ベルギー・アントワープのオススメ観光5選!グルメ・アート・ファッションを楽しむ街

アントワープ駅

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

ベルギーの都市、賑やかなアントワープは知る人ぞ知る観光地です。

そんなアントワープは、ダイアモンド産業と世界で5番目に大きな港町として良く知られていますが、中世の街並み、ルネッサンスの遺跡、ナイトライフもこの街の魅力です。

また、「スペイン風邪」流行直後に行われたオリンピック開催都市という事で、昨今の東京オリンピックと関連して話題に上ることもありますよね。

アントワープの観光には自転車でまわるのがオススメではありますが、徒歩でも十分回れます。

今回は、私が実際に行ってみた場所、残念ながら行けなかったけど次は絶対行きたい場所の口コミを含めて、アントワープでオススメの観光スポットをピックアップします。

また、この記事では多くは触れませんが、アントワープには多くのファッションデザイナーを輩出している「アントワープ王立芸術アカデミー」というアートスクールがあります。

1986年のロンドンファッションウィークで世界的な注目を集めた「アントワープ・シックス(Antwerp Six)」の活躍により、アントワープはファッションの街としても認識されるようになったのです。

アントワープ・シックスのメンバーのブランドで、アントワープに本店があるアン・ドゥムルメステール、ドリス・ヴァン・ノッテンで、ショッピングを楽しむこともできますよ。

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目次

アントワープ聖母大聖堂(Onze-Lieve-Vrouwekathedraal Antwerpen)

参照:https://www.visitflanders.com

ベルギーのアントワープと言えば『フランダースの犬』を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

あの物語に感銘を受けてアントワープを訪れる方も少なくありません。

『フランダースの犬』は、イギリスの作家ウィーダが1872年に書いた児童文学で、絵画をテーマとした貧しい少年と犬の友情を描いた悲劇として知られています。

そして、物語の舞台は19世紀のベルギー北部のフラーンデーレン(フランドル)地方。

現在ではアントワープ(蘭語:アントウェルペン)に隣接するホーボケン (Hoboken)地域が村のモデルになったと考えられています。

そして、物語に登場するアロアのモデルと思われる12歳の娘が実在した事や、物語の最後にネロを葬った教会が現存する事も確認されています。

その教会というのが、1351 年に建築が開始され、世界遺産にも登録されているアントワープ聖母大聖堂(アントワープ・ノートルダム大聖堂)です。

今まで40カ国以上を旅してきて、色々な教会を見てきましたが、この教会は本当に素晴らしいです!

もちろん、私はゴシック建築が大好きなので個人の好みもあると思いますが、教会のデザインが特徴的で、祭壇の後方部分に大きな空間があり、ぐるっと後ろを回れるというなかなか他にない構造になっています。

もうね・・・すべてが美しかったです❣

また、ルーベンス作品の他、美術家ヤン・ファーブルによる彫刻作品『十字架をもつ男』なども置かれていて、さながら歴史的建造物の中の美術館にいる気分になります。

@haneusagi.com

『フランダースの犬』のアニメーションもモニターで展示(見る事)ができ、とても興味深い大聖堂でした。

偶然、私たちがいたときにパイプオルガンの練習?も聞くことができ、心が洗われる様な気分になりました。

大聖堂への入場は有料ですので、事前に予約するかその場で料金を支払いましょう。

アントワープ聖母大聖堂

Groenplaats 21

2000 Antwerp

T +32 (0)3 213 99 51

info@dekathedraal.be

https://www.dekathedraal.be/en

営業時間

平日:午前10時〜午後5時

土曜日:10 a.m.〜3 p.m.

日曜日:午後1時から午後5時

1月1日を除く毎日

入場料 

個人訪問者:8ユーロ

20人以上、学生、60歳以上のグループ:6ユーロ

18歳未満の子供、アントワープ州の居住者:入場無料

アントワープ中央駅(ANTWERPEN-CENTRAAL)

@haneusagi.com

「世界の最も美しい駅」の一つに選出されるアントワープ中央駅。

ちなみに、ポルトガルの「ポルト・サンベント駅」も選出されており、こちらも数年前に行ったのですが美しかったです(でも個人的にはNYCのグランドセントラル駅が一番お気に入り)。

詳細記事はこちら

余談になりますが、世界の美しい駅という事で興味深いのは、こちらの記事では日本の金沢駅もランクインしています❣

「そんなに美しいなら人生一度は見たい・・・」ですよね?!w

ずっしりとしたドーム型の屋根を持つアントワープ中央駅は、外観も素敵ですし中も美しかったです。

アントワープ中央駅は、1895年から1905年にかけて建設された高架駅である。教会のようなドームの載った石造りの駅舎はベルギーの建築家ルイ・デラサンセリが設計した。巨大な鉄とガラスで構成されたトレインシェッドはクレメント・フォン・ボガードによるもので、長さ185m、高さ44mの大規模なものである。駅への高架橋は地元の建築家ヤン・ファン・アスペレン(Jan Van Asperen)によって設計された。この駅はベルギーの鉄道建築の傑作といわれており、「最も美しい駅」の投票でも常に上位に名を連ねる。(by Wikipedia)

