こんにちは!はねうさぎです。
このタイトル、簡単なようで奥が深い、ドイツに来たら多くの外国人が抱える悩みでもある事でしょう。
特に、外国人がまず行くのがドイツ語の語学学校だったりするので、基本的には、かなりインターナショナルな環境に身を置くことになり、それはそれでドイツ生活の楽しいところではあるのですが、そうなると、ドイツ人と知り合う(または1日に一言でも話すこと)は、かなり難しい環境になります。
このタイトルは、先日、クラスメート4人(国籍は、ペルー、ブラジル、ナイジェリア、そして私の日本)で学校の帰りにランチに行った時に、ナイジェリア人のクラスメートが私たちに投げかけた質問です。
さて・・・。
彼はこの先、ドイツの大学へ行く予定なので、大学へ行けばドイツ人外国人に限らず友達ができると思うので心配しなくてよいと思うよ、と伝えました。
そして、今年の冬にドイツに来たばかりだけど、それなりの数の友達がいるペルー人の女の子がまじめに回答していたことをこちらに書きます。
【その1】バーやクラブで知り合う
まず彼女は、ナイジェリアの彼に「趣味は何?」と質問しました。「週末やお休みの日は何をしているの?」と。
自分の趣味を振り返り、自分は何をすることが好きなのか、そしてそれをドイツで簡単に実行できるのか?ということがポイントとのこと。(趣味によっては、ドイツではすごく費用がかかったり、クラブや同士を見つけるのが難しい趣味もあるため)
彼は、「家で本を読むのが好き」と答えました。(ちーん)
確かに良い趣味ですが、これだとドイツ人の友達を見つけるのはほぼ無理でしょう。外出しないので、まず、人に会う機会がありません。ちなみに、彼はお酒も飲まないそうです。難しいですね。
バーやクラブなどは、ナンパ目的もありますが、他人とざっくばらんに会話するいい機会でもあります。
ちなみに、私は、バーではないですが、ワインの試飲イベントでドイツ人と友達になりました。
偶然隣に座っていた彼女が日本に興味を持っていて、以前彼女がケルンに住んでいた時は、日本語のレッスンも受けていたそうです。
ただ、バーやクラブに関しては、その時によるかなあと思っています。
個人的に、ドイツのバーやクラブでは、英語圏の国に比べてあまり気軽に他人と話す習慣がないなあと言う気がしています。(ドイツ国内でも地域差があります)
実際、旅先をはじめ、アメリカに住んでいた時も良くありましたが、バーで会話が始まるのはイギリス人をはじめ、アメリカ、カナダ人や英語を話す外国人です。
これは、はねうさ夫も同意で、「ドイツ語の一番ダメなところは、社交的なイントロダクションのダイアログが英語に比べてほぼ無く、見知らぬ人と会話を始めるきっかけが難しい。また、その文化も英語圏に比べて少ない」と言っています。
もちろん、ドイツと言えども色々な街がありますので、地域差はあると思いますが、英語だと、知らない人とでもすぐに会話を始められますし、そういう習慣もドイツよりは多い気がします。
【その2】ジムやダンスレッスンなどで知り合う
これは、ジムにもよりますし、ジムの雰囲気にもよるようです。
ブラジル人のクラスメートは、彼女の行っているジムでは、スタッフも不愛想で挨拶もしないし、みな黙々とマシーンでせっせと汗を流しているとのことでした。
とは言え、確かに、ヨガやピラティス、ズンバなど、色々なレッスンがあるジムやスタジオだと、とある会話をきっかけに仲良くなることもあると思います。
日ごろは、中東やイスラム圏からの移民や難民も多く見かけるドイツですが、彼女たちはスポーツを楽しむ文化がほぼ無いし、肌を露出して体を鍛えることもないので、ジムには仕事や学校帰りのドイツ人が多くいるようです。
ジムや、ダンスなどのレッスンは意外ときっかけがあるかもしれません。
【その3】SNSやインターネットで知り合う
友達作りに関してのインターネットの使用は、今や必須と言ってよいでしょう。
その地域情報もゲットできるし、タンデムパートナーを見つけることもできます。
タンデムパートナーと言うのは、ドイツ人からドイツ語を教えてもらう代わりにこちらは日本語を教えるパートナー。
英語で言う「Language Exchange Partner」のことです。タンデムに特化したサイトやAPPもあります。
ただし、これはペルー人のクラスメートも言っていたのですが、「SNSでの友人探しは、注意が必要」とのこと。
アジア人である日本人の女性ならば経験があると思いますが、完全に日本人(やアジア人)にポイントを絞ったナンパ目的利用も少なくありません。
