【食べ方もご紹介】ドイツの春は「白アスパラガス」を堪能しよう!

白と緑のアスパラガス

こんにちは!はねうさぎです。

日本はゴールデンウィーク真っ只中ですね。SNSでも友人がキャンプや行楽、旅行に行って家族や友人との楽しそうな写真を投稿しているのを見ると嬉しくなります。日本人もドイツ人並みにもっと休んでよいと思うのですがね~・・^^

さて、今まさにドイツに旅行に来ている方、またはもうすぐドイツへ来る予定の方、来年の春はドイツに行ってみたいな!と思っている方に、ぜひドイツの白アスパラガスを堪能していただきたいので、ドイツの白アスパラガスについてご紹介します。

ドイツの春を告げる「白アスパラガス」

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©haneusagi.com

この写真は、菜の花畑ですが、ドイツでは寒い冬が終わり、春になると今までグレーだった木々が新緑で覆われ、チューリップやスイセン、タンポポ、桜(詳しくはサクランボの木)、リンゴの白い花、ピンク色のモクレンなどなど一気に花が咲き、今までとは別の世界を見ることができます。

こういった、のどかで美しい風景を味わえるのもドイツの春の良いところ。

日本では春を告げる一大イベントと言えば「お花見」でしょう。桜は日本に春を告げるシンボルと言ってよいと思います。

しかーし!、ドイツでは、桜でも菜の花でもなく、「白アスパラガス」が春の風物詩と言われています。

スーパーマーケットはもちろん、広場に出ているマルクト市場やスタンドに至るまで「白アスパラ始めました!」の文字が並びます。

ちなみに、ドイツ語では、アスパラガスのことを「シュパーゲル」と発音します。

私の住んでいる南ドイツのフランケン地方には、白アスパラガスの有名な産地がいくつかあります。シュパーゲル農家の娘さん達のなかから、「シュパーゲルクイーン」を選ぶコンテストもあるくらい、白アスパラガスに対する愛情は半端なく、まるでお祭り騒ぎ。

レストランに行けば、今週のスペシャル(またはシーズンスペシャル)などと書かれたメニューの一番初めのページに「Weiss Spargel(白アスパラガス)」の文字を見つけることができます。もう、猫も杓子も「白アスパラガス」なのです!

白アスパラガスのシーズンは、その年の天候などにも左右されると思いますが、4月の終わりごろから6月の初めごろまで楽しめると言われています。

日本では、缶やビン詰めの白アスパラガスが主流で、最近では北海道などで、高級フレンチのお店などの特定の場所向けに生の白アスパラガスを生産していると聞いたことがありますが、一般人にはまだまだ高級食材といっても良い白アスパラガス。

ドイツでは、5月は白アスパラガスの旬真っ盛りですので、ドイツに来た際にはフレッシュな白アスパラガスをぜひ食べてみてください。

【茹でる】白アスパラガスの食べ方

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大抵のドイツレストランでは、白アスパラガスは茹でたもの(切らずにそのままの長さでどどーんと出てきます)に、バターソース(または単にバター)、またはオランデーズソースを選べることがほとんどです。

白アスパラガスだから・・・となめていると、かなりの量が来ますので、日本人なら2~3人でシェアして、メインは他のものを注文するのがオススメです。

オランデーズソースとは、バターとレモン果汁を卵黄を使用して乳化し、塩コショウまたはカイエンペッパーで風味付けした、クリーム色のソース。

レストランによりますが、ちゃんとこのソースを手作りしているところと、既製品を温めただけのものを使っているレストランがあるので要注意。

お好きな方には良いと思いますが、このオランデーズソースは日本人にはちょっとヘビーで濃厚すぎるかなあと思うところですが、最近行ったレストランのオランデーズソースはすごく軽くて風味豊かだったので、色々なレストランで食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。

この下の写真は、先日行ったヴュルツブルクの「アルテマイン橋」のたもとにあるレストラン「Alte Mainmühle」で食べた白アスパラガス。

ザ・観光者向けレストランだったので、あまり期待はしていなかったのですが、オランデーズソースは軽めでふわっとしていたので、食べやすかったです。

このレストランのテラス席からは眺めも抜群です。

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©haneusagi.com

●Alte Mainmühle
http://www.alte-mainmuehle.de/

白アスパラガスには、「カッセラー」と呼ばれる大きなハムの塊のようなものをスライスしてハムステーキのようなものと付け合わせたり、子羊のステーキと合わせたり、ホタテのバターグリルと合わせたり・・・と、レストランによって選べるオプションが異なります。

フランケン地方の王道は、白ハムのスライスと合わせること。あくまで、白アスパラガスが主役で、ハムは「付け合わせ」なのです。

【スープ】白アスパラガスの食べ方

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出展:http://recipes-plus.com/recipe/cream-asparagus-soup-poached-salmon-17112

ドイツで、もう一つ主流の白アスパラガスの食べ方としては、スープに入れる調理法があります。

クリーム系の白いスープと白アスパラガスの相性は抜群!

