簡単なのに本場の味!体が喜ぶサムゲタン風鶏肉スープ【はねうさぎのレシピ】

こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。

ふとした時に「あぁ、あの店の参鶏湯(サムゲタン)が食べたいな…」と思い出す味、ありますよね。

私にとっての「あの店」とは、昔、品川駅の港南口近くで通っていた韓国焼肉居酒屋のこと。

夜の焼肉はもちろんですが、実はランチタイムに提供されていた焼肉以外のセットメニューも大のお気に入りでした。

社食がある会社で働いていたものの、たまに外でいただくランチは特別で、今でも懐かしい記憶です。

海外在住になってから特に、そんな日本で食べた味が無性に恋しくなる瞬間があります。

ですが、現在ドイツの田舎に住んでいる私にとって、本格的な参鶏湯を食べる機会はなかなかありません。

「それなら、自宅で作ってみよう!」と思い立ち、試行錯誤してみました。

参鶏湯は韓国では夏の滋養強壮食として知られていますが、寒くて日照時間が短いドイツでは冬の栄養補給にもぴったり。

自宅で簡単に再現できる、身体に優しいサムゲタン風スープをぜひ一緒に作ってみませんか?

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目次

薬膳料理の一種!お家でサムゲタンを作る準備をしよう!

サムゲタンの材料一式
©haneusagi.com

ドイツ生活で一番ネックになるのが「アジア食材の調達と価格」です。

ネットで調べたところ、アメリカや日本(もちろん韓国でも)では「サムゲタン用のスパイスセット」のような乾物パックが販売されているらしく、自宅で手軽に作ることができるよですが、ここはドドドド田舎のドイツ。

まず、調査のために、街の大き目アジアンショップへ行ってみました。

アジアンショップは数件あれど、販売している物や価格はお店によって違いがあります。

お店のオーナーは(おそらく)ベトナム人(またはベトナム系ドイツ人)です。

私は、「サムゲタン用のスパイスセット」があれば買いたいなあと思ってお店の人に聞いてみました。

セットは無かったのですが「高麗人参」と「ナツメ」は売っていました。

しかし・・・当然ですが、高麗人参は日本でも超高級品です。こちらではなんと98ユーロ!でした・・・1万円!!

スープのだしに使いたいだけなので、ティーパックになっている高麗人参茶を買いました。

(以下写真)

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それでもなんと15ユーロ!約1900円(高!)おじさんからは「韓国人なのか?」と質問されたけど「いえ・・・汗」と濁しておきましたw

ナツメは韓国からの乾燥のものが有ったのでこちらを購入し、もち米も売っていました。

ちなみにもち米はドイツ語で「Klebreis(クレーブライス)」と言います。

サムゲタンにナツメ無しはやはりNGでしょう・・・最悪ナツメが無かったらデーツを入れるつもりでいましたw

栗はドイツのスーパーで剥き栗(Maronen)が売ってますのでそれで代用します。

ドイツでもサムゲタンが食べたい!材料をそろえよう!

サムゲタンスープ
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本来、サムゲタンは小サイズの鶏肉を1羽まるまる使って内臓が取り除かれた部分(要は鶏さんの内側お腹部分)に高麗人参と洗ったもち米、さらに干しナツメ、栗、ナツメ(松の実)、ニンニクなどを詰めた後、鍋に水を入れて1~3時間じっくり煮込む料理なのですが、我が家は2人しかいませんので骨付きの鶏肉で代用しました。

【材料 大人2人分】

・鶏肉手羽元(骨付きドラム)6本 ※鶏もも骨付き肉:2本でもOK!