もちろん、「そういう意味で」ドイツ人と時間をエンジョイしたい方はどうぞ。私は否定しませんが、毎日レイプや殺人事件が報道されている中、ぜひ責任を持った行動をしていただければと思います。
そして、南米女子である彼女たちにも同じようなことがあるらしく、例えば、ありがちなのが、ペルーやブラジル出身、というと「僕はダンスが大好きなんだ。一緒に踊ろうよ」などと言う連絡が多くあるそうです。
「僕はダンスが好き=一緒に寝たい」つまりヤルだけ目的の男性も多いみたいです。
「結婚してるよ」と言っても「Egal(関係ないし問題ない)」と言われてしまうそうです。
まじめで誠実なイメージがあるドイツ人でしたが、やはり万国共通で、こういう人は一定数存在するようです(笑)
Facebook、インスタグラム、タンデムAPP、その他タウンガイドなどで、友達募集、街のニューフェイス(Neu here)等、コミュニティーを見つけて、掲示板に書き込みしてみると良いと思います。
私はタンデムパートナーをFacebookで見つけました。
【その4】インターナショナルパーティーで知り合う
インターネットで調べれば、その街や周辺で、外国人の集まるパーティーや、言語のエクスチェンジパーティーなどを見つけることもできます。
定期的にイベントを開催している場合もありますし、不定期な場合もありますが、一度顔を出してみると良いでしょう。
私も一度参加してみたのですが、その日は残念ながら、日本(または日本語)に興味があるという参加者はおらず、英語で隣に座っていた男性2人と話しました。
街の情報やおいしいレストラン、旅行情報などを話して楽しかったですが、その後連絡を取り合うこともなく、友達として「マッチした!」という感覚もなかったので、なんとなくその後このパーティーには参加していません。
もちろん、その日によって参加者や人数、雰囲気も異なるはずなので、何度か参加してみて友達と呼べるような気の合う人と知り合うことができれば完璧です。
ドイツでドイツ人の友達を作るのはそんなに簡単じゃない
話してくれたペルー人の彼女には、ドイツ人の彼がいるのですが(それもこのランチの時に婚約したことを知りました!めでたい!)、彼経由で知り合った共通の友達がいるのはもちろん、自分だけの友達も何人かいるそうです。
ポイントは、「多趣味であること」そして、「趣味を通じて知り合った人とは共通の話題が多く、言葉の壁が多少あっても私たちのへたくそなドイツ語を聞いてくれる」というメリットがあるとのことでした。(とはいえ、ほとんどは英語で話しているそうです)
彼女の場合は、スペイン語、英語、ドイツ語ができる上に、ドイツ人の中にはスペイン語学習に興味を持っている人の割合が結構多く(少なくとも、日本語に興味ある人よりは圧倒的に多いはず)、タンデムパートナーも見つけやすいようです。
私は、1番、3番、4番は実践しましたが、2番のジムへは行ったことがありませんし、実際に、夫との共通の友人意外でドイツ人の友達は1人しかいません。(タンデムパートナーは別)
これは、性格や友達作りに対する考え方、文化背景等、その人の持っているものが人それぞれ違うので、一概には言えませんが、南米出身の彼女はフレンドリーで話しやすいのも事実。
特にアラフォーの子供なし日本人女性が現地の友達を作るのはそう簡単ではありません。大抵私くらいの歳の方は子供がいるので、会話の内容や悩み事、興味のある事、日常生活も同じではないからです。
ドイツ語に対するモチベーションを維持する難しさ
ドイツに住んでいる日本人は、というか、どの外国に住む外国人でも、2つのタイプがあります。
1つは、その国が大好きで、住んで学んで働くのが夢で、やってきた人達。
もう1つは、その逆で、仕事や学校の研究その他さまざまな理由で、自分の意思とは関係なく外国で暮らさなければいけなくなった人達です。
ちなみに、後者は前者から結構嫌がられる傾向があるのですが、私は後者で、夢や希望があったわけでもないドイツに仕方なく来て、仕方なく生活しています。(文字で書いてしまうとなんだか悲しいな)
もちろん、色々なオプションを探りましたが、私がドイツへ来るのが一番良いという結論をもってドイツ人と結婚し、来たわけなので、「まったく自分の意思ではなかったか?」と問われると難しいのですが、意外と私みたいなのっているんだなあと最近思います。
クラスメートのブラジル人の子も私みたいな感じで、ドイツは悪くないけど、良くもないって思ってるみたいで、いつもブラジルに帰りたがっています。
なので、私たちのような人種にとっては、ドイツ語学習におけるモチベーションを探し、それを維持するのが大変なのです。
では、なぜドイツ語を勉強するのか?
