こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。
ドイツのパーティーに招待されたけど、何を持っていけばいいのか迷っていますか?
ドイツに住んでいると、ドイツ人からホームパーティやブランチ、ディナーパーティ、BBQ、誕生日パーティなどに招待されることがあるでしょう。
「プレゼント(手土産)は何が喜ばれるのかな?」
「予算は?」
「ギフトにタブーってあるの?」
この記事では、パーティーに持っていくと喜ばれる鉄板アイテムや、避けた方がいいもの、そして持ち物に関する注意点を詳しくご紹介します。
これを読めば、もう迷わずにスマートに準備ができるはずです!
これは学生同士や不特定多数の人が集まるパーティーや、持ち寄りパーティではなく、あくまでも一般的なドイツ人のご家庭に招待されたシチュエーションを想定しています。
【ドイツのパーティ】ドイツ人宅に招待された時に絶対外さないプレゼント1:ワイン
ドイツと言えばビール!と思う方が多いと思います。
私はドイツの13特定栽培地域 (b.A. = Bestimmte Anbaugebiete ベシュティムテ・アンバウゲビーテ) のひとつに住んでいることもあり、私が住む地域では、カフェやレストラン、バーでも、ビールよりもワインを飲んでいる人の方を多く見かけます。
もちろん、招待してくれた方がビールをこよなく愛することを知っていればビールでもいいとは思いますが、プレゼントとして持っていくにはワインの方が一般的です。
なぜか?
それは恐らくワインの方がスマートな印象でファンシーだから!(笑)
そして、日本の一般家庭とは違い、比較的気軽に自宅に友人や親せきを呼ぶ習慣のあるドイツのお宅では、日ごろからゲストが来ることがあるため、その際にワインやスパークリングワインを振る舞うことが多々あるからだと思います。
また、我が家もそうなのですが、夕食時にワインを一緒に飲む習慣もあります。
ただ、招待してくれたホストが、まったくお酒を飲まない方だと知っている場合には、お酒のプレゼントは避けた方が無難でしょう。
ワインの予算はどのくらい?ワインのこと知らないし高級ワインじゃないと失礼なの?
日本と違い、ドイツのワイン価格はリーズナブルです。
日本で1本3000円ほどで売っているワインがドイツでは1000円以下だったりします。
もちろん、ビンテージや高級ワインもありますが、食事と一緒に日ごろ飲んでいるテーブルワインはセール品を狙って買う事も多いのがドイツ(さすが倹約家!)。
安いものだと、1ボトル3~5ユーロのものもありますので、10~15ユーロ出せば質の良いワインが買えるので、あまり高いワインを買う必要はありません。
もちろん、招待を受けたホストの方との関係性もあると思うので、予算は10~20ユーロと言ったところではないでしょうか。
また、ワインのことを知らない場合は、ワインショップ(スーパーではアドバイスしてくれる方がいません)へ行けばアドバイスを受けることができます。
また、ドイツだとオーガニックワイン(Bio Wein)、ヴィーガンワインなども簡単に手に入るので、ホストに食に関する志向があるかどうかを事前に確認しておきましょう。
私なら、夏のBBQパーティやガーデンパーティなどに招待された場合には、比較的リーズナブルなロゼワインやスパークリングワインを持っていくかも。
あまり高すぎるものをプレゼントすると、ドイツ人は「私のためにこんなにお金を使わせてしまって勿体ない!(←ざ・ドイツ人のマインドセット)」となる方もいるので、頑張りすぎないようにしましょう。
あくまでも、招待してもらったお礼の気持ちを表すものなので、何かしらの手土産を持っていくことは礼儀だと思いますが、高価すぎるものは逆に相手に気を使わせてしまうので気を付けたいところです。
【ドイツのパーティ】ドイツ人宅に招待された時に絶対外さないプレゼント2:プラリネ(チョコレート)
ドイツ人はチョコレートが大好き。
2017年のStatistaの統計によると、世界で最もチョコレートの消費量が多い国で、ドイツは世界第三位にランクインしています。
というか、1位のスイス、2位のオーストリア、3位・・・と続いてすべてがドイツ語圏の国じゃありませんか?!w
住んでいると、本当に彼らはチョコ好きだな~と実感する場面が多々あります。
ですので、おいしいチョコレートもプレゼントに喜ばれます。
お子さんがいるホストの方の場合、子供用のチョコやお菓子は別に選び、大人向けの一定レベルのチョコを用意すると良いでしょう。
チョコレートの予算は?高級パティシエのチョコじゃなとダメなの?
