ドイツのサウナは「男女混浴」!ドイツの温泉初体験

ドイツ人のサウナ好き

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

日本人は温泉好きで有名ですが、ドイツ人もまたかなりの温泉好き。

サウナが大好きで日本の温泉も大好きな、はねうさ夫がいつも言うのは「日本の温泉は男女一緒に入れないのが残念!」とのこと。

カップルで温泉に行くのは「ロマンチック」だというのです・・・。(う~ん、意味不明)

そう、ドイツの温泉施設は「デフォルトで男女混浴」!

大分寒くなってきたドイツの冬にサウナに行くのはとても健康的!と、はねうさ夫からたびたび一緒に行こうと誘われていましたが、全面拒否していた私。

いくらなんでも混浴は気が引けますが、結婚祝いにサウナ券をいただいていてしまったので、使わないのは失礼だと思い覚悟を決めて行ってきました。

そう、カップルで温泉に行くことを夢みていた夫の夢がついに叶う時が来たのです!(笑)

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目次

ドイツの温泉は、屋内外プール、サウナ、ウェルネス・ゾーンの複合施設

フランケン・テルメ(Franken-Therme)

私たちが行ったのは、「フランケン・テルメ(Franken-Therme)」というバイエルン州フランケン地域Bad Windsheimにある複合施設。

●フランケン・テルメ(Franken-Therme)公式ページ
https://franken-therme.net/

ホテルや屋外公園なども併設されている複合施設で、この温泉施設の特徴は「ソルトバス」が堪能できること。

死海とほぼ同じパーセンテージの約30%の塩分を含むプールをはじめ、12%~数パーセントまで、温泉(というよりプール)は塩分を含んでいます。

よって、プカプカと浮くことができるのがすごい!!(塩分が高いので目に入らないように注意!)

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出典:Franken-Therme

ちなみに「Bad」とうドイツ語は「Bath」を意味しており、このBadがつく地名は温泉やスパタウンになっている場合がほとんど。

ドイツのスパリゾートタウン「バーデン・バーデン」はその名を聞いたことのある方も多いはず。

テルメ(Therme)というドイツ語は「温泉」と訳されることがほとんどですが、英語のtherm-と同系の言葉で言葉そのものは「熱」という意味を持っています。

語源はギリシャ語で、ラテン語を経てドイツ語や英語になったのだそうです。

さて、私たちの行ったフランケン・テルメは、プールゾーンは水着着用、サウナゾーンは基本裸、ウェルネス・ゾーンはマッサージを受けることができ、今回は、マッサージは無しで、プールとサウナ、温泉を体験することにしました。

着替えの時点で一緒!初めは若干気後れするかも

男女混浴は頭では理解していましたが、着替え場所まで男女混合でした。

ただ、きちんと個室になっているブースがあるので、他の人のが見えるわけではありませんし、自分もみられているわけではありません。

まずはチケットをレセプションのようなところで購入する(私たちはいただいたギフトチケットを見せてバーコードを読み取ってもらいました)のですが、ここで、タオルやバスローブなどのオプションも選べるみたいです。

価格は滞在時間などによって異なるようですが、税金も含めて、1人約20ユーロくらい。
(詳細は、こちらの英語案内PDFで確認してみてください)

こちらはマッサージなどのウェルネスプランPDF
https://franken-therme.net/fileadmin/pdf/Englisch/Franken-Therme_Bad_Windsheim_-_Wellness-Booklet.pdf

入場口で、磁気カードを渡されるので、このカードを入場ゲートにかざすと、ゲートが開いて施設内に入ることができます。

私は、以下を持っていきました。

  • バスタオル(サウナ用)
  • 水着(プール用)
  • タオル(シャワー後に体を拭く用)
  • ヨガパンツ(こちらは休憩室で活躍しました!)
  • 乳液や化粧用品
  • シャンプー