もちろん、生活に困らない為とかドイツで仕事したいからとか、人によって様々な理由があります。
でも、先ほども書いたように、ドイツに対する愛着が薄いと、ドイツ語の習得やモチベーションの維持にもかなりの影響があります。
すごく若くてモチベーションのある人だと、半年でC1という上級レベルまで習得してしまいますし、ドイツの大学に行きたいならば、なおさら高いモチベーションを持っていますよね。
ドイツに来る以前、私が働いていた会社で、英語必須という条件があったのですが、同僚でほとんど英語ができない人がいました。でも、彼は、営業スキルが半端なく素晴らしいということで、特別に英語スキル無しで入社を許された人でした。
その営業マンが、毎日毎日がんばって英語を勉強していたのですが、2年たっても3年たっても喋れるようにならなかったのです。
私はその時こっそりと「3年も勉強してちっとも喋れるようにならないなんて、何か勉強方法が悪いんじゃないの?仕事のために習得しなければいけない言語なんだからもっと必死にやればいいのに」と思っていました。
だけど、今彼の気持ちが少しわかるような・・・・苦笑
だって、モチベーションあがらないんだもん!(笑)
それに、ドイツ語は思った以上に難しいし!こんないい方法あるよ~というご意見があれば、ぜひうかがいたいものです。
逆に、自分が英語を勉強してきたなが~い歴史を振り返ると、良くも飽きずに何年も(いや10何年も・・・)勉強したよなあと思います。でも、英語が好きだったから、勉強が大変だったとか苦しかったとか、思ったことが無かったなあ・・と。
私の悩みは、ドイツ語を勉強するモチベーションが無いってことかな。。。
ドイツ人の友達が沢山いたらモチベーションが上がるんだろうか?と思いつつも、よく考えたら私結構ドイツ人の友達いるんだよね、だけど皆インターナショナルマインドを持っていて、英語で会話が成立する人たちだから「ドイツ語を勉強するためにドイツ人の友達が欲しい」(または逆?)という欲求は、自分にはわかないし、その理由は適切ではない気もしたりするのです。
実際、ドイツ人って割とにネガティブマインドがあって、嫉妬深いという印象。
日本でもありがちな「貧乏自慢」「不幸自慢」はドイツ人同士の会話の中ではよく聞く内容です。私は、もっとハッピーな話を聞きたいんだけどね、ドイツ人はあまり「幸せ自慢」はしませんw
実際に、このような記事をみつけました。
https://www.sueddeutsche.de/panorama/umfrage-deutscher-neid-1.3079002
この記事の中の調査では、「他人が自分よりも人生がうまくいっていることに常に嫉妬する」と答えた人が23.1%、「時々嫉妬する」と回答した人が61.8%もいたということで、びっくり!
こういった国民性からも、ドイツ人は、不特定多数から嫉妬を避けるため、「クラブ」や同じメンバーと定期的に会合を開く「Stammtisch(シュタムティッシュ)」と呼ばれるドイツ人独得のコミュニティーに対する概念が今でも根付いていて、大勢の人たちと仲良くするよりも、自分が信頼のおける小さな友だちの輪を大切にする傾向があると思います。
さて、こんな自分をどうするか。
最後はちょっと話がずれて愚痴みたいになってしまいましたが、とりあえず、B2クラスも始まったので、もう少し頑張ってみようと思います。
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