価格は、7~15ユーロ前後のもので良いと思います。
チョコレートはドイツのどのスーパーでも買えますし、その場合、普通にスイスのやベルギードイツなどのメジャーブランドから比較的高級路線のチョコレートが売っています。
また、季節ごとのシーズンフレーバーが棚に並ぶなど、チョコレートの人気ぶりがうかがえます。
街にはチョコレート専門店はもちろんのこと、ちょっと凝ったカフェやベーカーリーにそのお店オリジナルの商品が並んでいることもあるので、ありきたりのモノと差別化を図りたい場合にはチョコレートやスイーツの専門展で買うことをお勧めします。
なお、今はオンラインでも高級チョコが買えますから、私のようにドドドドドドドドド田舎に住んでいてもOKですw
お菓子作りが得意な方は手作りのお菓子を持って行く
ドイツ人は良くお菓子やケーキを焼きます。
もし、お菓子作りが得意な方は、ご自分で焼いたクッキーやケーキ(日持ちするベイクドチーズケーキやチョコケーキ、カップケーキ、マジパンケーキなどのものが無難)を持っていくのも一つの方法です。
この場合もホストの方の好みや、アレルギーがあるか(ナッツやドライフルーツなど)などを事前にリサーチしておきましょう。
また、我が家夫婦のようにおやつやデザートはほぼ一切食べない(スイーツ系に興味がない)場合、ケーキやクッキーをいただくとちょっと微妙な気分になりますし、チョコレートが嫌いな友人もいます。
ホストの好みを確認してからギフトを選ぶのが良いでしょう。
【ドイツのパーティ】ドイツ人宅に招待された時に絶対外さないプレゼント3:お花
「ワインもチョコも結局好みがわからないし悩む!」と言う場合には、お花を持っていく方法もあります。
アレンジメントになっているフラワーギフトは喜ばれます。
また、一軒家やお庭、テラスのあるあ宅の場合は、鉢植えの植物、お花や寄せ植えも良いです。
鉢植え(カップだけに入っていて鉢がないお花)だけだと非常に安く買えますし、別で鉢を買って自分でアレンジしても良いと思います。
ドイツ人の家は常にきれいに整っていることが多く、お花が飾ってあるお宅もたくさん見てきました。
また、お庭やベランダがあるお家なら玄関先に寄せ植えをおいていたり、テラスのテーブルに小さい鉢植えのお花を置いている人もいるので、特にホストに女性がいる場合には喜ばれるプレゼント。
お花をもらって悪い気分になる女性はいないと思うんですよね。
また、お花はお部屋の空間を明るくしてくれますし、「自分では買わないけどもらうと嬉しいもの」だったりします。
お花のプレゼントの予算はいくらくらい?
シーズンにもよると思いますが、こちらも10~20ユーロほどで買えます。
通常の手土産としてお花を持っていく場合、通常のスーパーに大抵お花が売っています。
スーパーで買うと比較的安めの予算で買えますが、クオリティやアレンジのデザイン、ラッピングがイマイチの場合もあります。
そんな場合には、お花屋さんで買うと、品質も良く予算に合わせてアレンジしてくれるので、近くに地元のお花屋さんがある場合にはお花屋さんで買うことをお勧めします。
誕生日パーティーに招待された時にフラワーギフトを贈りたい場合には、お花実物を当日持っていくよりもお花屋さんで使えるバウチャー(お花商品券)をプレゼントするケースも良くあります(相手が近所や同じ地域にお住いの場合)。
当日に大量の生花をもらうよりも、後日必要な時に使ってもらえるし、お花の好みもうるさい方もいるので、お花商品券も候補として良いと思います。
フラワーギフトのバウチャーの予算も様々で、20ユーロ、30ユーロ、50ユーロなどがあります。
【ドイツのパーティ】ドイツ人宅に招待された時に持っていくプレゼント上級者編
これまでお伝えして来た3つのプレゼントは、ドイツ人のお宅に招待された場合の鉄板のBIG 3です。
ただし、ホストとの関係が比較的近い場合には、もう少しパーソナライズしたプレゼントが手土産として喜ばれます。
例えば、ホストのこだわっているものや趣味を知っている場合に、それに関係したものをプレゼントにするというアイディアです。
一つの例として、ガーデニングが好きな方ならば、切り花ではなく鉢植えの植物や、ちょっと変わった種の詰め合わせ、またはガーデニングの本など。
私の友人夫婦は2人ともユニークなウイスキーとジンを集めるのが好きなので、自分の知り合いのワイナリーで作っている特別なジン(つまりスーパーなどでは簡単に買えない)を手土産に持って行ったことがあります。
ドイツ人宅に招待された時の注意点!服装・マナー
ドイツ人のお宅に招待された場合、その多くはランチ/ブランチやディナーなどのカジュアルな食事会的なイメージで、ホストと自分だけ(または自分とパートナーなど)の少人数の場合もあると思います。
しかし、大抵は複数人(もちろん知らない人も沢山いたりします)で、わいわいとにぎやかなパーティ(食事会)になると思います。
