こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。
オーストリアのチロル地方のメジャー都市であるインスブルック。
名前は聞いたことがあるけど、場所がわからない、何で有名なのかわからない、という方もいらっしゃることでしょう。
インスブルックはオーストリア西部にあるチロル州の州都で、ウィンタースポーツの街として長い歴史のあるアルプスの都市です。私もインスブルックと聞いて思い浮かべるのは冬季オリンピックでした。
ハプスブルク本家出身の神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の治世時には神聖ローマ帝国の都とされ文化と政治の中枢となったため、帝国時代の素晴らしい建築物を見る事ができます。
さらに、現代的な建築物もあります。建築家ザハ・ハディド設計の斬新なデザインのノルトケッテのケーブルカー駅(オリンピックにも使われたスキージャンプ競技場ベルクイーゼルシャンツェも、ザハ・ハディドデザイン)は、市の中心部と高度2,256メートルの山頂駅を結んでいます。
冬はスキー、夏にはにはハイキングや登山ができますが、私が行った多くのシーズンは秋で紅葉もキレイです。
今回は、インスブルックの観光ハイライトをメインに、インスブルックから足を延ばして行ける「スワロフスキー・クリスタルワールド」の情報をお伝えします!
※この記事は2024年3月にリライトしました。写真は以前の2017~2023年の物を混ぜて使用しています。
インスブルックは交易上の中継都市として重要な役割を果たしたチロル州の州都
インスブルックというと個人的にひらめくのは冬季オリンピックです。
インスブルックは、ウィンタースポーツの地として世界的に知られており、1964年と1976年に冬季オリンピックを開催したことでも知られています。
また、インスブルックはチロル州というオーストリアの一つの州の州都で、2016年の統計で人口は13万人を超えているオーストリアで5番目に大きな都市。
チロルというとスイスなんかのイメージがあるのですが、チロルの歴史は古く、中石器時代にすでに人が住んでいたことが確認されています。
また、地理的な理由からか、ローマ帝国、ハプスブルク家、ドイツやイタリア等の支配下に置かれた歴史があり(実際に第二次世界大戦後にチロルと呼ばれる地域はオーストリア側(北チロル、東チロル)とイタリア側(南チロル)に分裂されています)、現在でもドイツとイタリアを結ぶ重要な拠点として一年中賑わっています。
勝手なイメージですが、ハプスブルク家の影響があった地域は、デザートを含む食事全般が洗練されており、また芸術に財を費やしたという見解があるので洗練された素敵な街であることが多いように思います。
そして、インスブルックもその印象を受けました♪
街自体はさほど大きくないのですが、新旧のデザインや建物、レストランなどが立ち並び、また、アルプスのおひざ元と言うことで大自然を肌で感じることのできる素敵な町でした。
春から秋にかけてはハイキングやトレッキングも楽しめると思いますし、冬はもちろんスキーやスノーボードも楽しめます。
私が行った週末は、マウンテンバイクのイベントも開催されており、ケーブルカーにはマウンテンバイクで乗車する若者たちも見かけました。
【インスブルック観光】黄金の小屋根(Goldenes Dachl)
黄金の小屋根がある建物はなんと5階建てで、全体的にゴシック様式の建物です。
すべての出窓には、レリーフ彫刻または、壁画が施されて装飾されています。
1階の高欄のうち8つは紋章が刻まれており、6つは広場に面し、マクシミリアンの版図を示すパネルがあります。
大きくて豪華で、沢山の人が写真を撮っていました。
【インスブルック観光】王宮教会(Hofkirche Innsbruck)
王宮教会は、ローマカトリック教会で、1553 年から 1563 年にかけて、皇帝マクシミリアン1世の墓所として建設されました。
しかし、皮肉なことに、1519年に死去した君主自身はウィーン・ノイシュタット城 に埋葬されました。
宮廷教会はチロル民俗美術館とつながっており、チロル州立美術館の5つの館のうちのひとつとなっています(コンビチケットを買うと5つの館をすべて回ることができます。有効期限も長めなので頻繁に行く方にはお勧めです!)
