こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
昨年の夏ごろに寝違えてから右肩の調子がおかしい私。
始めの頃はただの寝違えだと思って「そのうち治るだろう」と思っていたのですが、数か月たった今もジワジワと肩の内側から痛みがあり、少し腕をひねるような動作や洗濯ものを干そうと腕お伸ばした時に方が痛くて腕が上がらない><
母親に症状を話すと、ひと言。
「四十肩じゃない?」
ししししし四十肩ですと・・・?!
そこまで老いたつもりはありませんが、確かに四捨五入したら50歳という、自分でも信じられないうちに時が経ってしまっていました(はあ)。
日本できちんとした理学療法士のいるクリニックに行こうかと考えていたのですが、父が亡くなった後の書類や名義変更、遺産の手続きなどで忙しかったのと、年末年始も挟んでしまってなかなかクリニック行く時間が取れませんでした。
そこで、せっかくドイツの高い保険料を払っているので、ドイツでゆっくりと診てもらう事にしたのです。
ドイツ語で医者の予約を取るフレーズ例
ドイツで、病院や医者へ行く前にはもちろん予約が必要になります。
ドイツ語で電話予約・・・ハードル高いですよね><
今回は初めて行くクリニックという事で、はねうさ夫に予約を頼んでしまいましたが、電話予約する場合のドイツ語のフレーズ例をこちらに紹介します。
- Hallo, ich möchte einen Termin machen.(もしもし、予約を取りたいです。)
- Hallo, kann ich einen Termin vereinbaren?(もしもし、予約はできますか?)
- Ich hätte gerne morgen um 14 Uhr einen Termin.(明日の14:00に予約したいのですが。)
- Wann kann ich frühestens einen Termin vereinbaren?(一番早くていつ予約を取れますか?)
- Mein Bein tut mir weh.(足が痛いんです)
- Ich kann überhaupt nicht mehr laufen.(もう全然歩けません><)
- Ich habe starke Kopfschmerzen und mein Hals tut weh.(頭が凄く痛いし、喉もすごく痛いです。)
あと、何も言わないと3週間待ちとかザラにあるのですが、ドイツのクリニックで良くありがちな
「Sind Sie privat versichert?」(プライベート保険に入られていますか?)
という質問で、「Ja(はい。プライベート保険に入ってます)」と言うと、「じゃあ今日の午後来てください」とかいう事もあるので、もしプライベート保険に入っている方は初めに伝えるとスムーズかもしれません。
私のようにドイツ語サポートのない方は、事前に言いたい事や聞かれる可能性のある事を紙にメモしておくとスムーズに予約ができると思います(夫のサポートが無いときはこの方法でお店の予約などをする為)。
ちなみに私の場合は「なんで本人が予約の電話をしてこないんだ?」的な質問をされたらしく、はねうさ夫が電話口で「妻はドイツ語の日常会話はできるけど電話には自信が無く聞き間違えたり勘違いするのを防止するため・・・」と説明していましたw
なかなかやるなー、夫よ!(笑)
ドイツで初めての整形外科受診!専門医のドイツ語も
まさかドイツで整形外科にお世話になるとは思っていませんでしたが、電動自転車に乗って転んだこともあるし、骨が折れたり事故にあったりなどなどの可能性はあるわけで、お世話になる確率が高い診療科であることは間違いないでしょう。
整形外科は、ドイツ語でdie Orthpädie(オートペディのような発音)と言います。
ご参考までに専門医のドイツ語は以下になります。
- ホームドクター der Hausarzt
- 内科 die innere Medizin
- 小児科 die Pädiatrie
- 歯医者 der Zahnarzt
- 眼科 der Augenarzt
- 耳鼻科 der Hals-Nasen-Ohren-Arzt
- 皮膚科 die Dermatologie
- 産婦人科 die Gynäkologe/der Frauenarzt
- 整形外科 die Orthpädie
- 外科 die Chirurgie
- 泌尿器科 die Urologie
- 救急外来 die Notaufnahme
また、ご存知の方が多いと思いますが、日本語の「レントゲン」は、ドイツ人の博士の名前から来ており、「die Röntgen(aufnahme)」なのでわかりやすいですね!(oはウムラウト注意)
さて、当日ですが、予約した日時に整形外科へ行き、予約してある旨と名前を伝えました。
すると、保険証を出すように言われるので保険証を出し、初めての訪問だと言うと待合室で問診票に記入するように言われました。
ちなみに、4年もドイツに住んでいてお恥ずかしい話ですが、他の医師や病院からの紹介状の事を「Überweisung」と言うそうで、始め「Überweisung持ってきてますか?」と受付で聞かれて「医療費は特に請求されないはずなのに何を送金(Überweisung)するんだろう?!」と思ってしまい、「あ・・・はい(知らずにハイって行っちゃったw)」・・・だけでその後2回聞き返して、ようやく「Überweisung」=「紹介状」だと知ったのです(苦笑)
- “Haben Sie einen Überweisungsschein von Ihrem Hausarzt?”(ホームドクターからの紹介状はありますか?)