【持っていくと良かったもの】

  • バスローブ
  • ビーチサンダル

サウナから出て、チェアーでくつろぐときや、足湯につかる時、カフェで何か飲むときにバスローブがあると重宝します。

カップルでお揃いのバスローブを着ている人たちもいてカワイイ・・・^^

男性同士ならあまり持ち物を気にしなくていいと思いますが、やはり女性は自分が必要と思うものを持っていったほうが良いです。

また、日本の温泉施設のようにシャンプーや乳液、ヘアブラシなどは無いのですが、ドライヤーはありました。

男女ミックスの良いところは、カップルや家族ぐるみで一緒に楽しめるところでしょうか。

まず個室になっているロッカールームのような場所で水着に着替えて、その個室を出るとロッカールームになっており、私物をロッカーに格納できます。

ロッカーには、ロッカー番号がついていて、入場時に渡された磁気カードをロッカーの中のスロットに入れて扉を閉めると、ロッカー番号がついている部分がアームバンドのように分離して、腕につけられる仕組み。

この個室+ロッカールームすべて「男女共用」で、日本のように女性ロッカー、男性ロッカーと言う風に分かれていません。

また、ロッカーについているアームバンドは、施設内のレストランやカフェで飲食する場合にも、番号をスキャンするとキャッシュレスで飲食ができます。

日本の温泉施設や多くのスーパー銭湯とコンセプトは一緒でしょうか。

施設内には、7種類のサウナ、ドーム型になっている塩分30%のプール、5種類の温泉(屋内外:屋内は水着着用)、マッサージやスペシャルスパトリートメントが受けられるウェルネスゾーンがあり、読書ができるような休憩部屋やカフェバーもありました。

温泉は、水温28度~36度と、日本人にはぬるめの水温なので、温泉やプールで温まろうというのはちょっと厳しいと思います。なのでサウナとプールを行ったり来たりするのがオススメです!

ドイツの温泉施設はサウナが充実!

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サウナ好きなら、絶対にドイツの温泉は気に入ることでしょう。

私は温泉につかるよりもサウナの方が好きなくらいなので、7種類ものサウナを体験できるのはとても楽しかったです。

サウナは、フィンランド式の高温サウナから「BIOサウナ」と呼ばれる中温~低温のサウナ、スチームサウナなど様々な種類のサウナがありました。

また、サウナ部屋の中は、ミントオイルやシトラスオイルなどの精油が使用されていることもあり、サウナの中が良い香りがするので、とてもリラックスできます。

この「フレーバー」は日替わりだったりするようで、その時によって違う香りを楽しめるようになっています。

これはリラックス効果絶大ですね!

サウナゾーンにその日の「プログラム」や、どのサウナにどのフレーバーが使用されているか、等のインフォメーションボードがあり、その日のスケジュールを確認できるようになっていました。

初体験!Aufguss (アウフグース)と呼ばれるちょっとしたセレモニー

高温サウナ(90度以上)では、Aufguss (アウフグース)と呼ばれるちょっとしたセレモニー?が行われます。

アウフグースとは、ドイツ発祥で、サウナで行われるパフォーマンス色の強いサウナ入浴プログラム。

サウナ・マイスター(Saunameister)と呼ばれる施設の担当者が、バスタオル等をサウナで振り、熱風を起こして入浴者の発汗を促します。

アウフグースは最近、日本のサウナでも人気が上昇しており、以前何かのテレビ番組で特集が組まれていたのを覚えています。

日本の方でも、サウナ好きなら一度はこの「アウフグース」という名を聞いたことがあるはず。

インフォメーションボードには Aufgussplan (アウフグースプラン)という時間表があり、何時にどこのサウナ室でアウフグースが行われるか確認することができるのです

アウフグースの為にサウナに行く人もいるくらいの人気らしいです。

よってもって、サウナはこのアウフグース時間に合わせて入る人が大半のようで、かなりの人気でサウナが満室になるため、この時間にアウフグースが行われないサウナに入ると、貸し切り状態になることもしばしば。(なので、男女混浴に気が引ける場合にはアウフグスの時間を狙って、アウフグースの行われていないサウナ室に行くといいかも)

アウフグースには、サウナ・マイスター(Saunameister)が、水の入った桶と旗とタオルを持ってやって来ます。そして、一旦アウフグースが始まると扉が締められ、外部からはそのサウナ室には入れないというルールがあり、他のお客さんは入室できません。

サウナ・マイスターは自分の名前を伝えたり挨拶したりし、冒頭にちょっとした自己紹介があり、使用する「フレーバー」(精油について)を説明します。サウナ室の中央にアツアツの焼けた石がたくさん乗せられたボックスのようなスペースがあり、その焼け石のボックスにゆっくりと水をかけて行きます。