ですので、王宮を見た後、または見る前にこの王宮教会に行くと言う順序が良いともいます。
個人的には、王宮教会を先に見たほうが、広い王宮の後に見るよりも疲れないかなあと思います。
教会内部には、回廊、コリント式の白い柱頭を持つ赤大理石の細長い高い柱頭、祭壇があります。
回廊は、17世紀に地震で損傷した後、バロック様式で再建されたと言います。
現在見られる主祭壇は、1755年にウィーンの宮廷建築家ニコラウス・パカッシによって設計され、ウィーンのアカデミックな画家ヨハン・カール・アウエルバッハによる磔刑像と、インスブルックの宮廷彫刻家バルタザール・モールによるアッシジの聖フランチェスコとアビラの聖テレサのブロンズ像で装飾されています。
また、ルネサンス様式のオルガンは、「世界で5本の指に入る名オルガン」と評されています。
とにかく美しいので必見です。
コンサートなどをやっているときもあるのでHPでチェックしてみてください。
王宮教会
- 入場料金:8ユーロ ※インスブルックカードで無料!
- 営業時間:月曜~土曜 9:00~17:00、日曜・祭日:12:30~17:00
- ※最終入場16:30
【インスブルック観光】王宮(Kaiseliche Hofburg)
インスブルックへ行くなら必ず行くをお勧めするのが、王宮(ホーフブルク)です。
ホーフブルク王宮は、オーストリアのインスブルックにあるかつてのハプスブルク家の宮殿であり、ウィーンのホーフブルク宮殿やシェーンブルン宮殿と並んで、オーストリアで最も重要な3つの文化的建造物の1つと見なされています。
もうね、ハプスブルク家万歳!って感じの王宮博物館はとにかく規模が凄い!
1460年頃、チロルの領主であったジークムント太公と、ハプスブルク皇帝マクシミリアン1世の下で後期ゴシックのスタイルで建設されました。
1754年~73年にマリア・テレジアによってバロック様式に改築されたためミニシェーンブルンの味わいを持っています。その時期に豪華な大広間、礼拝堂、サロンなどが増築されました。
1765年にはレオポルド2世とマリア・ルドヴィカの婚礼が行われました。
息をのむほどに圧巻の「巨人の間(ジャイアントホール)」と呼ばれるオーストリア西部で最も重要な舞踏場だったホール。天井のフレスコ画や壁に飾られた肖像画が素晴らしいです。
とにかく全部ゆっくり見たら何時間も時間が必要なくらい見所が満載ですが、マリア・テレジアの玉座、日常の食事をする場所となっていたダイニングルーム、書斎や寝室などの家具やロココ調のストーブ、皇妃エリザベート(シシィ)など皇帝一族の肖像画も必見です。
ちなみに、皇帝一族の肖像画のコーナーでは、ランツ・クサーバー・ヴィンターハルターが1865年に描いた有名なプリンセス・エリザベート(愛称シシィ)の星の髪飾りが印象的な肖像画は、レプリカで、オリジナルは、ウィーンのシシィ博物館に所蔵されています。
ホーフブルク王宮博物館
所在地: Rennweg 1, 6020 Innsbruck, オーストリア
営業時間:毎日9:00~17:00
大人入場料金
- インペリアル アパートメント € 9,50
- マクシミリアン1 € 7,50
- コンビチケット €15.00
※19歳までの子供は無料
【インスブルック観光】街塔(STADTURM)
高さ57mの展望台から、市街とアルプスのパノラマを楽しむことができます。
かつて中世の塔の衛兵が塔の上から街を見渡していたように、インスブルックを見渡すことができるのです。
市庁舎の塔は、約450年もの間、衛兵により市民に火災やその他の危険を知らせる役割を果たしていました。
また、下の階はかつて監獄としても使われていた歴史があります(中世ヨーロッパの建物あるある)
現在、塔は観光客に開放されており、高さ31メートルの展望台までは133段以上の階段をのぼると、インスブルックの中世の街並みを見下ろすことができます。
そして、街とともにベルクイーゼル、パッチャーコーフェル山、イン川、ノルトケッテ山脈の素晴らしい眺めを楽しむことができます。
黄金の子屋根と広場も塔から見る事ができますよ!
実は市の塔は、黄金の小屋根よりも50年古い建物で、旧市庁舎の脇に1450年に完成しました。
現代の高層建築と比べるとそれほど高くは感じないと思いますが、1450年の当時は、51メートルという高さは非常に高い建物で、この塔はインスブルックの人々の自信の象徴であったと言います。
玉ねぎ型の屋根は、完成から100年後に増築されました。
現在でも、塔は旧市街の中世の建物に混じって堂々とそびえ立っており、インスブルックのロマンチックな景色を眺めることができます。とにかく美しい!