初診の場合、ここまで丁寧でないかもしれませんが受付で紹介状の有り無しを聞かれる可能性が高いです!
問診票を記入し終わったら受付に持って行って名前を呼ばれるまで待ちます。
名前を呼ばれたら個室に案内され、アシスタントのお姉さんが「今日は何かありましたか?症状やいつから痛みがあるか教えてください」と問診してきたので説明、その後数分してから医師が個室へ入ってきて(コロナなので握手は無し)さらに問診、レントゲンを撮るのでレントゲン室へ行くように指示されました。
ドクターは、知り合いから紹介してもらって特定の医師を指名予約していたのですが、途中からもう自分のドイツ語能力のキャパを超えている!!と思って英語にしてもらいました。
中にはあまり英語でやり取りするのを好まないドクターもいる中(できるくせに)、このドクターはとても親切で「わからないままやり取りするのは良くないから、英語の方が良いのであれば英語で話しましょう」と言ってくれました(嬉)
レントゲンを撮った後、また待合室で待ち、名前を呼ばれたら個室へ移動して、医師から骨の具合の説明を受けました。
日本に居た時も「ストレートネック」と診断されていましたが、今回も医師から「他の人より首の骨が真っすぐで首や肩に負荷がかかっている」と説明されました。
ただ、今回の肩の痛みとは関係なく、首も肩も骨には異常が無く肩が上がらない理由はレントゲンだけではわからないから超音波でも見てもらいました。
超音波でも異常は見つからなかったので、「紹介状を出すからMRIを取ってきてください。それまでは自宅でできる範囲の体操をしてください」と、体操のサンプルが書いてある紙を渡されました。
CTとMRIって違うモノだった!ドイツでMRIを撮った感想
日本で血尿が出たときにCTスキャンした話をかなり前にこのブログで書きました。
なので、勝手にMRIとCTって呼び名は違えど同じようなものだと思い込んでいたのです。
日本でCTを取った時は、造影剤などに準備は多少時間がかかるものの、ドーナツに入って検査するのは本当に数分だったし、ドーナツの向こう側は見える状態(体が輪の中を通り抜けるイメージ)だったので勝手にMRIもそうだと思い込んでいました。
ところが、MRIは狭いドーナッツの中心部分に頭から入って行く感じで思ったより狭い感じなのです。
ちなみにドイツ語で放射線医学・放射線科の事を「die Radiologie」(ラディオ~ロギーのような発音)と言います。
整形外科で渡された、紹介状が使えるこの地域の放射線科のクリニックのリストをもとに予約をとって行ってきました。
優しい整形外科の後だったので同じ感じかと思って行ってみたのですが・・・苦笑
問診票を書いている途中で呼ばれ「あらっ!あなたまだ問診票書いてなかったの?!(遅いわねえ的な)じゃあ、とりあえず、頭、歯とかに金属入ってないわよね?心臓のペースメーカーもしてないわよね?・・・え~とブラは金属ついてるやつ?・・・(触り始め)・・・大丈夫みたいね・・・OK!じゃあ、ここにサインして!この着替え室にコートも荷物も全部おいておいていいから準備できたら始めましょう!」
いや~~~~超超超・早口だった!
ちなみにドイツではブラ(ブラジャー)のことを「ベーハー(BH)」と言うのは知っていたのですが、会話の中の超弾丸早口で言われると、「あの~BHって何?」と質問してしまった私w
放射線技師?医師?の女性は、説明が面倒くさかったのか、とりあえず私の肩紐などを触り始めて身体チェック(笑)
その時に「あ~!BH!べーはーね!」と納得している自分でした・・・いやー私のドイツ語ヤバいね。
指輪はそのままでいいと言われたので結局何もお着換えなく診療室へ移動。
医師「はい!こっちを頭にしてベッドに横になってください」
私「あの~・・・靴はどうすれば・・・??」
医師「そのままでいいから、こちらを頭にして寝てください」
私(靴履いたままなんか?!!)