私たちは2回アウフグースを楽しみました。

水には精油が入っていて、ミント、針葉樹、ユーカリ、ヒマラヤスギなどのグリーン&ウッド系が多いようですが、この日の2回目体験の時は、オレンジ系の精油で、アウフグスの後にオレンジピール入りハチミツ(カップに入っていました)が、各人に配られ、それを顔や全身に塗ってスチームサウナに入り、ピーリングするというなかなか素敵なプログラムでした。

もちろん、ピーリングの後はお肌がすべすべ!つるつる!しっとり!です。

第一ラウンドは、サウナ・マイスターが精油入りの水をアツアツの焼け石にかけていくのですが、一気に蒸気が発生し、サウナの室内が更に熱くなって来たところで、サウナ・マイスターが旗をくるくると回し、熱気を室内にまんべんなくいきわたらせます。

その後の第二ラウンドでは、同じく水を焼け石にかけていき、アツアツの蒸気を大きな扇子のようなもので客に熱風を送りけます。

第三ラウンドは、バスタオルで熱風をサウナ客に吹き付けます。

この熱風が、不思議なことにすごーく熱いのですが、なんだか気持ちいいのです。

第三ラウンド終了時には、かなり汗ビッショリです!

アウフグースが終了すると同時に一気にサウナ室からお客さんが出ていき、各々冷水プールに入ったり、シャワーを浴びたりしていました。

>>あわせて読む

ドイツの温泉について:まとめ

男女別入浴に慣れている日本人にとって、ドイツの温泉施設の最大の難関は、男女混浴と言う事だと思います。

サウナでは、お客さん各自が持参した(またはレンタルした)タオルをお尻の下に敷き、汗が流れ落ちるのを防ぐので、皆が真っ裸でスッポンポンな状態!(当たり前ですが・・)

そして混浴ですので、老若男女いるのですが、やはり若いカップルの女性や女性2人組などは、アウフグースが始まる前まではバスタオルを巻いていましたね。

私はというと、始めは、やはり恥ずかしいのと慣れていないのとで(あとやはりアジア人と言うのが自分的には気になっていたので)タオルを巻いていたのですが、タオルを巻いているとサウナの熱の伝わり具合が微妙で、結局最後には真っ裸で歩いてました(笑)

サウナ室の中は薄暗い部屋がほとんどで、ほとんどのお客さんはサウナの熱との闘い(?!)または、カップル同士で会話を楽しんでいる人がほとんどで、特に他人のからだをじ~~っと見ていないので、混浴であることは最終的にはあまり気になりませんでした。あと、高齢の方も多いのでね・・・・。

また、アウフグースの時は、サウナ部屋にぎゅうぎゅう満員御礼で入っているお客さんがジャガイモに見えた・・・・(笑)

日本でも、温泉が満員の時には「イモ洗い状態」などと言いますが、ドイツ人ならではの「ジャガイモ陳列状態」ように見えて、笑いをこらえるのに必死でしたw

また、ドイツの温泉では、タトゥー入れまくりの方なんかもいるので、日本とはやはり文化が違うなあと思った次第です。

私の勝手なイメージですが、日本人男性が想像しそうな「混浴!美女の裸が見れるかも!ウハー!」みたいなスケベな?印象の男性がいなかったのと、ドイツ人は、女性でも男性の裸を見たい?!と思っている人もいるようで、ここはやはり文化や習慣の違いでしょうかね。興味深いです。

ただ、ワタクシ、新婚旅行でビーチに行って、いまだに水着のあとの日焼けがくっきり残っているので(日焼けが残るタイプなのです・・・泣)、水着着用部分のお尻が白くて、足が黒いというなんともお恥ずかしい姿でしたので、後ろを歩いていた若いおにーちゃん2人組に笑われてましたが。。。ちょっと恥ずかしかったです。

サウナの後は血行も良くなり、ぐっすりと眠ることができました。

〇フランケン・テルメ
Franken-Therme Bad Windsheim GmbH
Erkenbrechtallee 10
D-91438 Bad Windsheim
Tel: 0 9841 4030-0
Fax: 0 9841 4030-10
E-Mail: info@franken-therme.net

男女混浴に抵抗が無ければ、ドイツの温泉はお勧めです!!

※以下、フランケンテルメとは別のサウナに行った記事もどうぞ^^

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