シティタワー・インスブルック(STADTURM)
Herzog-Friedrich-Strasse 21, 6020 インスブルック
+43 664 / 88 65 43 38
city.tower@innsbruck.info
営業時間:毎日午前10時から午後5時まで
料金:大人4.50ユーロ(2024年3月時点)
【インスブルック観光】聖ヤコブ大聖堂(Innsbrucker Dom)
聖ヤコブ大聖堂(正式名:インスブルック大聖堂)は、オーストリアのインスブルック市にあるインスブルックのローマカトリック教区の18世紀のバロック様式の大聖堂で、ゼベディーの息子である使徒聖ヤコブに捧げられています。
王宮博物館の隣に位置しており、チロル地方カトリックの総本山とも言えるこの教会には、マクシミリアン3世の墓が教会内にあります。
チロルの重要なバロック教会のひとつで、天井のフレスコ画と飾り漆喰が素晴らしく、パイプオルガンも豪華で素敵なデザインです。
中央祭壇には有名なルーカス・クラナハの『救いの聖母』が見られます。
入場無料で気軽に入ってみる事ができますので、街歩きの際に合わせておススメです。
【インスブルック観光】マリア・テレジアン通り(Maria-Theresien-Straße)
女帝マリア・テレジアに因んで名づけられた、豪華なショッピングストリートであるマリア・テレジア通りは、南は凱旋門から北は旧市街まで続いています。
ここをふらふら歩くだけでも楽しい!
歩いていると聖アンナ記念柱を視界に入れながら、背後に見えるノルトケッテ連邦の山々と旧市街方面を見る眺めは、他にはない素晴らしいものです。
聖アンナ記念柱(Annasäule)は、スペイン継承戦争の折り侵入したバイエルン軍が聖アンナの日に撤退したのを記念して建てられたものです。
【インスブルック観光】凱旋門(Triumphpforte)
この凱旋門は、1765年8月5日、女帝マリア・テレジアとロレーヌ公フランシス・シュテファンの次男皇帝レオポルト2世の婚礼を記念して1774年に建てられました。
しかし、レオポルドの父フランシス・シュテファンは、1765年8月18日の結婚式の直後に急死したため、凱旋門には彼の死を悼むモチーフが盛り込まれました。
なので、門の南側には若いカップルの結婚式のモチーフが、北側には皇帝の死を記念するモチーフが描かれている、とても珍しい凱旋門です。
【インスブルック観光】アンブラス城(Schloss Ambras Innsbruck)
海抜587メートルの緑豊かな丘の中腹に建つルネサンス建築の城は11世紀に起源し、フェルディナンド2世がルネサンス様式で改築・拡張しました。
大公フェルディナンド2世は 1564 年にこの要塞をルネサンス様式の邸宅に改築しました。
その際、敷地に下城が新築され、そこに素晴らしい美術品のほか珍品・逸品を集めたコレクションの数々が収蔵されました。
フェルディナンド2世の時代は、城の上階に住居スペースがあったそうですが、現在は ハプスブルク家の肖像画ギャラリーが入っており、ベラスケス、ファン・ダイク、ルーベンスの傑作が展示されています。
「スペインの間」は独立したホールで、とにかく美しく豪華です❣夏にはコンサートの舞台としても使用されているのだとか。
このホールは、とにかく息をのむほど美しいので必見です!
天井の木造彫刻が自然な美しさを醸し出しつつ、白い壁に描かれた模様や人物像の彩画華やかでです。
皇帝フェルディナンド1世の次男であるフェルディナンド大公は、ポルトガル、または、フランスの王妃と結婚することになっていました。しかし、恋に関してはよくあることですが、事は別の方向に展開を見せました。1557年、大公は本当に愛する女性、一般人の豪商の娘フィリピーネ・ヴェルザーと秘密裏に結婚したのです。その頃の時代は、そのような結婚を教会は認めていましたが、社会からはまったく疎外されていました。それため、フィリピーネ・ヴェルザーは、多くの大公の愛人たちがそうであったように、新しく再建されたアンブラス城に隠れ暮らすことになったのです。幸せな結婚生活で4人の子供に恵まれましたが、子供たちはハプスブルク家の後継者からは除外されました。
長男のアンドレアスが枢機卿に任命されると、二人はローマ教皇から彼らの結婚を公にする許可が正式に認められ、やがて秘密裏にしてきたことをすべて公にすることができました。真に美しい人であったと伝えられるフィリピーネは、病弱な人々や病人たちを自ら栽培した薬草で治療し、助けました。このことが、一般人の間でも、貴族の間でも、彼女がとても人気があった理由の一つです。フィリピーネはまた料理が上手で、地域の家庭料理の本を共同執筆したと言われています。
by Austria Info
確かにお庭ももキレイに整備されていて、放し飼いの孔雀を見る事ができますよ。
このような歴史があったことは知りませんでした。深いぃぃですね!
