こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。
ミャンマーは、その豊かな文化遺産、壮大な自然景観、そして温かい人々で知られる国です。
仏塔や寺院が息づくバガンの古都、インレー湖の美しい景色とそこで暮らす人々の営み、そしてゴールデンロックの神聖なる場所など、見どころが数えきれないほどあります。
※この記事は2019年のミャンマー旅行の魅力をご紹介しています。
今回は、魅惑のアジアの国、2019年に旅したミャンマーのハイライトを振り返りながらお伝えします。
ミャンマーへのアクセスやビザ、旅のルートの決め方
ミャンマー入国に必要な書類(2024年5月現在)
ミャンマー入国に必要なビザの取得について(マルチビザまたはシングルビザ)
現在、ミャンマーに入国するためにはビザの取得が必須です。
商用ビザ取得には、関係省庁や投資委員会等の推薦状:レコメンデーションレターの写しが必要です。
観光ビザを含む新規ビザの取得方法やeビザ取得方法等については、ミャンマー大使館にお問合せすることをお勧めします。
- 以前までは提示が求められていた、ワクチンの接種証明書/新型コロナウイルス陰性証明書は2023年7月1日より、廃止。
- COVID-19 医療保険の加入書類は2014年3月1日より、不要。
実は、日本で最も有名なミャンマー人のアウン・サン・スーチーさんが民主化を進め、ビザ免除となったのですが・・・。
在日ミャンマー大使館
住所:東京都品川区北品川4-8-26
HP:http://www.myanmar-embassy-tokyo.net/
TEL:03-3441-9291
Email:contact@myanmar-embassy-tokyo.net
Facebook:https://www.facebook.com/mynembtokyo/
2016年にアウン・サン・スー・チー氏側近のティン・チョウ氏を大統領とする新政権が発足。アウン・サン・スー・チー氏は,国家最高顧問,外務大臣及び大統領府大臣に就任。ミャンマーにおいて約半世紀ぶりに国民の大多数の支持を得て誕生した新政権は,民主化の定着,国民和解,経済発展のための諸施策を遂行。
By 日本外務省ホームページ
これを機に長い長い軍事政権から民主化へとかじを切ったミャンマーは、日本、韓国、一部の中国人に対して、2018年10月より観光目的に限り30日間のビザ免除を実施しました。
ですので、日本のパスポート所持者は、入国審査の際に別の窓口に並んでアライバルビザを取ったり、Eビザの書類が無くても入国することができていました(2019年時点)。
念のため、1泊目に宿泊するホテルは事前に予約しておき、宿泊場所を質問された場合にはこたえられるようにしておいた方が良いでしょう。
私は日本人がビザ免除と知らない入国管理官に当たり「日本人はビザいらないですよね?泊まるホテルも予約しています、ほら!」と言う風に説明することができました。
はねうさ夫は、ドイツ国籍なので、事前にEビザを申請し、その際に政府指定のホテルリストの中から選んだホテルを事前予約していたので、私はホテル名を提示するだけでOKでした。
ビザ免除の条件についての詳細は、ミャンマー大使館のウェブサイトでご確認ください。
ビザ免除に関するミャンマー政府の方針の変更により何らかの問題が起こっても、このブログでは一切責任を持ちません。
さて、ミャンマーの国土は日本の1.8倍と大きいうえ、南北に長い国で、州制度を導入しています。
州によって食事や風習、民族などが違い、様々なミャンマーの顔を見ることができます。
そんな大きな国土を持つミャンマーへ日本からのアクセスは、東京からヤンゴンまでの直行便が就航していますが、私たちはドイツに住んでいるため、今回、ラオス~(陸路)~タイ~(空路)~ミャンマー入りし、最終はヤンゴンからタイ経由でドイツへ戻るというルートを取りました。
ですので、今回は、タイのチェンマイから空路でミャンマー北部に位置するミャンマーでヤンゴンに次ぐ第2の都市・マンダレーに入国し、そこから最終地点のヤンゴンへ移動するルートのお話となります。
多くの日本人旅行者が、ヤンゴン入りして北上し、円を描くように戻ってきて南下、ヤンゴンへ戻るルートをとるかと思いますが、私たちのルートの場合、タイと組み合わせて旅行することが可能ですので、参考にしていただければと思います。
