こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
「将来海外に移住したい」
「海外生活にあこがれる」
「国際結婚して海外に住みたい」
「日本の集団圧力が自分には合わないから他民族多様性のある場所で生活したい」
「子供に海外の教育を受けさせたい」
などなど・・・色々な理由で海外移住に憧れ、また計画し、実践する方がいると思います。
私もドイツ在住ですので、何故私が夫のいるドイツへ引っ越してきたのか?という質問を受けることがあります。
この記事では、「これからドイツへ移住する」、または「いつか移住したいから情報収集したい」という方向けに、私が実際に日本で準備した事をいくつか挙げてみます。
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1. まずは自分のプライオリティを良く考えリスト化する
海外移住をぼんやり考えている方は特にやっていただきたい事です。
自分はどんな人間で、どんなことが好きなのか、なぜ海外移住したいのか。
日本人なら日本で当たり前と思う事でも、海外での生活は「外国人」としてその地に住むこととなります。
仮に移住先の国籍を取得したとしても、日本で生まれ育ったという「自分のコアであるアイデンティティ」を変えることはできません。
たまに、こういう方がいらっしゃるのですが・・・
「はねうさぎさん、家族でドイツに住むことになっています。今は無期限ではないのですが、ドイツが気に入ったら永住を考えています。まずはドイツでここは絶対に観光した方が良い場所を教えてください!あと、ドイツ生活でこれは注意した方が良いってことも知りたいです!」
という、超丸投げな質問(苦笑)
まず、ドイツへ自分が移住する場合、ドイツの事を良く調べてください。
本を買っても良いですし、ネットや在住者のブログ(私の様なw)、Youtubeの動画でも無料で調べられることもたくさんあります。
調べると分かりますが、ドイツはアメリカと同様、連邦制を取っている国で、正式な国の名称は「ドイツ連邦共和国」です。
ここからもわかる通り、ドイツには日本の都道府県とは異なる「州」という概念があります。
16個の州から1つの国が成り立っており、州議会と言うモノもありますから、ドイツのどの州に住むか?によって、全く違った学校のシステム、カリキュラム、条令、設定されている祝祭日などの違いがありますので、この辺は自分の求める生活や自分のプライオリティと合わせてまずはどこに住むかと決めるのがオススメです。
そして、ドイツはキリスト教国ですので、キリスト教にまつわる祝祭日が多いです。
ちなみに私の住むバイエルン州は、キリスト教の中でもカトリック色が強いため、ドイツで最も祝日の多い州となっています。
ここまでエラそーに書いていますが、私の場合は結婚でドイツへ移住したパターンですので、居住先は自分のプライオリティや好みでは決めることができませんでしたが、「こういう場所に住みたい」とか「仕事を見つけたら引っ越そう」など、はねうさ夫とコンセンサスを取ってお互いに納得したうえでの移住でしたので、パートナーの住んでいる場所にそのまま引っ越してくる方はその辺も確認しておいた方が良いと思います。
また、ドイツは比較的安全な国ではありますが、一般的に平均所得の低い市町村やエリアは、全体的に治安が良く無い傾向にありますので、居住環境、教育レベルなどにも注意が必要(気にする方は!)です。
ベルリンなどのコスモポリタンな都会が好きな私は、まさかその辺にお馬さんを見かけるド田舎へ引っ越してきて、何年も住むことになるとは夢にも思っていませんでした・・・(泣)
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2. 日本で可能な限り荷物を整理して身軽で移住しよう
私の場合は、日本で長らく働いていた会社を退職し、裸一枚・・・ではないですが、スーツケース2個で移住してきました。
海外移住でスーツケース2個?!
