こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。
ドイツ観光のガイドブックの表紙に良く選ばれるロマンチック街道を代表する街ローテンブルク。
第二次世界大戦中に町の40%を破壊され、その後も米軍による攻撃が計画されていたと言いますが、ローテンブルクの素晴らしさを母親から聞かされていた米国国防省副長官ジョン・ジェイ・マックロイの命令で砲撃が中止され、全壊を免れたと言われています。
現在では美しく修復され、今でも中世の趣を残す小さな町は、日本人だけでなく世界中の観光客を魅了しています。
私も日本から家族ご一行様が来ており、10代の姪っ子と甥っ子合計3人の子供もドイツへ来たため、皆で電車に乗って一緒にローテンブルクへ行ってきました。
今回は、子連れでも楽しいローテンブルクのお勧めスポットをお伝えします。
ロマンチック街道の街ローテンブルク!名前は知ってるけど場所は?
ローテンブルクは、南ドイツのバイエルン州にあり、お隣のバーデン=ヴュルテンベルク州にも非常に近いです。
フランクフルト(空港)を拠点に電車で移動する場合には、ICEでヴュルツブルクまで移動(宿泊)してローテンブルクへ移動、またはICEでニュルンベルクまで移動(宿泊)してローテンブルクへ移動がおススメ。
または「ロマンチック街道バス」を利用するのも良いと思います!
ミュンヘンを拠点に電車で移動する場合には、ICEでニュルンベルクまで移動して、ローテンブルクへの移動もできます。
ちなみに、日本で「ローテンブルク」というと一つの場所しかささないと思うのですが、ドイツには別のローテンブルクがあるので、正確な地名で電車などを検索する場合には「Rothenburg ob der Tauber」で検索しましょう。
ローテンブルク中央駅から旧市街地の入り口Galgen門までは徒歩で10分ほどです。
【ローテンブルクへの移動スケジュール】ドイツの別の街から日帰りでローテンブルクへ
私の家族には、ヴュルツブルクに滞在してもらい、そこを拠点に、ニュルンベルクやローテンブルクへ日帰りで行くという方法にしました。
荷物を持って別の街へ移動し、ホテルにチェックインするのはなかなか体力が必要です。
同じ場所に連泊すれば、荷物をその都度パッキングする必要もないですし、勝手もわかってきて、旅行がしやすくなります。
何と言っても民族大移動か?!というくらいの大人数グループ(私達を含め3家族一緒の行動)でしたので、車では移動が難しかったため、割引価格でバスからトラムから電車から乗り放題になる「バイエルンチケット」を購入し、ローテンブルクまで移動しました。
ここで注意が必要なのですが、平日の場合、バイエルンチケットは朝の9時からしか使用できません。
よって、宿泊したホテルから9:00のバスに乗り込み、ヴュルツブルク中央駅まで移動。
その後、ローテンブルクまで電車で移動しました。(途中1度乗り換えあり)
移動時間だけでも片道で1時間半くらいはかかります。
連日の観光からくる疲れや、ホテルに戻って夕食を取る時間やシャワーをする時間を考慮すると、実際にローテンブルクで過ごす時間は約半日。
時間には余裕を持ちたい反面、綿密な計画が必要となります。
ご参考までに私たちのスケジュールをお伝えします:
9:00にヴュルツブルク出発~11時前にローテンブルク到着
~マルクト広場~市庁舎タワー
ランチ
~クリスマスショップ~テディベアショップ
~プレーンライン~公園
ローテンブルク駅から16:00の電車に乗り、ホテルへ到着17:40頃
各々の自由時間(私は夕食の準備、はねうさ夫と子供たちはプールへ・・・)
19:30 我が家で皆で夕食
というスケジュールでした。
お子さんたちが飽きない、外で食事をする予定の場合には、もう少し長く観光できると思います。
とは言え、大人も歩き疲れますから、無理のない観光計画を!
ちなみに、子供たちの年齢は、17歳、14歳、11歳でした。
子供と一緒 に行くローテンブルクオススメ1:市庁舎のタワーに上ろう
高所恐怖症の方がいない限り、ローテンブルクの市庁舎のタワーにのぼるのがオススメです!
ローテンブルクは、ドイツ人が選ぶドイツの美しい街ランキングの上位にいつもランクインしており、ドイツ
内外が認める、中世の街がそのまま残る可愛いメルヘンの街。
また、ローテンブルクの市庁舎は、正面部分がルネサンス様式、アーケードがバロック様式、塔のある建物がゴシック様式、という風に、時代によって異なる3つの建築様式がミックスされているユニークな建築物で、とても興味深いです。
街歩きをしながら可愛い建物を見るのも楽しいですが、52メートルある市庁舎のタワーの上からは、市内を一望することができるので、ローテンブルクの全景を360度パノラマで楽しむことができます!
