こんにちは!はねうさぎです。
海外旅行が大好きな私は、旅行先の国の現地のスーパーへ行って、「どんなものが売られているのか?」「価格帯はどんなものなのか?」なんていうことをチェックするのも旅行の楽しみの一つとしています。
今回は、私の経験と失敗?!をもとに、ドイツ生活をこれから始めようと考えている方や、ドイツへ旅行しようと思っている方に、ドイツのスーパーマーケット事情をお伝えしたいと思います。
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【その1】ドイツのスーパーの買い物カートはコインを入れる
日本でスーパーに行って買い物をするときは、買い物かごに買いたいものを入れ、そのままレジに並びますよね。
ドイツのスーパーは、買い物カートにコインを入れる必要があります。
大きな都市中心部等のスーパーですと、手持ちの買い物かごが準備されている場合もありますが、郊外にあるようなスーパーの場合には、大きな買い物カートしかなく、さらに、鉄の鎖で連結されているこのカートにコインを入れて(差して)、鎖を分離させる必要があります。
コインを挿入する場所は、鎖でつながれた部分の手前、または、カートの持ち手の右手に差込口がありますので、「カチッ」とクリックされた感覚があるまで差し込みまます。
コインを入れると、鎖が外れる仕組みです。
使えるコインは大抵50セント、1ユーロ、2ユーロコインに限定されています。
ですから、財布の中にこれらのコインが無い日には・・・・キビシイです。
よくわかりませんが、こうしないとドイツ人は買い物カートを持っていってしまったり、所定の場所に返却したりしないからだと言われています・・・適当すぎるぜドイツ人。
ちなみに、このコインは返金されます。
買い物を終えてカートを戻すときに、カートの持ち手の(大抵は)右端の先にチェーンの差込口があるので、最前列のカートのチェーンを自分が使ったカートの差込口に入れると、挿入したコインが戻ってきます。
【その2】ドイツのスーパーのレジに注意
おそらく、ほとんどの日本人が初めてドイツに来て驚くことは、「スーパーのレジがベルトコンベア式(?)」であるということでしょう。
このベルトコンベアのようなシロモノ、ドイツ語で「Kassenband」(カッセンバンド)というらしい。
日本だと、レジ係りの方が商品をスキャンして別のかごに入れてくれ、(袋をくれるところもありますが、最近は有料だったりして、そのままスルーの場合もあります)、料金を支払い、別に用意された袋詰め用のカウンターの上で商品を袋に詰めて完了、と言うパターンが多いと思います。
でも、ドイツのスーパーは違います。
買いたいものをカートに入れて、その後にレジに並ぶのですが、ドイツのレジ係りの方々は、椅子に座って商品をスキャンしていきます。
立ち仕事じゃないところが、日本とは違いますね!
さて、買い物客は、このカッセンバンドの上に、自分の買いたい商品を買い物カートから出して並べる必要があります。
※お水やビールなどをケース買いするときは、1本だけレジ係りの人に渡して本数を伝えれば、ケース内のボトルすべてをカッセンバンドに並べる必要はありません
前後の買い物客と自分の商品を区別するために、仕切り用の棒?のようなものがありますので、それをベルトコンベアに置きます。
問題は、精算の時です。
レジ係の方が商品をどんどんスキャンして、そのまま会計後のベルトコンベアに流していくのですが、ここで、袋にどんどん入れていかないと、時間がかかってしまい、商品が散乱した状態でお金を払わないといけなくなります。
最悪なのは、前の人がモタモタしていると、私が商品を袋やバックパックに入れる時間が無い!のです。
ですから、自分の順番の時も緊張が走ります・・・・。
「買い物商品袋詰め競争なのか?!」っていうくらい素早く入れていかないと、後ろに待っている人達からの視線がイタイのです。
実際に、”Moment – ich glaube, ich hab’s klein”(ちょっと待って、確か小銭があったはず)・・・と言ってモタモタしているお年寄りを見ると、レジに並んでいる買い物客のストレスはマックス!