アンブラス城
所在地: Schloßstraße 20, 6020 Innsbruck, オーストリア
旧市街地からは4Km離れていますので、バスかタクシーを利用しましょう。根性のある方は歩いてもOK!
開館時間
毎日10:00~17:00まで(11月は休業)
入場料
大人:€16
シニア、25歳までの学生、生涯手帳をお持ちの方:€12
※19 歳未満の子供および若者は入場無料
【インスブルック観光】アルペン動物園(Alpen Zoo)
アルプス地方に生息する動物を中心に、自然状態に近い環境で飼育するユニークな動物園です。
動物園というと、ライオン、ゾウ、キリンなどがいるというイメージですが、このアルペン動物園では見られず、ヨーロッパオオカミ、ブラウンベアー、ユキヒョウ、ステインボック、ライチョウ、山岳地方固有の鳥類などのアルプスの動物を見る事ができます。
山の中腹の傾斜地にあるので、上り下りが多い場所に動物園があります。アルプス地方に生息する動物には過ごしやすいのでしょう。
サイズも大きすぎず派手さもありませんが、小さいながらもオーストリアではかなり人気の個性的な動物園で、人気観光スポットになっています。
動物好きな方、お子さん連れの方はチェックしてみてください。
アルペン動物園インスブルック
入場料金(団体料金10名様より)
- 大人:€ 13,00 (€12,00)
- 学生/定年退職者(+身分証明書):€ 10,00 (€ 9,00)
- 障害者(50~70):€ 6,00 ※車いすの方は無料
- 子供(6~15歳)・学生(16~18歳、身分証明書提示)€ 6,50 (€ 6,00)
- 子供(4~5歳):€ 2,50 (€ 2,00)
詳細は、HPからご確認ください。
【インスブルック観光】チロル州立劇場(Teatro del stato tirolese /Tiroler Landestheater)
オペラ、コンサート、ミュージカルなど、7・8月を除き音楽会が催されています。
オーストリア西部の都市インスブルックにある歌劇場で、17世紀半ばに建造された宮廷劇場に起源し、19世紀半ばに古典主義風に改築されました。
毎夏催されるインスブルック古楽音楽祭の会場の一つとなります。
HP:https://www.landestheater.at/
インスブルックのイベントの検索はこちらからもどうぞ。
【インスブルック観光】インスブルックBar 360
インスブルックの市庁舎の上階にあるカフェ・バーは、360度ガラス張りで雄大なチロルアルプスのパノラマが楽しめる空間です。
眺めが良く、360度街を見渡すことができますよ♪
詳しくは→ www.rathausgalerien.at
インスブルックBar360でコーヒーやワインでも飲みながらまったりとできます!
コーヒーの種類もさすがオーストリア!(ドイツとは違って)色々な種類があります♪
【インスブルック観光】ケーブルカーで絶景のアルプスのパノラマを堪能!
インスブルックにはいくつかのケーブルカーがあり、様々な角度からインスブルックの市街を見下ろすことができます。
運よく到着した翌日は天気が良かったので、ケーブルカーに乗って山の中腹まで行ってみることにしました。
私が乗ったケーブルカーのルートは、Congres Center付近の駅(乗り場)からInnsbrucker Nordkettenbahnenで標高1905メートル地点のSkyline Parkまで。
黄金の小屋根からは徒歩約5分です。
くわしくはこちら「Innsbrucker Nordkettenbahnen」に詳細があるのでご参考にしてください。
インスブルックカードがあれば、1回分の往復乗車は無料になりますが、私はカードを購入していなかったので自費清算。
途中のHungerburgまで片道5ユーロほどプラスSkyline Parkまでの往復ケーブルカーはナント28ユーロだったので、絶対にインスブルックカードを購入することをお勧めします!
