫が、「日本人は、完璧に話したいと思うがあまり、失敗を恐れて練習することの大切さを学ばないんだ」と言い出しました。
う~~ん、どうなんだろう。
個人的には失敗を恐れて・・・というより、話すチャンスが無いことや、リスニングが難しいことの方が学べていないなあ・・・と思っていたのですが。
でも、ドイツ語って、英語と違って、単語の羅列や、カタコトのサバイバルドイツ語では、言いたいことが伝わらないのがトリッキーなところ。
なので、確かに、「完璧を目指している」わけではないのですが、「それなりに通じる言葉で話したい」という気持ちはあるのかなあと。
英語はシンプルですが、ドイツ語は文法が法則化されていて、それに沿っていないと理解が難しい言葉である気がします。
つまり、カタコト(失敗しまくり)では伝わらない言語なんだよな~、という印象だったのですが・・・・どうなんだろう。
でも、はねうさ夫の言うように、これって「泳げるようになったらプールに入ります!」って言っているようなもの。
少し反省です。
単語や言葉がわからないときの対策を立てる
私が、英語を勉強していた時に、単語がわからない時によくやっていたテクニックとして、「その言葉を別の簡単な言葉で説明すること」を実践していました。
例えば「イチゴ」という言葉がわからなかったら、「赤い果物」「小さい」「牛乳と一緒に食べるとおいしい」「何かのベリー」とか、そういったことです。
で、相手が「それはイチゴだね!」とわかってくれたら、「そう、イチゴ」とリピートする。
今回、ドイツ語でその「単語がわからない」現象が起こったのですが、それを説明するだけの語学力が無かった・・・・・・・ちーん><
それで、「えーーーと」と沈黙になってしまったのです。
単語の頭文字のところはわかったのですが、発音の仕方がわからない。
そして、その時言われたのが、「間違えても良いから気にしないで!」という言葉。
なんか、目からうろこだったなあ~~~~感激してしまって。泣けてくる。
頭ではわかっていても、そういう風にちゃんと言ってくれると、すごく励ましになるものですよね。
ちなみに私が言いたかったのは、「彼女はスコットランド人で~」というこの「スコットランド人」というところなんですが、まず、ドイツ語でスコットランドは「ショッ(ト)ランド」という聞きなれない発音になってしまうわけなんです。
そして、「◯◯人(国籍)」と言うときに、女性と男性では、単語が異なります。
例えば、この「スコットランド人」は、der Schotte(男性), die Schottin(女性)。
「イギリス人」と言いたいなら、der Engländer(男性), die Engländerin(女性)・・・。
もちろん、日本人女性である私は「ヤパーネリン(Japanerin)」となるわけです。
なので、その「彼女はスコットランド人」という超単純な文章が言えなかったのです・・・・泣
カタカナで単純に発音すると、「ショッティン」(スコットランド人女性)となるらしい・・・汗
ショッティン、ですよ、ショッティン・・・誰がこの単語がスコットランド人の女性と結びつくのか?!!?
「あーー!ドイツ語難しい!」というと、彼女が「わかる!!」と一言(笑)
ドイツ人ネイティブにこれを言っても、「少しずつ頑張ればいいよ」とか言ってくれるのですが、共感度が全く違う!!w
日本人が外国語を話すときの声の大きさ
自分も人のことは言えないのですが、やはり自信がないと声が小さくなってしまうんですよね。
これは、日本人の英語学習者に多い傾向で、堂々と話していない。
ドイツ語の場合は、日本語と同じでほとんどリズムもなく、オカタイ単語と単語の間が切れ切れになりがちな言語です。(とはいえ、超ハイスピードで喋るドイツ人のドイツ語は、つながって聞こえますが!!)
英語の場合は音楽のようなリズムや抑揚とリエゾンがあり、堂々と大きな声で話すだけで、とっても英語らしい音に聞こえるからあら不思議。
ドイツ語学校に通っていた時に思ったのは、中国や南米、また他の英語圏から来たクラスメートは、わからないなりにも声のボリュームが十分で、聞きやすいドイツ語だったなあと思っていました。(もちろん、個人差はあると思いますが)
日本語はあまり口まわりの筋肉を動かす必要が無いので、ついついボソボソと話がちになってしまうのですが、ある意味、堂々と話す「変な自信」も必要かもしれません。
やはり、オドオドしたような話し方だと、相手にも伝わりにくいように感じます。
正直、ドイツに来たばかりの時は、こんな日が来るとは想像もしていませんでしたが、「一緒に現地の言葉を話せる存在」がいるっていいなあ~!と実感しました。
※夫や家族は別腹?!です、はい。
彼女は英語もほとんど話せない(と、本人が言っている)ので、メッセージのやり取り(文章)から会話まで全部ドイツ語です。
私にとっては、こういう人の存在はとても大切で、「間違えても良いから気にしないで喋って!」と、言ってくれたことに関しても、本当に感謝しかない、と心が震えた出来事でした。
間違えても良いから、ドイツ語、もう少し頑張ります!
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