こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。
沢山の方に読んでいただいた「ドイツで魚卵祭り!ロシアンスーパーで買うべき3つのモノ」では、ドイツ生活で食べたいけど中々普通のスーパーでは入手しにくい食材3つをご紹介しました。
この記事は、ツイッターで拡散されてかなりバズった記事でもあります。(いつも読んでくれている方、ありがとうございます!)
その後、何度かロシアンスーパーに足を運び、また最近私の行っているロシアンスーパーが店内改装をして棚がキレイになったこともあり、ロシアンスーパーでの買い物が楽しくなりました。
今回は、ロシアンスーパーで買ったものの中で「我が家に定着した」または「お勧めの」アイテム7つ+1つをお伝えします!
第7位:ジョージア風白キャベツのサラダ
「ジョージア風?」
まず、ジョージアと言うのはアメリカの州の名前ではなく、一つの独立国家の事です。
昔は「グルジア」と呼ばれていました。
ジョージア出身の力士、栃の心関の故郷ということや、今年ファミマに「シュクメルリ」というジョージア料理が登場するなど、知っている方も多いのではないでしょうか。
以前、私が旅行で訪れた「ジョージア」という国についていくつか記事を書いていますので、興味のある方は覗いて行ってくださいませ!
>>あわせて読む
私にとってジョージアは、旧ソ連国の中でもダントツ一位で美食の国であり、ドイツ語クラスのクラスメートだったロシア人も同じ話をしていましたのでお墨付きです!(笑)
ですので、このジョージア風白キャベツサラダと言うモノを買ってみました。(写真食べかけで見苦しくてすみません)
これ、「白キャベツ」と言ってるのに何故赤いの?!と思う方がいらっしゃると思いますが、ビーツと言われる赤いカブが刻んで一緒にマリネしてあるようです。
ビーツの味はそれほど強くなく、香りがする程度なので、ドイツの通常のスーパーに売っているキャベツサラダのお味にほんのりビーツ風味・・・と言えばイメージが湧くのではないでしょうか。
ビーツ(またはビート)と言えば、ロシア料理の赤いスープのボルシチを思い浮かべる方が多い事でしょう。
ドイツでも手軽に入手できますし、何と言っても「食べる輸血」と言われるほどに栄養豊富な野菜です。
ビーツはカリウム、ナトリウム、カルシウムなどのミネラルやナイアシン、パントテン酸などのビタミンB類、食物繊維などが含まれるほか、ベタシアニン、ベタインなどほかの作物にはなかなかない成分が含まれています。
さらに近年ではビーツに含まれる「ラフィノース」というオリゴ糖の働きや、ビーツの赤色を示すベタシアニン、ベタキサンチンが持つ抗酸化作用、さらに血管拡張作用のあるNO(一酸化窒素)の、体内での産生を促進する成分が含まれており、その生理作用に注目が集まっています。
by https://precious.jp/
栄養だけでなく色がきれいなので、グリーンサラダに付け合わせたりトッピングにしたり、お肉に添えても見た目がキレイなのでお勧めです!
トマトのように生野菜だと日持ちがしませんが、こちらはマリネされているので日持ちがしますし、お弁当のおかずにもヨシ!ですよ。
>>あわせて読む
https://www.haneusagi.com/diary-wagaya-de-gohan-borscht-recipe
第6位!ブルガリア風グリル茄子とトマトのペースト
友人と一緒に買い物へ行った時に、買い物かごに「ポイ」っと入れられたものがいくつかありますが、その中に友人がオススメする美味しいヤツとして、この「グリル茄子とトマトのペースト」があります。
写真、またまた食べかけで見苦しくてすみません・・・汗 このラベルです!
「パンに塗って食べると絶対おいしいから!」と自信満々で言われたので、買ってみましたが、しばらくの間怖くて開封できていませんでした・・・(ごめんね!)
と、言うのも、以前、レストランのディップで出てきた茄子のペーストと言うのがあまりおいしくなかったので・・・ふたを開けるまでに勇気が必要でした。
因みに、容器には「ブルガリアン・ナスペースト」と書いてあります。
バルカン地方の食文化に、こういったグリルしたナスをペーストにしていただくことが良くあるようです。また、ブルガリアは「親旧ソ連国」として有名で、現在でもロシア語と同じキリル文字を使用していることでも知られています。
さて、友達にオススメされてから長い事ためらっていましたが、開けてみて、パンに塗って食べたときの衝撃と言ったら言葉にできません。
グリルは炭火で焼いたのかな?!と思うような少し香ばしい香りがあり、茄子とトマトとガーリックのコンビネーションがたまりません。
これは、パンやクラッカーをお代わりしたくなる・・・(笑)
コールド・ミール(Kaltes Essen)の時や、パーティーの前菜などでディップとしても活躍するので、ぜひお試しあれ!