ミャンマーは広大なうえに、インフラがまだ整っていない場所も多く存在しています。
想像以上に移動には時間がかかり、体力も必要ですので、日程に余裕を持ち、しっかりと事前準備していくのをお勧めします。
【私達の旅行ルート】
1. マンダレー(ミャンマー第二の大都市)
2. バガン(3000以上もの寺院施設がある世界遺産の街)
3. インレー湖(水上村や「首長族」などの少数民族が暮らしているユニークな地域)
4. ヤンゴン(旧首都でミャンマー最大の都市。多くの日本企業も進出)
マンダレーからバガンまでは船移動、バガンからインレー湖まではバス移動、インレー湖からヤンゴンまではバス移動しました。
【ミャンマー観光で絶対外せない場所】世界遺産の街バガン
バガンの旧市街は世界遺産に登録されています。
カンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールとともに、世界三大仏教遺跡のひとつと称され、大小規模は異なるものの、3000以上の仏閣や仏塔が存在しています。
バガン観光のハイライトは、その広大な景色と朝日を気球に乗って上空から鑑賞するのが有名な方法で、バガンの遺跡上空に無数のカラフルな気球が飛んでいるのを写真で見たことのある方は多いはず。(乾季のみ)
ただし、この気球での朝日鑑賞はなんと!!おひとり様最低でも$500と言われましたので、私たちは断念しました。(500ドルあったら、また他の国へ旅行へ行けちゃいます!)
残念ながら、現在は仏閣・仏塔の上に登ることが禁止されていますので、ビューイングタワーから鑑賞するのがオススメです。
タワーには入場料USD5が必要ですが、同日であれば何度でもタワーに上ることができます。
タワーから朝日を鑑賞したら、ホテルへ戻り朝食を。その後すぐに仏塔などの観光へ繰り出しましょう!
日中は、乾季と言えども非常に気温が高く、暑いので、少し涼しい朝のうちに観光を開始するのがオススメです。
【ミャンマー観光おすすめの場所】美しいインレー湖
ミャンマー北西部に位置する大きな湖のインレー湖。
標高が高めなせいか、乾季は他の地域よりも涼しく感じ、朝晩は寒いくらいでした。
インレー湖には、水上で生活するインダー族と呼ばれる人々の水上住宅、水上マーケット、水上ガーデン(トマトなどの野菜を栽培している農園)、織物工房、伝統的な漁を行う人々等の生活を垣間見ることができます。
また、インダー族のほかにはシャン族、パオ族、ダヌー族、タウンヨー族などの少数多民族が多く暮らしており、あの幼いころテレビで見た「首長族」の一部の方々もこのインレー湖周辺で生活しています。
同じアジア人なのにすごくエキゾチックに感じてしまうミャンマー。
首長族に会ったときの感動と言ったら・・・文章で表現しきれません!
インレー湖周辺のように自然が豊富で、ユニークな多民族地域を観光するのは、ほぼ単一民族の日本人にとってはすごく興味深いです。
カックーという遺跡まで足を延ばすこともできますが、私たちは時間の問題で断念(片道3時間かかりますので、行きたい場合には綿密に観光計画を練ってくださいね。
【ミャンマー観光おすすめの場所】マンダレー
現在、ミャンマーの首都は、ネピドー(またはネーピードー)ですが、一番の大都市はヤンゴンで、ヤンゴンに次いで大きいのが、マンダレーです。
「マンダレーは見るところが無い」「マンダレーに特別なものが無い」と何度もドイツ人観光客から聞きましたが、決してそんなことはありません!
まず行っていただきたいのが、約160年前につくられた世界で一番古く一番長い木造の橋・ウーベイン橋です。
夕日鑑賞のスポットとして有名ですが、私たちはマンダレーヒルで夕日を鑑賞しました。
マンダレーヒルにある寺院そのものも見ごたえがありますので、お勧めです!
ウーベイン橋で朝日~マンダレーヒルで夕日、またはその逆でもオススメ!と、地元の方が言っていました。
そして、マンダレーには、ビルマ王朝最後の王宮があります。
王宮は城壁で囲まれ、その城壁はお濠で囲まれていて、少しだけ日本の皇居を連想してしまいました。
現在、王宮周辺にはミャンマー軍人の住居及び訓練場になっているようでした。くれぐれも写真撮影などしないように!