と驚く方もいるかもしれませんが、本当はスーツケース1個にしたかったのですが、それは難しかったです。
私の場合、荷物を軽くした理由は大きく2つあります。
1)私の両親は娘が海外へ行ったからと言って、日本からの支援物資や荷物の発送は絶対にしないことがわかっていた為、後日「あれ送って」と依頼する事は通用しない=>必要最低限のものだけを持って行こう!と決めた。
2)アメリカで生活した経験があり(その時の移住計画は失敗し、日本へ帰ってくることに)、現地で買えるもの以外は日本から持って行くという概念しかなかったため。
ドイツはいわゆる先進国ですから、ほとんどのものが現地で入手できます。
ただ、これが・・・まあ、なんとも微妙なので、それは別の機会に書くこととしますが、最近は日本のアマゾンなどの海外発送サービスを利用している在独日本人もいらっしゃいます。
スーツケース2個で移住した私の最大のメリットは、
★引っ越し費用がゼロ
★飛行機のチェックインで重量オーバーしなければ完全無料
★自分と一緒に荷物が現地に到着する為、私物と一緒にすぐに生活をスタートできる
ということです。
ちなみに、私は手荷物は1個まで無料の航空券でしたので、のこり1個は重量に応じた追加料金を支払うことになってしまいましたので、片道航空券はしっかりと確認しておきましょう!
とは言え、「中国から洗濯機を運んだことがある」という私のビジネススクールの同級生によると、「たとえ追加料金を支払ったとしても、自分と一緒に荷物を運ぶ方がはるかにメリットがある!」との助言をもらったので、私はすべての荷物を自分と一緒に飛行機に搭乗させることにしました(笑)
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3. 移住前にできるだけ貯金や投資をしておく
学生さんやワーホリで来る方は、背景や年齢など色々な条件があると思うので、なかなか難しいとは思いますが、老婆心からひと言、「お金って大事だよ~~~」という事。(笑)
また、私の場合は、仕事を見つけるまではドイツ語の語学学校へ行く予定で、主婦になる事は事前に分かっていたため、移住前の自分の懐を温かくしておきたかった事は言うまでもありません。
移住前までは、日本で個人年金の申し込みをしてコツコツ積み立てをしておいたり、会社のボーナスには手をつけずに貯金しておいたりしていました。
また、「陸マイラー」として日本ではかなり頻繁にクレジットカードを使っていたのですが、クレジットカードの使用金額を可能な限りゼロにし、翌月や翌々月の支払い分は事前に精算しておきましたし、ビジネススクールの学生ローンは日本のローン会社で組んでいたので、こちらもすべて清算しました。
日本でローンや負債を抱えている方は、ローンの返済計画と移住計画がマッチするように見直したり銀行口座をネットバンクに切り替えたりするなどの手続きもお忘れなく!
また、国債や株に投資している方も、海外居住になった場合に自分の口座はどうなるのか、オンライン取引で世界どこでも取引可能なのか等の情報もリサーチしておきましょう。
ちなみに私は、はねうさ夫にはナイショで「ユーロ現金のへそくり」を持ってきております(笑)
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4. 移住前に住む場所の下調べと知り合いを作っておこう
私は移住する前に何度かこの町を訪れていますが、その際におよそ移住することが決まっていましたので、レストランを調べたり、学校・病院・その土地に住む人の特徴などをネットで調べまくっていました。
また、SNSやブログなどで現地に住む日本人の方たちと直接コンタクトをとることで、移住後に言葉や人間関係で悩んだ時に相談に乗ってくれるような知り合いのツテを事前に作っておきました。
「そんなのなんだか図々しい」とか「見知らぬ人が突然会いたいって言って来たら気味悪い」と思ってしまった方は、あまり海外移住には向いていないかもしれません。
なぜなら、全くの知らない土地に飛び込み、サバイバルするには、こういった勇気と言うか多少の図々しさは必要だと思うからです。
もちろん、現地の言葉も達者で順風満帆、問題ない!っていう自信があるなら別ですが・・・。
「転ばぬ先の杖」は、何本あっても悪い事ではありません^^
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5. ドイツ移住前に日本の事をもっと知っておこう
これは何を言いたいかというと、海外移住する前に「日本でやりたいこと、やり残したことを名一杯楽しんでね!」という事と、「日本人として日本の事を海外の方に説明できるようにしておこうね!」という2つの意味があります。
始めの「日本でやりたいこと、やり残したことを名一杯楽しんでね!」というのは、誰もが想像できると思うのであえて詳しく説明はしませんが、美味しいお寿司を食べたり、まだ行ったことの無かった土地を旅行したり、日本を代表するようなメジャーな場所へ観光しておく等と言うことです。
ちなみに、私は国会議事堂のツアーと、はとバスツアーに参加しました。
私は、ドイツからクリスマスカードを送りたかったので、友人の住所を聞いておきました。(今時メールでいいじゃん!って言う方はそうしてください)
2つ目の「日本人として日本の事を海外の方に説明できるようにしておこうね!」というのは、ドイツへ来ると、必~ず!必ず!日本の事をドイツ人、または他の人から質問されることがありますので、ある程度の情報は把握しておいた方が良いです。
例えば・・・
★日本の首都は東京ですが、人口は何人?