>>あわせて読む
https://www.haneusagi.com/travel-europe-bulgaria-rosefestival-how-to-get-kazanlak2019
第5位:ロシアの皮無したらこ缶
こちらは、ツイッターで色々な方に取り上げていただいた「ロシアスーパーで買えるたらこ缶」。
すでに皮がとってあり、たらこが粒上にクリーミーに入っているので、そのまま「たらこスパゲッティー」や「タラモサラダ」、「たらこのチーズトースト」、「たらこマヨディップ」などなど、色々なお料理にそのまま使えるので重宝します。
日本のたらこそのものや、インスタントのたらこスパゲティーの素とは若干風味は違うモノの、リーズナブルに入手できるので、ケチらずに沢山使えるのが嬉しいですね!
>>あわせて読む
https://www.haneusagi.com/diary-my-german-life-fish-roe-russian-market
第4位:ジョージアの小籠包!(冷凍)ヒンカリ(Khinkali)
またまた登場のジョージアの食べ物ですが、ジョージアの食のすばらしさを一言でいうと、
「ロシア、アジア、トルコ、西洋料理の良いとこ取り!」であるという事です。
ジョージアの伝統料理である、このヒンカリも漏れなくアジア(中国)の影響を受けたいわゆる「ダンプリング」です。
多くの現地のレストランでは、このヒンカリは手作りですので、皮はもっちもちで、中に入っているひき肉とコリアンダーをベースにしたアンはジューシーで、もう最高です!(中身は、きのこやチーズなど色々なバージョンがあります)
手作りすると時間もかかってしまうので、我が家は冷凍ヒンカリを買っています。
何種類か試した冷凍ヒンカリの中で、こちらのメーカーのものが割と現地の味に近いので、このヒンカリを購入しています。
「Chinkali」と、スペルがCから始まっていますが、グルジア語(ジョージア語)では、「Khinkali」と表記しますので私もそのように書きます。
「これなら僕にでも作れる!!」と、大興奮のはねうさ夫ですが、実際はお湯でゆでるだけなので、小学生でも作れますね(苦笑)
>>あわせて読む
第3位:コリアン風ニンジンサラダ
「またサラダ?」と思ったあなた・・・そうです!私はお野菜が大好きなんです。
それもタダのニンジンサラダではありません!ピリッとスパイシーなニンジンサラダ!
この韓国風のニンジンサラダが何故ロシアンスーパーに売っているのか?
アジアンスーパーに行って買うことはできないのか?
という疑問が湧くことでしょう。
このスーパーを紹介してくれたロシア系のドイツ人から聞いたのですが、ロシアの食べ物には韓国・朝鮮の食文化の影響があるそうです。
確かに歴史を紐解いてみると、今は南北に分断されている韓国と北朝鮮でしが、もともとは一つの国だったわけだし、北朝鮮とロシア(現)は、陸地での国境を有しています。
ロシアの人口密集地域を考えると、ロシアと言う国はヨーロッパ寄りですが、地理的には中国、モンゴル、朝鮮半島、西アジアの影響があるのは理解できるところでしょう。
う~ん・・・食と文化的な事を歴史で考えると、すごくロマンを感じて色々と妄想しちゃいますw(はい、タダの変な人です)
話を戻しますと、こういった理由で、実はロシアンスーパーには、大量かつ色々な種類のキムチが売っています。
どちらかと言うと、白菜キムチではなく、キャベツを使用したキムチが主流です。
ドイツに来て、シラチャーソースとキャベツを混ぜ合わせて「なんちゃって即席キムチ」を作ってみた方は多いと思いますが、先人も同じような事を考えたのでしょう。
で、また話が飛んでしまいました。
ロシアスーパーに売っている「コリアン風ニンジンサラダ」は、人参が細切りになっており、少しだけアジアンテイストかつピリッとスパイシーなサラダです。
きのこ入りのものもありますが、私は人参だけのシンプルなものが好きです。
また、先ほどご紹介した、「ジョージア風白キャベツサラダ」を販売している「EURO-ASIA」というブランドも、ニンジンサラダ、コリアン風ニンジンサラダ、キムチなどを販売していますので気になる方はそちらのニンジンサラダも買ってみてはいかがでしょうか。
私があえて「コリアン風」と言っているのは、韓国と北朝鮮を合わせて呼びたい為です^^食文化的には共通点が多いはずですからね。
辛いものが苦手な方は控えた方が良いと思いますが、このお味が何とも言えない西洋と東洋の絶妙なミックス!という風味で、我が家では、グリーンサラダのトッピングやお酒のおつまみとしても重宝しています。
ナムルやキムパブの具なんかにしても良さそう^^
また、ロシアンスーパーには、新鮮なハーブも販売されているので、ディルやイタリアンパセリを刻んで、このニンジンサラダと一緒に混ぜると絶品です!
