【2021.10 コロナ関連情報共有】日本入国に必要なスマホ・アプリの登録利用と準備について

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

今年の4月に父が入院し、急遽一時帰国した時に以下の記事を公開しました。

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上記の記事は、日本政府が必要書類の変更などを行うたびにできる限りアップデートしてはいるのですが、10月に父が亡くなり、再度日本へ帰国する必要があったため「春と同じかな?」と思って急いで準備をしましたが、使用アプリに変更点があったため、今回さくっと共有したいと思います。

これから日本へ一時帰国をお考えの方の参考になればと思います。

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目次

日本入国前に必ず確認しておこう!日本入国前に知っておくべきこと

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日本国籍、外国籍に関わらず、全ての国・地域から日本へ入国する方は以下の準備をしましょう。

厚生労働省のHPからの抜粋ではありますが、日本へ入国する前に確認しておきましょう。

  • 出国前72時間以内の検査証明を取得すること
    ※日本政府指定のフォーマット厳守! 詳細はこちらの記事も参照に(私は今回も、安定のフランクフルトの6時間エクスプレス検査)
  • 新型コロナウイルス変異株流行国・地域(英国、南アフリカ、アイルランド、イスラエル、ブラジル、アラブ首長国連邦、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、フランス、ベルギー、エストニア、チェコ、パキスタン、ハンガリー、ポーランド、ルクセンブルク、レバノン)に過去14日以内の滞在歴がある方については、検疫所の確保する宿泊施設等で入国後3日間の待機をし、3日目(場合によっては6日目)に検査を実施します ※この流行国・地域は常にアップデートされます
  • 入国時には、誓約書を提出するので、その準備をすること
  • 質問票の提出準備をすること
  • ワクチン証明書の写しの準備をすること(ある場合・任意)
  • 検疫所長が指定する場所(自宅など)で入国(検体採取日)の次の日から起算して14 日間待機する滞在場所を確保すること
  • 到着する空港等から、その滞在場所まで公共交通機関を使用せずに移動する手段を確保すること
詳細は、厚生労働省HP「水際対策の抜本的強化に関するQ&A」でご確認ください。

コロナ禍の日本入国前に準備しておくべきアプリ

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誓約書で、14日間の自宅待機を約束しますので、きちんと自宅待機しているかを確認するために、スマホの位置情報を利用してアプリで毎日の健康状態や現在地をレポートするため、スマホを持っていることが入国の必須条件となっています。

スマートフォンを持っていない方は、自費でスマホをレンタルする必要があります(スマホ必須)。

スマートフォンレンタルに要する費用等について、あらかじめ事業者のホームページ等でご確認ください。

空港到着と同時に、ある場所で一旦待機させられ、飛行機から乗客全員の降機が確認できた時点で、「こちらへどうぞ~」と案内され、陰性証明書、ワクチン証明書を持っているかなどの書類の確認、説明、コロナテスト、アプリの設定と確認などなど、4月とはまた違ったステップとなっていました。

日本入国前に以下2つのアプリをスマホにインストールしておきましょう

◆ 健康居所確認アプリ(MySOS)
◆ 接触確認アプリ(COCOA)

また、iPhone以外のスマホをお使いの方は、位置情報の設定も必要となりますので、入国のステップがスムーズになるように書類をよく読んで設定しておきましょう。

私は以下のPDFファイルを印刷して持って行きました。子供に関するルールも書いてあります。

健康居所確認アプリ(MySOS)はAIが不定期にビデオコールしてくる

今回の一時帰国と前回の4月の一時帰国で違ったところは、位置情報を管理する手法・アプリが変わった、というところです。

以前のアプリの使用必須は、

  • OEL(位置情報確認アプリ)の利用
  • SkypeまたはWhatsApp(ビデオ通話アプリ)の利用
  • 位置情報記録の設定・保存
  • メール等による健康フォローアップの回答
  • COCOA(接触確認アプリ)の利用

だったのですが、ビデオ通話アプリとEメールによる健康フォローアップ、そして位置情報アプリを1つに集約したのが「MySOS」アプリだと言えるでしょう。

MYSOSアプリで、毎朝11時~午後14:00までの間にその日の健康状態をレポートし、発熱や体調不良が起こった場合にも、MySOSアプリで連絡を取ることも可能。

ただし、当然ですが、なんどもPCRテストをしていて陰性で、全く至って健康な人には14日間はなかなかストレスです。

まず、アプリが位置情報の確認を求めてきた場合には「I’m here」ボタンをタップしたり、ランダムにかかってくるビデオコールに応答して、AIが要求する人型の枠の中に自分の顔を入れ30秒間映すと言うものです。

特に誰かと話すとか応対するというものではありません。

ビデオコールの数分前には、アプリから「もうすぐビデオコールをかけますので応答してください」のようなお知らせが来ます。

私と夫は大体5分程の時間差でビデオコールがきていたのでですが、多くの場合、ランチやディナーの前のタイミングの事が多く、私がキッチンに立っている間や食事中にコールがあることが多かったので、結構な割合でミスしてましたw