当然ですが、電車でアントワープへ行く方は、すぐに見ることができますし、街の中心部からも迷わずに歩いていけますので(もちろんトラムでも)、アントワープへ行く際にはぜひ見てみてください。

ポルトのサン・ベント駅に関しては以下の記事をご参照ください^^

https://www.haneusagi.com/travel-europe-portugal-port-highlight2019#toc2

グローテマルクト広場(Grote Markt)

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アントワープの市庁舎が隣接するマルクト広場は、旧市街地内にあり、ギルドハウスと呼ばれる中世からの可愛い建物が立ち並ぶ広場で「ザ・ヨーロッパ!」を肌で感じることのできる広場です。

広場の真ん中には、ブロンズ像で飾られた噴水があります。

銅像は、当時の英雄シルヴィウス・ブラボーを称えたものとのことで、彼にちなんで命名され「Brabofontein」と呼ばれています。

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伝説によると、ブラボーは以前アントワープにやってきた商人に関税を要求していた巨人の手を切り落とし、川に投げて打ち負かして英雄となったそうです。

ですので、銅像をよく見ると、巨人の手を持って投げている様子が表現されています。

昼間も、かなりかわいい広場なのですが、夜になると灯りがともり、幻想的でロマンチックな広場になりますので、昼夜両方の顔をお楽しみください!

アントワープで美術館巡りをする!

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アントワープには、興味深い美術館や博物館、ギャラリーが点在しているので、自分の興味のある場所へ行くと良いですね。

コレクションが多かったり、徒歩ですべて回ろうとすると、当然ですが1~2日では回り切れず、私はルーベンスの家の営業時間に滑り込むことができず、見ることができなかったので、次回行く機会があればリベンジしたいと思っています。

ヨーロッパの夏は夏時間があることもあり、日が長くて時間の感覚がおかしくなるので、時間を計算しながら計画するといいと思います!

とは言え、今はコロナと言うこともアリ、多くの美術館がオンライン予約制をとっています。

その日の体調や予期せぬ予定変更などを考えると、個人的には気が向いた時にふらっと美術館に行きたいのが本音なのですが、混雑していなければ当日予約なしでもチケットを窓口で購入できる場合もあります。

MAS(アントワープ美術館)

@haneusagi.com

やっぱりあの外観をどうしても見たい!というあなたへ。

別記事にも書いていますのでご参照ください。展望台もあります。

>>あわせて読む

https://www.haneusagi.com/art-design-belgium-antwerp-mas

アントワープダイヤモンド博物館

©haneusagi.com

世界中の女性のあこがれ「ダイヤモンド」。

でもこの博物館は、ダイヤモンドの歴史や加工手段、産出国などの「データで見るダイヤモンド産業」と言う観点から、男性でも女性でも楽しめる興味深い展示内容になっています。

>>あわせて読む

https://www.haneusagi.com/art-design-belgium-antwerp-diva

ルーベンスの家

@haneusagi.com

美術品に興味がある人はもちろんの事、たとえ興味がなくても、あの「フランダースの家でネロが見たかった」あのルーベンスの家か!というだけでも、せっかく、アントワープに来たのであれば行くべき場所と言って良いでしょう。

ルーベンスが使用していた当時の家具や絵画が展示されており、ルネッサンスや古代ローマ帝国時代のイタリアが大好きだったルーベンス自身が設計、リノベしたという豪邸はみどころ。

ルーベンスは画家という顔以外にも数か国語を操る富豪の外交官だったので、彼が集めたコレクションの数々などもあり、事前知識がない方でも楽しめるはずです。

ルーベンスの家(RUBENSHUIS)

Wapper 9-11, 2000 Antwerpen

地図アプリで場所を見る

公式サイト:https://rubenshuis.be/en

Email: rubenshuis@antwerpen.be

入場料

大人8ユーロ(2021年9月1日より12ユーロ)

休館日

  • 月曜日
  • 1月1日、5月1日、キリスト昇天祭、11月1日、12月25日 ※イースターとキリスト昇天祭翌日の月曜日は開館)

詳細は公式HPでご確認ください。

チョコレートネイション

参照:chocolatenation

ベルギーと言えばチョコレート!