第2位:高級(風)カニカマ
ドイツのスーパーで売っている「SURIMI」と言われるカニカマは、色はオレンジで食感も風味も、日本のそれとは比べ物にならないくらい残念なものです。
以前は私もこれを買っていましたし、ロシアンシーパーマで行けないときにはこちらのSURIMIを買って、手巻き寿司に使ったりしていました。
ロシアンスーパーにも色々なタイプのカニカマがありますが、私がオススメなのは、お箸でつまんでほろっと崩れる、あの日本でいう「高級カニカマ」!
ロシアンスーパーでも、普通のものより少しお高めですが、日本と価格は変わらないかむしろ安いくらいです。
私のお気に入りの食べ方は、この高級カニカマを大根サラダに入れる事!
大根とカイワレ大根はドイツのスーパーでも手に入るので、こちらに高級カニカマを追加して、マヨネーズで和えるだけ、またはフレンチドレッシングでさっぱりといただくのが好きです!
以前の記事「ドイツで魚卵祭り!ロシアンスーパーで買うべき3つのモノ」で書いた高級カニカマブランドは見かけなくなりましたが、今はこの写真のものを買っています。
「VICI」ブランドは、1991年に創業のVičiūnaiというリトアニアの大手企業なので、商品も安心して購入できますね。
第1位:ロシア産塩漬けイクラ
こちらは、別記事「ドイツで魚卵祭り!ロシアンスーパーで買うべき3つのモノ」でも書いているので多くは語りませんが、ドイツの通常のスーパーで売っている物より品質が良く、美味しいのでとてもお勧めです。
ロシアンスーパーでは「IKURA」で通じますが、ドイツ語では「Lachskaviar」と言います。
日本のように、醤油漬けのものはないので、和風にしたい場合には日本酒とお醤油につけておいてから使用すると良いと思います。
基本的には塩漬けになっているので、私はそのまま、手巻き寿司、イクラ丼、スモークサーモンのトッピングなどに使用しています。
いつもは、7ユーロほどの小さな瓶に入っているイクラを購入するのですが、お店のボスらしきロシア人のおじさんから「自信を持ってお勧めする一番うまいやつ」というイクラ、「KETA(キタ)」というブランド?で、250gで24ユーロという缶入りのものを年末年始用に買ってみたので、食したらまたこちらに「追記」という形でレポートしたいと思います。(写真は左が高級の物、右が私がいつも買うモノです)
【追記】
高級イクラを食してみました。粒が大きめで色が濃いイクラでした。
お味は、ロシアのイクラ全部に言える塩漬けなので、日本でいただくイクラとは味も違うのですが、個人的には普通の価格のイクラで良いような気はしました(苦笑)
日本でイクラを買っても、買うお店やブランドによって臭みがあったり味付けの違い、粒の大きさや皮の触感などが違うと思うので、そのような違いかな?という印象です。
おまけ:鱈肝(たらきも)”Dorschleber”の缶詰
ここまで書いてきて、すべてのものが保存食であることに気づきました・・・アハ!
とは言え、スーパーが完全にしまってしまう事も多いドイツ生活ならではのアイディアな気もします。
さて、「おまけ」は、あん肝の代用として考えることができるタラ肝のご紹介です。
あん肝がお好きな方もいることでしょうが、私はレバー系はあまり好みでは無いのでランキングには入れませんでした。
ドイツであん肝は手に入らなくても、タラの肝はお手頃価格で手に入ります!
ロシアンスーパーには、タラの肝の缶詰が売っています。(ドイツのスーパーにも売っていることがあります)
友人曰く、「パンにペーストのように乗せて食べると最高なの~♪」とのことで、ジャガイモを付け合わせにしたり、茹で卵と一緒に食べたりするらしいです。
とは言え、日本人にははやりポン酢!と、もみじおろし!
もみじおろしは、大根に唐辛子を埋め込んで一緒にすりおろせば簡単に手作りすることができますが、面倒くさい方は七味唐辛子などで代用できます。
基本はオイル漬けで、レモン風味だったりしますが、缶詰なので、少し缶の臭みは残ります。
タラ肝はペーパータオルで、しっかりと油分を取ると少し臭みが柔らぎますので、油をしっかりととるのがコツです。
器に、タラ肝を入れて、ポン酢をたっぷりかけ、もみじおろし(または大根おろし+七味)と青ネギ(またはチャイブ)を乗せれば立派なおつまみの出来上がりです!
コメント