また、きっちりと袋に商品を詰めたいドイツ人もいるようで(私もこのタイプなのですが)、よく見かけるのは、カートを車まで持っていき、車の中できちんと整列させて詰めています。
ちなみにドイツのスーパーでは袋は有料ですので、持参するか、忘れた場合には購入しましょう。
ベルトコンベアになっているレジ台の下に、紙袋、プラスティックの袋、布袋などが置いてあり、こちらを商品と一緒にカッセンバンドに乗せれば、購入の意思とみなされます。
【その3】スーパーのレジでの割込みや列を譲る
以前、飲み物1本だけ購入しようとしていた人が、何も言わずに当たり前のように私の前に割り込んできました。
確かに、ドイツのスーパーでは、購入する商品が少ないと前の人が割り込みさせてくれたり、逆に後ろの人の商品が少ないと、「前に行かせてくれ」とか言われたりすることがあります。
ドイツに移住したばかりのころには、この勝手がわかっておらず、「何だよ」と怒っていたのですが(とはいえ、ドイツ語で何か言うこともできずフラストレーションが溜まる)、この「ドイツでの暗黙の習慣ルール」を知ってからは、購入商品が少ない方やお年寄りに「先にどうぞ」と言えるようになりました。
とはいえ、自分もたくさん買うけど急いでる時ってありますよね?
なので、基本は一声かけるのがマナーかな~と私は思っています。
いくら購入商品がたったひとつであっても、前の人に無言割込みされるのは、やはりどの国にいても気分が良いものではありません。
【その4】障碍者用車両の駐車スペースに車を停めてはいけない
これは、日本でも当たり前のことではありますが、ドイツはすっごくすっごく厳しいです。
仮に、レンタカーでドイツを旅行して、スーパーで買い物をしようとしたときに、駐車スペースが空いておらず、この車いすマークのある駐車スペースに健常者が車を停めてしまったら・・・大変です。
見つかった時には、即罰金数百ユーロ+レッカー代も自腹。
基本的に、この障がい者駐車スペースに停めることのできる車は、パーキングパーミットが無いと駐車することはできません。
これはスーパーに限らず、ドイツの駐車場及び路駐エリアでも同じ考え方ですので、「数分だけだし、大丈夫」「マークが見えなかった」等ということは絶対に通用しませんので、気を付けましょう。
【その5】ペットボトルのリサイクルマシンの注意点
ドイツのスーパーには、ペットボトルのリサイクルマシンが設置されています。
リサイクルマシンというか、ペットボトルを入れるとデポジットが返金される仕組みなので、そのデポジットを受け取るためのレシートのようなものが発行される機械という感じでしょうか。
環境問題に関して真剣に取り組んでいるドイツは、環境問題対策にいち早く取り組んだ国としても有名です。原発に依存しない発電システムの普及や、容器包装のリサイクル法の充実などがあげられます。
ペットボトルや空き瓶のデポジットシステムもその一つ。
ペットボトルのジュースやお水を買うときに、リサイクル費用を余分に払い、空の容器を返却するとそのお金が戻ってくるという仕組みで、その空容器を回収するマシンがスーパーにあるというわけ。
ドイツではこのデポジットのことを「Pfand」と言い、ペットボトルに「Pfand」可能かどうかが記載されています。
大抵のペットボトルは、25セントが返金されますので、4本ですでに1ユーロになりますね。
ペットボトルをマシンに1本ずつ入れて、最後にボタンを押すと、レシートのような紙が印刷されて、返金金額が表示されていますので、それを買い物の際にレジに出すと、買い物金額から差し引いてくれます。
ここで、注意点なのですが、ペットボトルのラベルを剥がしてはいけません!
日本ではペットボトルを回収する時にはラベルとキャップを剥がして別にしますが、ドイツでは、ラベルにバーコードがあり、そのバーコードをこのデポジットマシンが読み取るので、絶対にラベルを剥がさないようにしましょう!
また、キャップも外す必要がありません。
私は、良かれと思って、ラベルをはがして持っていって「デポジットは返金されません」と言われてしまった・・・・そして、はねうさ夫に「なんでラベル剥がしたんだ?!怒」と注意される始末・・・(トホホ)
ドイツでペットボトルを返却するときは、気を付けましょう!!
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