また、マンダレーには中国人系のミャンマー人が多く住んでいます。
歩いていると良く見かける中華料理のお店や、ミャンマー初のビール「マンダレービール」の醸造所もあり、比較的リーズナブルで美味しいレストランを見つけることができます。
【ミャンマー観光おすすめの場所】大都市ヤンゴン
言わずと知れた大都市ヤンゴン。
2006からは首都はネピドーに移されたものの、旧首都であり、人口400万人以上が暮らすミャンマー最大の経済の中心地です。
ヤンゴンで、絶対に外せない観光スポットは「シュエダゴン・パゴダ」という巨大で黄金キラキラの寺院で、釈迦および釈迦以前にこの世に現れた3人の菩薩の遺体の一部が納められているという言い伝えがある仏教の聖地。(このページのTOP写真がシュエダゴン・パゴダです)
また、ぶっちゃけ、ボッロボロですが、ヤンゴン市内には美しい英国支配時代のコロニアル建築の建物がまだ残っており、通りの名前も「30th street」など東西ミックスの雰囲気のあるのが特徴です。
個人的には、異臭を放ち顔をしかめたくなるような、ヤンゴンのダウンタウンも「ザ・東南アジア!」と言う感じがして旅情を誘うのですが、近年の注目は、ヤンゴン国際空港からダウンタウンへ向かう途中にある市内最大の湖がインヤー湖周辺にあるオシャレスポットです。
朝はジョギングや散歩をする人を見ることができ、夕暮れ時にはカップルの憩いの場となっています。
周辺にはアウン・サン・スーチーさんの邸宅や大学、大使館がある事から、ヤンゴンの高級住宅街となっており、フレンチ、イタリアン、タイヤンゴン市内のトップレストランもこの周辺に点在しています。
ストリートチルドレンを横目にビールを飲んだと思いきや、5つ星ホテルでは1杯10ユーロのシャンパンを飲むことができる・・・・不思議な世界にタイムトリップした気分になってしまうヤンゴンは、とても刺激的でした。
また、日本企業の投資や進出も目覚ましく、あるレストランではお仕事帰りの現地で働く日本人サラリーマンの方々を多く見かけました。異国の地で、本当にご苦労さまです、と言いたかったです。
ルーフトップバーではこんなオシャレなカクテルもいただけますよ^^(以下写真)
ミャンマーを観光する際の注意点
ミャンマーで注意すること・事前に知っておいたほうが良いことを2つ挙げます。
ミャンマー観光の注意点:その1
国民のほとんどが真摯な仏教徒です。
仏閣仏塔、寺院のほとんどの場所では、裸足(靴下やストッキング禁止の場所も多い)で、肌の露出は禁止されています。
お土産屋さんで購入できるミャンマーの民族衣装「ロンジー」をはいている欧米人カップルもよく見かけました。
男女ともに、ミニスカートや短パンは禁止されていますので、注意してください。
また、寺院によっては「外国人専用入り口」が設けられており、それを知らずに別の入り口から歩いていたら、前方から歩いてきた女性がめちゃ怒っているので何かと思ったら「ここは土足禁止よ!」と言われました。
普通の石畳のような通路だったので、サンダルで歩いてしまっていて、サインなどなかった(読めなかった?!)ので、知らずにとても失礼なことをしてしまいました。
寺院敷地内は地元民にとっては神聖な場所ですので、気を付けましょう。
ミャンマー観光の注意点:その2
ミャンマーには、州制度があることは先に書きました。
そして、州によって「入州税」というものを徴収されます。
外国人観光客のみかと思われますが事実は知りません。
私達は、バガンへ行った時と、インレー湖に行った時の2回、徴収されました。
ミャンマーチャットの現金の持ち合わせが無くても、アメリカドルやクレジットカードなど、何でもオプションを提示され、強制的に支払われますので、事前に知っておいたほうが良いです。
私達はそんな制度があるとは知らず、バガンの船着き場について、タクシーでホテルに向かう途中でいったん車を止められ、チェックポイントで支払うことになりました。
はねうさ夫は、その制度にいら立って、現金をクシャクシャにして係の人に投げつけてしまったくらいです。
ちなみに、こういった怒りを表現したり顔に出したりするのは、ミャンマーではマナーが悪い人、と思われ、かなり印象が悪くなりますのでお気を付けください・・・当然ですが!(良い子は真似しないでください)
これら2点以外は今は思いつきませんが、今まで行ったどの東南アジアの国とも違う顔を持ったミャンマーですので、ぜひ多くの方に楽しく安全な旅を満喫していただければなあと思います。
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