ただ、夫が「来た!」と教えてくれたりして、調理中であっても私もスマホを確認することもできたので良かったです(笑)そこまでする必要があるのかっていう・・・苦笑

コロナ禍での葬儀出席に関して思う事

今回、私は父と最期のお別れをするために日本へ一時帰国しました。

出棺までのスケジュールはまったく知らされていなかったので、すでに色々なイベント(宗派や地域によって亡くなった方への弔い方法はいろいろあるかと思います)は終わっていたと思ったのですが、父は家で待っていてくれました。

コロナ禍ということもあり、家族葬ではありましたが、運よく緊急事態宣言が解除されたこともあり、また父は仏葬だったのですが、お坊さんが私たちをかなり配慮してくださり、最期のお別れをすることができました。

また、今回、母との会話の中で偶然葬儀屋さんから提案された「エンバーミング」を施すことによって、葬儀と出棺を少し引き延ばすことができたことも感謝です。

エンバーミング(embalming)に関しては、以前の記事「ドイツのお葬式・お葬儀に参列することになった時のための情報」で書いていますが、エンバーミングとは、遺体を消毒や保存処理、また必要に応じて修復することで長期保存を可能にする技法で、専門の技術・資格をもったエンバーマーがエンバーミングをするということで、日本では阪神淡路大震災で注目を浴びたそうです。

まさか、地元のドドドド田舎で、それも自分の父にエンバーミングを提案されるとは思いもよらなかったですが、技術の進化には本当に感謝です。

伯父や伯母は考え方が保守的で、エンバーミングには反対、仕方が無いので私が来るまでに火葬したらいいと言ったそうなのですが、お坊さんと家族が決めてくれたので、本当に良かったです。

因みに、日本でのエンバーミングの費用相場は約15万円~25万円らしく、我が家の葬儀屋さんからは「18万円」と言われました。

がん治療ですっかりと髪の毛が抜けてしまった父の顔と、エンバーミングで多少整えてもらったのかな?との想像もあり、父はまるでお坊さんの様な穏やかできれいな顔でした。

自宅で入棺の儀式をしたのですが、最後のお別れまで日本のお葬式一連の流れに関する感想を求められたドイツ人のはねうさ夫w

「正直言ってとても感動(impressive)した。どちらが良いとか悪いかではなく、シンプルに日本とドイツで全く弔い方が違うと思った。故人に対する尊敬の念、丁寧さ、近さが日本の方が深く感じられて、よりエモーショナルだと思った。Opaが無くなった時に、はねうさぎが『彼はどこにいるの?』と何度も聞いてきて、正直質問の意味が分からなかった。でも、今回、彼女がなぜその質問をしたのかわかったし、なぜ彼女が胃を痛くしてまでもビザをとって僕に日本の葬儀に出席して欲しかったのかがわかった。お経は長すぎたけど・・・苦笑」

とのこと。

いや~~~、フランクフルト領事館に泣きついてビザ出していただけて良かったです!

今回日本領事館に、はねうさ夫のビザを即座に発行していただけるようにお願いした時に「最後のお別れだけしたい」と伝えたところ、それがご理解いただけたのかな?と思っています。

ドイツで「最期のお別れ」を経験しなかった自分が感じたことは、これはおそらく、日本と言う国そして日本人が、ほぼ単一民族、かつ、ほぼ「葬儀と言えばこんな感じ」という同じイメージを共有できているからこそだったのではないかと感じています。

とは言え、報道されている内容で、親が危篤で沖縄や九州など遠方に行かなければならなくて、国内線を使えずに諦めてしまった方の話などを聞くと心が痛みます。

自分は本当に本当にラッキーだったとは思いますが、母も「お父さんがみんなを会わせてくれた」と何度も言っています。

コロナ禍になって約2年間、母も兄弟・親戚には全く会えておらず、私も毎年お正月にしか会えていなかった従弟たちにも会えましたし、父は賑やかなのが好きな人だったので、母が言うように本当に父が皆に会う機会を作ってくれたのだと思います。

世界には、このコロナ禍でも、葬儀の出席など、特定の家族の事情の場合は、もちろんコロナテストを行ったうえで隔離期間を免除(葬儀の日だけ外出OKなど)などの特例を設けている国もあります。

「勝手に外国人と結婚して自分で決めて海外で生活してるんじゃないか」と思われる方もいるかもしれませんが、個人的には、たとえこの状況化であっても、すべての人が自分の大事な人とお別れをするチャンスを与えられるべきだと思うし、日本政府にはもう少し人道的な措置を考えていただきたいです。

コロナ禍での一時帰国は、今までとは全く違いますが、基本的な感染症対策の基本を忘れずに、安全な滞在をお過ごしください。

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