ローテンブルクの市庁舎タワーののぼり方
市庁舎タワーの階段は210段あるそうです。
市庁舎タワーの入り口が少しわかりずらいので説明します。
- 市庁舎のマルクトに面した側にタワーへの入り口のドアがあり看板が出ていますのでそこから入ってらせん階段を上っていきます。
- おもーいドアを開けるとホールのような場所に出ますのでそこに回転式バー式のゲートがあるのでそこから入って上って行きます(以下写真がゲート)。
- 緑色のランプが点灯していれば入場可能。
階段を登り切った場所に料金所があるのでそこで料金を支払ってはしごに上り、展望デッキにあがります。
料金の支払いは現金のみでカードは使えません。
最後の階段は、階段と言うよりハシゴのような感じで、「えー!?これ登るの?!」と思いますが、塔から眺める景色は最高です。
ハシゴのような階段を上りますので、女性は、絶対にスカートで行ってはいけない場所です!服装に気を付けましょう。
私の母も70歳ですが、登って下りることができました。
足腰がまだ大丈夫なシニアの方でも、ゆっくり登り降りすれば、安全に行けると思います。
料金は一人2ユーロ。2.50ユーロ(2023年5月最新)18歳以下の子供は1ユーロでした。
お昼時に休憩時間?!があり、その時間は登れませんので、開いている時間帯にご注意を。
また、タワーにのぼる入口に、入場ゲートのようなものがあり、一定の人数を超えると赤いランプが点灯し、出てくる人を待って入場することとなりますので、グループで登る時には中止が必要です。
実際、私の弟は最後まで取り残され、結局登るのを諦めました。
ローテンブルクの市庁舎タワーのオープン時間
【登れる時間帯は以下参照】
1月~3月/11月
土曜日・日曜日は12時~15時
2023年4月1日(土)~2023年11月5日(日)まで
毎日
午前の部 9:30~12:30
午後の部 13:00~17:00
クリスマスマーケット期間中
毎日11:00~18:00(金・土・日は午後19:00まで)
子供と一緒 に行くローテンブルクオススメ2:Käthe Wohlfahrtクリスマスショップ
子供だけでなく大人もメルヘンの世界にどっぷりハマル事の出来る「ケーテ・ウォルファルト クリスマスショップ(Käthe Wohlfahrt)」。
365日クリスマスなこのショップは、お店の入口はもちろん、中には「ドイツクリスマス博物館」まである(有料)、クリスマスのディスに―ランドと言っても良いような、夢の世界を提供しています。
日本人のスタッフさんがいることもあるので日本語でアドバイスを受けられますよ。
クリスマス博物館は、大人は4ユーロ5ユーロ(2024年最新)、子供は6~11歳まで2ユーロ。ファミリーチケットもあります。
こちらがドイツクリスマス博物館のホームページですのでチェックしてみてください(ドイツ語のみ)
また、ショップで販売されているクリスマスオーナメントは、種類が多すぎて、選ぶのがとっても難しいほどです。
大きなクリスマスツリーや、仕掛けおもちゃは子供にとっては見所そのもの!
特に女の子のお子様と一緒だと、何時間もこのお店に滞在することに・・・苦笑
子供と一緒 に行くローテンブルクオススメ3:テディベアショップ(Teddyland)
私の一番小さい姪っ子はドイツ2回目。
他の子供たちは初めてだったのですが、今回のローテンブルクのリクエストは、その姪っ子から「また行きたい!」とのことで行きました。
一番のお目当ては、この「テディベアショップ(Teddy Land)」。
お子さんによって、ぬいぐるみやテディーベアに興味がない子もいるかと思いますが、こちらのテディベアショップでは、ドイツを代表するテディベアブランド「Steiff」をはじめ、他のメーカーのくまさん達もたくさんお店に並んでいるので、色々なテディーベアを見たい方にはオススメです。
私は、友人が出産したばかりなので、ちいさなテディーベアの「ガラガラ(ラトル)」をプレゼントとして買いました。
日本語のホームページもあります。
【所在地】
Herrngasse 10, 91541 Rothenburg ob der Tauber
私の姪っ子は、教会が好きじゃないらしく(怖いらしい)、なかなか教会の中や中世犯罪博物館などへは行くことができなかったのですが、テディーベアは好きなようです。
子供と一緒 に行くローテンブルクオススメ4:ブルクガルテン
ローテンブルクは可愛い街並みを見ながら街歩きをするのも楽しみのひとつです。
そして、ローテンブルクにはいくつか公園があり、そのひとつとしてブルクガルテンがオススメです。
ブルクガルテンに入ると、左手の南側には、街の南部から二重橋で結ばれたタウバー渓谷やコーボルツェルの教会などが一望できます。
手入れされたお庭にたくさんの花が咲いていて、とてもきれいです。
その日により、音楽を演奏する人がいたりして、平和な空気が流れています。
子供と一緒にきれいな景色をみてベンチで休憩するのにオススメ!
子供と一緒 に行くローテンブルクオススメ5:プレーンライン
絵葉書や、ドイツの観光ガイドブックの表紙を何度も飾るローテンブルクの街並みの写真、そうです、それは「プレーンライン」と呼ばれる、街で一番人気がある(写真撮影の?!)場所。
コボルツェル門とジーベル門に挟まれるように、小さな井戸とカラフルな木組み様式の建物が見え、その左右には、美しく修復された民家が並んでおり、中世にタイムトリップしたような気分になります。
太陽の光によって、見る色や建物の影が移り変わり、何度シャッターを切っても、また写真を撮りたくなってしまうという、魅惑の場所です。
狭い石畳みの道を、現在の自動車がせわしなく通っていく様子をみると、少し不思議な気持ちになります。
道の両脇には、お土産屋さんやカフェ、アイス屋さんなどが立ち並んでいるので、夏場ならちょっと休憩に、子供と一緒にアイスを食べるのもいいですね!
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