〇インスブルックカードについて(2017年度)
24時間 39ユーロ
48時間 48ユーロ
72時間 55ユーロ
※子ども(6〜15才) 50 % 割引
くわしくはこちらからどうぞ。
1つ目のケーブルカー(一見電車のようなのですが)を降りたところでは標高860メートル。
終わりかけの紅葉とインスブルックの街並みが何ともきれいでしたが、その上まで行ってみることにしました。
28ユーロは若干高いと思いましたが、天気も良かったし思い切りました。
でも、この決断が正解でした!
ケーブルカーのゴンドラがどんどん上に上がっていくにつれて雪景色に変わっていき、Skyline Parkには雪が!!
インスブルックの街はまだ若干秋の気配だし、遠くの景色も緑色の農地が広がっているので、雪山と平地の街並みのコントラストが何とも美しかったです!
標高が高いのを覚悟していたので、真冬用のマフラー2枚をぐるぐる巻きにして、手袋とユニクロヒートテックの帽子を持っていって大正解でした!
ケーブルカー乗り場から出るとカフェがあり、絶景を眺めながらビールやコーヒーを飲んでいる人もいましたが、そこからいくつかのハイキングコースがあり、私は展望デッキのように突き出している場所まで行ってみることにしました。
運よく風も無かったので恐怖感は無かったですが、高所恐怖症の方は展望デッキには絶対に行かないように!
久しぶりの雪に感動し、それと同時になんだか子供に戻ったような気持ちになり(そう、私は雪国出身さ~!)
ひとりではしゃいでいました。
街からそんなに離れていないのに大自然を感じることのできるインスブルックは、何とも言えない魅力にあふれています。
インスブルックに行ったら、街歩きも良いですが、天候を見て市街を一望できるスポットに行ってみることをお勧めします。
眺めも気分も最高です!
【インスブルック観光】インスブルックと言えば冬のスポーツ!ベルクイーゼル・スキージャンプ台(Bergiselschanze)
私がケーブルカーで行った連峰とは逆サイドに、ベルクイーゼル・スキージャンプ台があり、そこへもインスブルックカードで無料で行くことができます。
私たちは車で移動しましたが、ジャンプ台は高台にあるため、観光地を巡る乗り降り自由の観光バスSightseerを利用するのが便利ですが、体力に自信がある方は、凱旋門から真っ直ぐ歩いて25分ほどでも行くことができます。
バス、ジャンプ台への入場ともにインスブルックカードが使えますので、やはりインスブルックに到着したらまず始めにインスブルックカードを購入しましょう!
建築家ザハ・ハディドが設計を手掛けたベルクイーゼルシャンツェ。
写真だと分かりにくいですが、巨大です!!
天候に恵まれ、ジャンプ台の上からはインスブルックの街並みや背後のノルトケッテの山並みが、反対側からはパッチャーコーフェルがきれいに見えました!
ジャンプ台の上から選手目線を体験することもできますよ!どうですか?!以下写真・・・足がすくみますがこれをスキー板を履いただけの状態で滑降すると想像すると、恐怖しかありませんが本当に選手の皆さんは凄いですね!