ここで注意点ですが、「持ち寄り」と言われない限り、絶対に自分で作ったおかずなどの食べ物を持って行ってはいけません。
日本人的に、よく「これ作ってきたんです」と、手作りの食事を持っていこうとする方もいるかもしれませんが、これはドイツでは基本的にマナー違反となります。
ドイツの場合、(特に食事会に)招待された場合は、スープから始まりデザートまで、ホストのコンセプトがあるため、ゲストが何か食べ物を持っていくのは喜ばれません。
もし、よくわからない場合にはホストに「何か持って行った方がいい?サラダとか?スナックとか?それか早めに行ってお手伝いしましょうか?」などと質問してみましょう。
ドイツでは、このようなことをホストにはっきりと聞いても問題ありません。
招待する側が「何も持ってこなくていいよ」とか「特にないかな、来てくれれば」と言った場合は、本当に何もいらないという意味なので、手つくりお惣菜は不要です(笑)
以下の記事では、ドイツ人に対してハッキリした意思疎通が大事だということを書いていますので、ぜひ読んでみてください。
また、ドイツ人は時間にうるさいです。
日本人ならあまり遅刻する事はないと思いますが、私は遅刻常習犯なので気を付けています(苦笑)
ドイツ人のお宅に招かれた時には、その時間、または言われた時間の5分前には(10分前に来る人もいます´・ω・)到着するようにしましょう。
私の知るドイツ人が時間に厳しいエピソードの一つに、以前、義理母と私の合同で開催したパーティに、当日の連絡で遅れると言ったきり結局来なかった(ドタキャン)カップルがいました。
そのカップルは、その後、彼らが義理母に直接謝罪に行くまでの約1年間、義理母から口をきいてもらえず、さらにそれから数年たった今でも、義理両親のパーティに招待されることは二度とありません(((;゚Д゚)))
また、この方の記事にも「手土産よりも時間厳守に感謝(Als Gastgeber freue ich mich über Pünktlichkeit)」というタイトルで、ホスト側になったドイツ人の気持ちが書かれています(苦笑)
ドイツで学生さんが集うパーティの場合は、アメリカなどと一緒で、あえて約束の時間より遅れていくのが良い「fashionably late」のように書かれているブログも読んだのですが、ドイツ人のお宅や友人宅の食事に招待された場合には時間厳守です!
特に、年上の方、上司などの目上の方から招待を受けた場合には遅れないようにしましょう。
また、服装に関しては、日本人はオシャレできちんとしているので普段通りで全く問題は無いと思います。
逆に、ホームパーティに、オシャレし過ぎや頑張ってジャケット着ちゃうような服装は不要です。
とは言え、男性なら、Tシャツよりも襟付きのカジュアルシャツやポロシャツがいいと思います。
男女ともに、普段着よりも少しだけオシャレにする、清潔感を心がける、少し高級なアクセサリーを付ける、いつもよりイイ時計をつける等で十分です。
そして、何より、招待を受けている日が日曜日の場合には、土曜日までにプレゼントを買っておきましょう!
日曜日はお店は全部閉まっていますので、必ず前日までに準備しておきましょうね。
ドイツ人から自宅のパーティに招待されたら何を持っていく?【まとめ】
ドイツ人から招待を受けたら、用意するプレゼント(手土産)は、以下のいずれかが無難。
- ワイン(白、赤、ロゼ、スパークリング等なんでも)
- チョコレート(プラリネ)・日持ちするスイーツ
- お花
- ホストの趣味や好みのものに関わるパーソナライズギフト
一般的な予算は、ホストとの関係や嗜好、パーティーのコンセプトにより、7~20ユーロ前後(誕生日の場合は関係性により、もう少し予算があがる場合も)
そして、言われた時間厳守!
遅れそうな場合には、必ず連絡をすること。
良かれと思って自作のお惣菜を持って行ってはいけない。
ホストからのドレスコードやテーマが提示されない限り、カジュアルな普段着でOK。
また、「日本のモノを手土産にしたい!」と思う方もいるかと思いますが「安全パイで上3つのどれかにしときなっ」と言うのが本音。
特にドイツ人は食に保守的なことで有名ですし、本当に鉄板ギフトがベスト。
かなりの日本ツウ、または日本好きでない限りは、日本のものは好みが分かれるからです。
やはり、人間はあまり馴染みがないものには手が伸びにくい・・・私の叔父と叔母にドバイで買ったドライフルーツを差し出した時の顔を思い浮かべてしまいますw
どうしても日本をアピールしたい場合には、例えば、お花のプレゼントのデコレーションに折り鶴を使う、和紙でラッピングする等が良いと思います。
ドイツ人は頻繁に(ホーム)パーティをしていますので、招待された時には、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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