・長ネギ 1~2本(ドイツサイズ)

・生姜 10g

・ニンニク 2~4かけ(お好みで調節)※我が家は4かけ使用

・もち米 大さじ4

・干しナツメ 2~4個(1人1個か2個を目安)

・剥き栗(ドイツの剥き栗は小さいので)10個 ※生を剥く場合は8個くらい

・水 1リットル

・高麗人参茶 2パック

・酒 大さじ3

・鶏がらスープの素(我が家はウェイパー小さじ1/2使用)小さじ1

・塩 小さじ1

・ごま油 小さじ2

・ネギの小口切り 適宜(飾り用)

・あらびき黒コショウ 適宜(味変用)

今回実験の為、我が家は鶏肉手羽元4本に胸肉1切れ(そのまま250~300gくらい?)を使いました。
結果として、脂身の少ない胸肉よりは骨付きのモモ肉の方が柔らかく美味しくできるので、必ず骨付きの鶏肉を使う事をお勧めします!

基本ほったらかしで良い!本格的サムゲタンの作り方!

1. もち米を軽く洗い、20分間水に浸したら、水を切って入れ物に入れておく。

2. 長ネギを10~15センチほどの大きさにざっくりと切る。

3. ショウガは皮をむいて薄切りにしておく(皮付きのままでもOK)。

4. ニンニクは根の部分を取り除いて包丁の腹を平らに上からあて、つぶす。(切らない!)

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5. 鶏手羽元は骨に沿って包丁で切り込みを入れる。(食べやすくなります)

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6. 鍋に、鶏手羽元、ショウガ、ニンニク、長ネギをすべて入れ、水1リットルを入れて中火にかける。(以下写真はお水を入れる前)

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7. 沸騰して来たら火を弱めに調節し、浮いてきたらアクを丁寧に奇麗に取り除く。

アクを念入りにとることで澄んだ美味しいスープになりますのでここは頑張りましょう!
ぐつぐつ煮すぎるとスープが濁りますので中火がオススメです!

8. ここで、もち米、剥き栗、ナツメ、お酒、高麗人参茶、中華スープの素(ウェイパー)、塩、ごま油をすべて投入し、弱火で1時間(お好みで2~3時間)煮込む。

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スープが少し煮詰まるので、塩加減は最後に味を見て入れてもOK!
しょっぱすぎらたお湯を少し足してください。

9. 1時間たったらお鍋のふたを開けて中の状態を確認し、スープの味を見る。鶏肉がほろっと崩れているのを確認できたらOK!

10. 器に盛りつけてねぎの小口切りをトッピングして出来上がり!!(糸唐辛子も乗せてみました)

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お好みで、あらびきブラックペッパーで「味変」してみてね❣

自宅で煮るだけ簡単「サムゲタン」まとめと注意点

もちろんお店で食べるサムゲタンは本格的で最高ですが、初めて作った割には結構本格的な味に近くで来たと思います!(他の薬草が手に入らなかったのが悔しいけど)

今回我が家では「Staubココット鍋」を使って、アクをとった後1時間ちょっと煮込みましたが、鶏肉手羽元はスプーンで崩れるくらい柔らかくできました。

個人的にはあまり鶏肉のニオイが得意ではないので、ニンニクは4かけ、ショウガも20gくらい入れたと思いますw

ネギは大きめに切っていますが、煮込むとクタクタになってそのまま召し上がれますので心配いりません。気になる方は大きめの斜め切りなどにしてください。

実際に自分で作るまでに色々な韓国の方のレシピを参考にさせていただきましたが、鶏肉一羽に対して、おおむねニンニクは5~6かけをお腹の中に詰めると言っていた方が殆どだったので、私のレシピでは1人あたり2かけになる様に4かけにしています。

なつめは、栄養価が高いので、沢山いれる必要はありません。また、沢山入れるとスープが濁りますので、基本的には1人分に1個か最大2個までとしましょう。

少人数の場合は手羽元やモモ肉骨付きを使用するのは良いと思うのですが、もち米やニンニクがとろけてしまうので、今後は鶏まるごと1羽でも作ってみたいです。

ただ、もち米がお粥の様にとろ~となる食感もとても美味しいので、それはそれで美味しいと思います。

韓国では夏バテ防止に食べるサムゲタンですが、ドイツの冬で元気のなくなる時期なので、家でサムゲタンを作ってみてはいかがでしょうか。

基本的には材料をお鍋で煮るだけの簡単なお料理なので、どなたでも無理なく作れますよ!

お試しあれ~^^

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