このスキージャンプ台は、世界選手権、オリンピックと数々のジャンプ競技に使用されてきました。
私たちが行った時に、日本からトレーニングで来たと思われる選手とコーチも見かけて「おお❣」となりました(ミーハーw)
1995年にこの場所での記録を更新した船木 和喜選手の写真も飾ってありました♪日本人として誇らしい瞬間です。
ベルクイーゼル・スキージャンプ台
2023年の料金を調べたらなんと、
- 大人€11!(2017年は€9.50だっと)
- 子供(6~14歳):€5.50
- シニア料金あり
HP:https://www.bergisel.info/at/
営業時間
- 月6~10月:月曜日~日曜日 09:00~18:00(最終入場17:30)
- 11月~5月:水曜~月曜、午前 9 時~午後 5 時(最終入場は午後 4 時 30 分)、
- 火曜定休
【インスブルックから足を延ばして】スワロフスキー・クリスタルワールドへ行こう!(Swarovski Kristallwelten)
オーストリアと言えば、ダニエル・スワロフスキーが創業した、クリスタル・ガラスモチーフで国際的に有名な「スワロフスキー」の本拠地をしても知られています。
スワロフスキーは、ヴェルサイユ宮殿やオペラ劇場のシャンデリアパーツなども手がけ、その名を知らない人はいないでしょう。
インスブルックから車で20分ほどのWattens(ヴァッテンス)いう小さな町にスワロフスキー・クリスタルワールド(Swarovski Kristallwelten)があり、インスブルックからシャトルバスが出ています。
このシャトルバスもインスブルックカードがあれば無料で利用することができます。(入場料は別途約2017年時点20ユーロ→※2023年時点で25ユーロ)
チケット売り場で日本語のパンフレットもいただきました。
Swarovski Kristallwelten (スワロフスキー・クリスタルワールド) は1995年にスワロフスキー社が創業100周年を記念してオープンしたクリスタルの美しさを堪能できるアミューズメント施設。
オーストリア旅行者のトップディスティネーションとして人気と聞いていました。
アーティストのアンドレ・ヘラーがデザインを手がけ、地中(屋内)だけでなく、屋外のクリスタル・クラウドなども周囲の大自然と融合し、とても美しかったです。
あいにく若干雨模様でしたので、夏だったら屋外はとっても美しいだろうなあと想像していました。
私は朝9時半ごろ現地に到着。
朝一番で行くのがオススメです!
なぜなら、11時ごろ入場ゲートをみたら長蛇の列でしたので、早い時間だと割と空いていると思います。
チケットを購入し、シュールな顔から滝が流れている「巨人」と呼ばれる入口へ。
入場口はこの滝の裏側になっています。
「巨人」と呼ばれる滝+顔?!シュールです・・・
入場の時にチョコレートかクリスタルかどちらか一つを選んでお土産に持って帰ることができると言われたので、クリスタルを選びました。
親切ですね!
展示はテーマごとに小部屋に分かれているようなイメージ。
部屋と部屋の間はカーテンで区切られています。
展示そのもの自体には、圧倒されるようなものは無かったのですが、世界一大きいハンドクラフティングのクリスタルや、クリスタルドームと言われるお部屋はクリスタルの輝きが凄かったです。
個人的には2メートルほどのクリスタルの棒のカッティングに見とれてしまいました。
ブルーと透明なクリスタルのコントラストが美しかったです。
クリスタルには詳しくないですが、おそらく江戸切子なんかと同じ感じで、ガラスをカットする技術というのは相当熟練していないと美しさを引き出せないはずだと思うので、スワロフスキーはカッティング技術やガラスの製造技術に長けているのではないかという印象を持ちました。
また、勝手なイメージでしたが、中国人観光客で溢れかえっているんじゃないかと予測していたのですが、意外とオーストリア国内やヨーロッパ周辺からの観光客が多い印象でした。
行った人によってはインド人ばかりだった・・・なんて方も。行く時期によると思いますが。
なお、シャトルバスなどの詳細は公式サイトで確認してください。
〇スワロフスキー・クリスタルワールド公式サイト
https://kristallwelten.swarovski.com/Content.Node/wattens/index.en.html
【入館時間】
毎日9:00–19:00まで、最終入場は18:00まで。
【入場料】
オンラインチケットが断然お得です!オンライン・チケット:大人€23(当日窓口価格€25)。
10か国語に対応したオーディオガイドあり。
こちらのページからオンラインチケットを購入できます。
おわりに
インスブルックはこじんまりしていながらも国際的なウィンタースポーツの大会が多々開催されていたり、ドイツとイタリアを結ぶ拠点都市になっていたりすることもあって、街の雰囲気は割とインターナショナルでした。
チロル独特の古きよき伝統やご当地料理とモダンと大自然が絶妙に融合したインスブルックは世界中の都市の中でもとてもユニークな場所だと感じました。
また、博物館などもインスブルックカードで入場できるので、次回はインスブルックカードを購入して観光するか、ハイキングやトレッキングなどでゆっくり滞在してみたい街です。
春や夏にいったら、また違う景色を楽しめると思うので、ぜひまた行ってみたいと思います。
また、日本からの直行便は現時点でありませんが、空港は町からわずか4kmの距離にあり、車で約10~15分の距離。
フランクフルトやウィーンで乗り換えて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
>>あわせて読む
https://www.haneusagi.com/haneusa-diary-mygermanlife-munich-kreutzkamm-cafe
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