結局靴を履いたまま担架のようなベッドに横になり、膝のところに当てクッションがあって足は楽にできるようになっていたのですが、医師が相変わらず超マシンガン早口で説明しながら肩の下と腕の下に反射板?やらパッドやらを設置し、丸いゴム風船のようなものを渡して握るように言われたので「すみません、もう少しゆっくり話してください」と2回伝えるも全然ゆっくり喋ってくれないので、「あの~・・・この丸いの何ですか?」と聞いたら「緊急の時にそれを握って知らせてね!」と言われました。
(なるほどおおお)w
因みに、マシンガントークの説明で自分が理解した内容は以下4点。
- 検査には20分ほどかかる
- 動いてはいけない
- 目は閉じた方が良い
- 音がうるさいのでヘッドフォンをしますよ(耳に当てられる)
- 何かあればボールを握って知らせてね!
「さあ、始めますよ~!」と言われてガシャン!とその担架ベッドをドーナツ状のようなものが見える壁の中に頭からスライドさせていきます・・・
想像してみていただきたいのですが、なんというか・・・ご遺体を火葬する時にあの狭い入り口に棺桶がガシャンと設置されて奥へズズズーと入って行くイメージ(その当本人が自分)・・・です!(他の火葬場知らないのであくまでも個人的なイメージです)
縁起が悪いけど、父の火葬の後だったので、気分は自分がその中に入って行くような・・・と考えると怖いので、地蔵のように心を無にして落ち着くように頑張りました。
よく写真や動画で見ると、ドーナツの中にゆっくりと入って行ってまた出てくるイメージだと思うのですが、このクリニックは入った後の入り口の開閉が手動だったように感じました。(目を閉じているから見えなかったけど)
身体が全てドーナツの中に入ると入り口を閉められます(汗)
入り口が閉まる音がガシャン!として、少し怖かったです・・・狭所恐怖症の方にはキツイかも><
以下の画像が少し私のケースに近いです。(でもベッドの移動は手動だった・・・)
ドーナツの中ではずーーーと工事現場のような「ババババババババ・・・ダダダダダダダ!!・・・キュイ~ンキュイ~ン・ドドドドド!!!」という爆音が響き渡っており・・・「これ、20分て言ったよね?!(長い・・・)」と自分の心を無にすることで必死でした。
日本の病院でCT検査をした時は、造影剤を使用したのですがMRTは違いました。
簡単に言うと、『レントゲンに高度なコンピュータを組み合わせて詳しく検査ができる機械』というイメージ。
診断のための画像を撮る技術という点では同じなのですが、画像の撮影方法がまったく別物なのです。
CTは放射線使用、MRIは磁気を使用して体の内部を撮影できるんですね~いや~~~考案して実用化した人間って凄すぎですね!
CTスキャンとMRIは、検査したい場所や症状によって医師が使い分けているようです。
おそらく本当に20分後に検査終了。(←この辺はキチンとしてますドイツ人)
「はい!これに検査画像が入っているから1週間後にまた整形外科で予約とってくださいね!出口はそちらです」と言われてCDを渡され、あっさり終了。
間違いのないように(っていうか何故1週間後なんだろ?)「あの~、1週間後にまた整形外科に予約を取ればいいんですね?」と再確認して終了しました。
久しぶりに「ドイツの洗礼」を受けた気分でしたが、早口でまくしたてられたことと、MRIが始めてだっただけに想像と違った検査だったこと以外は大丈夫でした。
それにしてもクリニックの入り口のこの怪しいネコたちの像は何なのでしょうね( ゚Д゚)ー(以下写真)入って行くときは気づかなかったのですが終わって出たときに目に入ってしまい、思わず激写してしまいました。
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まだ肩の痛みはあり、2回目の診察も控えているわけではありますが、今回一番いいなと思った事は、この検査代金の支払いが無かった事。
※加入している保険会社によって(特にプライベート保険)保険料でカバーされる内容が異なるので、後日請求書が届き別途支払いが必要な場合もあります。
さすが高い保険料を払っているだけの事はありますよ、ドイツさん。
確か、日本でCTとった時も血尿が出たのが原因で、膀胱がんの可能性もあるからという事で多分検査は保険適用だっとと記憶していますが、それでも1万円以上は支払ったと思います。
MRIのような高度な技術と機械が必要な検査に支払いが発生しなかったのは少し安心しました。
これからCT検査やMRIの検査を控えている方は参考にしてみてください。
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