★「トウキョウ」って、どんな意味があるの?
★新幹線は早いと聞いたけど、最高時速はどのくらいでるの?
★日本の電車は「DB(ドイツ鉄道)」みたいに良く遅れるの?
★日本へ観光で行くならどの季節がオススメ?
★日本の民族衣装は着物って知ってるけど、日本人はどういう時に着るの?
★スシって日本人なら皆作れるの?
★ドイツと日本って第二次世界大戦で同盟国だったけど、日本人はアメリカの事をどう思ってるの?
★日本人はビールが好きなの?他にどんなお酒を飲むの?
★ラーメンが大好きなんだけど自宅で作れる?
★日本は地震が多いと聞いたけど怖くないの?(ドイツには地震がありません)
★日本人がEメールに書いてくる「San(さんという敬称)」はいったい何?
★日本人はどんな宗教を信じてるの?あなたは?
★前の天皇の名前と現在の天皇の名前は?
などなどです!!(上記は、私が実際に聞かれたことのある質問です)
特に、ドイツ人は数字を駆使して物事を説明する特徴があり、「日本の人口」、「その都市の人口当たりの密集度」、「乗り物の速さ」、「東京~広島間の距離」、「飲酒・投票・運転できる年齢」などなど、数字で説明できた方が良いです。
これは、ドイツ語学校でもそのように説明することを推奨されたので、ドイツ語ができない状態であったとしても、ちょっと英語で考えてみる、とか、日本語でも数字をきちんと理解していると良いと思います。
ドイツ人は勿論ですが、ドイツ人以外の外国人も、英語で流暢に自分の国の事を「プレゼン」して、「こんなに良い国だから絶対遊びに来てよね!」なんて言う人もいますから、日本人を代表するくらいのつもりで、堂々と日本の情報、日本の事を話せるくらいに、自国の事を知っておいた方が良いでしょう。
その方が親日家の方と仲良くなりやすいので、移住後の生活も楽しくなること間違いナシ?!かもしれません。
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ドイツ移住前に日本から持ってきたいものリストを作るのも忘れずに
ドイツへ移住(または一時的にでも住もうと)を考えている方、「ドイツ移住準備の始め方!日本での事前準備で私がした5つの事」は、いかがでしたでしょうか。
個人的に思うのは、今回挙げた5つの事は、ドイツに限らず他の国へ移住しようと検討している方にも参考になると思ってリストアップしてみました。
私は、自分では、なかなか準備してきた方だと思っていましたが、実際にドイツへ引っ越してみると、旅行で見てきたドイツとは違った側面が見えたり、田舎暮らしで孤独だったりと、「キラキラ移住生活」を送っているとは到底思ってはいませんが、自分が移住先でもハッピーでいられる為には、事前準備として何をやるべきかを考えることが重要だと思います。
もちろん、日本が恋しくなることも沢山出てくるでしょう(まったくホームシックにならない人もいますが)。
そんなときのために、どんなものを日本から持ってくるべきか、そのリストを作ることも忘れずにしておきましょう!(私は食いしん坊なので、結構食料や調味料系が多かったですw)
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