世界最大のチョコレート専門博物館が『Chocolate Nation』です。

館内では、チョコレートの伝統、歴史、ブランド、製品、そしてなぜベルギーが世界的にチョコレートが有名になったのかと言う革新的な技術が紹介されています。

博物館内は、14のテーマ別の部屋に分かれていて、チョコレートについて様々な事を学ぶことができます。

ツアーは、赤道直下のカカオ農園から始まり、カカオ豆を追って世界最大のカカオ貯蔵港であるアントワープに到着します。

巨大なファンタジーマシンでチョコレートがどのように作られるのか、ベルベットのように滑らかな味はどこから来るのかを実演しています。

目で見るだけではなく、体験型の、そしてチョコレートを食べれちゃう・・・そんな楽しみの詰まった博物館ですので、甘いモノに目が無い方はぜひ行ってみましょう。

Chocolate Nation

Koningin Astridplein7, 2018 Antwerpen

Tel:03 207 0808

公式ページ:https://www.chocolatenation.be/

定休日:なし

開館時間:9:45分から18:00まで(最終ツアーは17:00)

料金(オーディオガイドとチョコレートテイスティングパッケージ含む)

  • 大人:16.95ユーロ
  • ユース(12~17歳):15.50ユーロ
  • 子供(4~11歳):11.95ユーロ
  • 学生(18~25歳):15.50ユーロ

プランタン・モレトゥス博物館

参照:Museum Plantin Moretus

プランタン・モレトゥス博物館は、16世紀後半にアントワープを主たる拠点として大規模に印刷・出版事業を手がけていたプランタン社の印刷工場「オフィキナ・プランティニアナ」 (Officina Plantiniana) を利用した、博物館です。

2005年にユネスコの世界文化遺産に登録された、とても貴重な建物です。

現存するものとしては世界最古の印刷機2台や、同時期の印刷用活字一式など、プランタンが活動していた16世紀当時の印刷技術を伝える品物のほか、印刷事業に関わる設備の数々と、印刷事業で巨大な富を築いたプランタン家の住居や工場が保存されています。

私は時間の都合上行けなかったのですが、プランタン社がこだわったと言われているタイポグラフィーにはとても興味があるので、次回リベンジしたいです!

プランタン・モレトゥス博物館(Museum Plantin-Moretus in Antwerpen)

Vrijdagmarkt 22/23, 2000 Antwerpen(地図アプリで場所を見る

Tel:+32 3 221 14 50

公式ページ:https://www.museumplantinmoretus.be/en

開館時間

  • 月曜休館日。※イースターとキリスト昇天祭翌日の月曜日は開館
  • 1月1日、5月1日、キリスト昇天祭、11月1日と12月25日は休館。
  • 10:00から17:00まで。
    12月24日と12月31日は16:00閉館。

入館料

  • 大人(26~65歳まで):8ユーロ
  • ジュニア(12~25歳)とシニア(65歳以上):6ユーロ
  • 12歳未満の訪問者、毎月最終水曜日、アントワープシティーカードでは入場無料。

アントワープでグルメ・ビール・カフェ巡り

@haneusagi.com

アントワープは、細い通りにびっしりとカフェやバー、ブラッセリーなどがひしめき合っていて、一息ついてコーヒーを飲んでも良いですが、カフェでベルギービールを味わうなんてことも普通にできます。

街歩きをしていて、直感的に気に入ったカフェがあれば、ぜひ気軽に入ってみましょう。

働いている方は観光客にも慣れているので、知らないことを質問してみれば色々なビールをオススメしてくれます。

実際に、大聖堂少し横に並んでいるカフェバーのような場所でビールを飲みながら質問したら、ウェイトレスさんからDe Koninckの醸造所ツアーをお勧めされました(笑)

「De Koninck」醸造所ミュージアム

@haneusagi.com

ベルギーはチョコレートやワッフルなどの美味しいスイーツも有名ですが、フルーティーでコクのあるビールも有名ですよね。

その種類も何百種類とあるので、どのビールを飲むか悩んでしまいます。

このDe Koninck醸造所ミュージアムへは実際に行ってみましたので、興味のある方は別記事をご覧ください。

>>あわせて読む

https://www.haneusagi.com/travel-europe-belgian-antwerpen-de-koninck-brewery

お勧めのカフェbar「Cafe Quinten Matsijs」

@haneusagi.com

私達が3日間アントワープに滞在した中でいくつかカフェバーに行ったのですが、一番気に入ったのがこの「Cafe Quinten Matsijs」。

こちらは、アントワープで一番古いバーとのことで(看板に書いてありました)、450年以上の歴史があります。

カフェバーは、細くて静かな小道に面していて、お店の前の通りには植物のモールの様になっていてとてもかわいかったです。

私たちは歩いていて気に入ったのでそのままテラス席に座ってビールを飲みましたが、店内のインテリアも趣があるし、ホームページで見てみたらお食事もおいしそうで、価格も良心的だと思いました。

っていうか・・・HPに日本語がある!!ので、結構日本の方にも人気なのかもしれませんね^^

Cafe Quinten Matsijs(クイントン マセイス)

Hoek Moriaanstraat/Hoofdkerkstraat 2000 Antwerpen

月曜・火曜は休業

公式ページ:http://www.quintenmatsijs.be/jp

Tel: +32 (0)3 225 01 70

Email: info@quintenmatsijs.be

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