白アスパラガスの価格は、太いものが高く、細いものが安いです。太いものだと、直径2~1.5センチほどありますので、食べ応え十分ですよ!

折れてしまっているものなどは、まとめて格安で売られていたりします。スープに入れる白アスパラガスは、折れてしまっているもので充分ですので、安く購入してたくさん作ってゲストにふるまっても良いですね。

【サラダ】白アスパラガスの食べ方

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私の義理母は、直接農家から白アスパラガスを買ったり、マルクトへいって安売りしている白アスパラガスを大量に購入し、ビン詰めの自家製サラダにして長期保存しています。

一見、日本で売られているようなビン詰めの水煮のようにも見えるのですが、中は甘酢で、空気抜きもきちんとしているので、ふたを開けなければ2年は持つらしい!

甘酢以外では、お好みのハーブを刻んだレモン風味の漬け液ドレッシングを作り、そこに茹でた白アスパラガスを漬けて冷蔵庫で冷やすだけ。

前菜にしてもヨシ、他の葉っぱ系のサラダのトッピングにしてもヨシで、大活躍です。

【作り方は簡単】

1. 白アスパラガスの付け根の部分を大胆にカットし(鮮度にもよりますが、根本3~5センチくらいは固いため)、ピーラーで茎の部分の皮をむきます。

2. あとは、お好みの硬さに茹でるだけ。

※義理母曰く、10分ほど茹でるとのことですが、食感を楽しみたい方はもう少し短い時間でも良いかもしれません。

もちろん、白アスパラガスの太さや茹でる量にもよりますので調整しましょう。

3. 茹でたら、作っておいた漬け液に投入し、冷蔵庫で冷やすだけ。

最高に白ワインに合いますー!

繊細な白アスパラガスの甘みを、さわやかなレモン風味のドレッシングが引き立てます。

少しカイワレ大根なんかを合わせて、ハムやスモークサーモンと一緒に前菜にするとオシャレですね!

【グリル】白アスパラガスの食べ方

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©haneusagi.com

実はゴールデンウィークと言うことで、日本から友達が遊びに来ていましたので、「白アスパラをとことん堪能したい!」とのリクエストを受けて、白アスパラガスを焼いてみよう!ということになりました。(スマホ写真で失礼しました。。)

【作り方はこれまた簡単】

1. 白アスパラとニンニクを用意します。

2. 白アスパラガスは皮をむき、付け根の部分を切り落とします。

※私は捨ててしまっているのですが、ドイツ人は、これらの部分をスープのダシに使ったりするようです。

3. ニンニクを刻んで、オリーブオイルを敷いた鉄板に乗せ、オーブンで焼くだけ。

もちろん、フランパンでも簡単にできますので、フライパンの場合は、オリーブオイルを敷いたフライパンに白アスパラガスを乗せ、中火~弱火でまんべんなく転がしたりひっくり返したりして焦げないように注意しながら焼きます。

刻んだニンニクは途中でフライパンに入れると焦げにくいと思います。また、ふたをしてじっくり焼くと、白アスパラガスのジューシーさが増します。アスパラは太いものがグリルには適しています。

そして、味付けは、シンプルに塩コショウのみ。

別バージョンで、「バター+刻みニンニク+塩コショウ」でもおいしいと思います。

友達は、少しお醤油をかけていました。

醤油バターグリルもおいしそうですね!!!

白アスパラガスとワインでドイツの春をエンジョイしよう!

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©haneusagi.com

春になると、ドイツのレストランでは、こぞってテラス席に座るドイツ人を見かけます。

私はあまり直射日光が当たるところで食事をしたい人ではないのですが、日差しを浴びながら、白アスパラガスとドイツの白ワインを堪能できる春は至福の時です。

一生に一度は食べてみたい、生の白アスパラガス。

オーストリアやフランスなど、お隣の国々でも食べることができますが、白アスパラガスに対する愛情はドイツ人にかなうものは無いとおもうので、ぜひドイツで本場の白アスパラガスを堪能してみてください。

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