サッカーファンやドイツ語学習者の皆さん、こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
サッカー観戦はその熱狂的な雰囲気で世界中の人から愛されていますが、もし試合をドイツ語でより深く楽しむことができたら、もっと特別な体験になるはずです。
サッカーは、ドイツで最も人気のあるスポーツですが、日本でもドイツのサッカーリーグである「ブンデスリーガ(Fußball-Bundesliga)」は人気ですし、サッカードイツ代表のファンの方もいるのでは?
ちなみに、ドイツ語でサッカーの事を「Fußball」(フースバル)と言います。最後の「ル」は「LL」なので、舌は上の歯の後ろにきっちり付けて発音しましょう)
直訳で、「Fuß=足、Ball=ボール」を意味しています。
今回は、サッカー観戦中に役立つドイツ語フレーズを15個ご紹介します。
サッカーに関するドイツ語を知ることで、ドイツでのサッカー観戦やサッカー文化をより一層楽しむことができ、試合の醍醐味をもっと深く味わえることでしょう。
ドイツ語でサッカー観戦1: Jetzt geht’s los!(行けーーーーー!)
「Jetzt geht’s los!<イェッツゲッツロース>」とは、英語で「Let’s go~~!」と言う意味です!
応援歌?でよく使われています。
いけー!とか頑張れー!みたいなイメージです。
♪Jetzt geht’s los~
♪Jetzt geht’s los~
Jaaaa! Deutschland hat den Ball! (よし!ドイツボール!)<発音イメージ:ヤァーー!ドイチランドハトデンバル(L)!>
ドイツ語でサッカー観戦2.:Tor!(ゴール!)
ドイツ語で、サッカーのゴールの事を「Tor<トーア>」と言いますが、
例えば、以下両方ともほぼ同じ意味ですが、
Zieh durch!(ゴール打て!決めろ!)<発音イメージ:ツィードイヒ>
Mach ihn rein!!(シュート打って!)<発音イメージ:マク(ト)イーンライン)>
と言う言い方もあります。
誰かがゴールを決めた場合、以下のような言い方もできます。
Er hat ihn reingemacht!!((彼が)ゴール決めた!!)
ゴールを決めた、という過去形となりますので、分離動詞の「reinmachen」は、「reingemacht」になります。
もともとreinmachenと言う動詞には「~をきれいにする」と言う意味もあり、サッカーで使われる場合は「(ボールを)ゴールの中に入れる」と言う意味から、「ゴールを決める」という意味になります。
※「Tor」に関しては、サッカー、アイスホッケー、バレーボールには使えるのですが、他のスポーツでは、別の単語を使って「ゴール」と言います
ドイツ語でサッカー観戦3: Gib ab!!(パスを出せ!)
英語の「give up」と発音が似ていますが、意味は全く違うので注意が必要です!
「Gib ap!」とは「パス出せ!」とか「パスしてー!」と言う意味です。
応援しながら「今パス出せ!パス!パス!」とか言ったりして力が入ることありますよねw
ちなみに、パスミスのことを「Fehlpass<フェーLパス>」と言います。
Fehlerは失敗と言う意味です。
ドイツ語でサッカー観戦4: Gegenangriff(カウンター攻撃/反撃)
味方がバールを持って攻めていたのに、相手にさくっとボールを取られてそのまま反撃されることってありますよね。
前回の2018年ワールドカップで、日本対ベルギー戦でショックを味わった人もいるのでは・・・。
この反撃、つまり「カウンター(攻撃)」の事を、ドイツ語で「Gegenangriff<ゲーゲンアングリフ>」と言います。※ギーゲンのように発音する人もいます
Gegen=「~対」「~に対して」「~に反して」と言う意味です。
der Angriff=「攻撃」「アタック」の事です。
手に汗握りますよね・・・。
味方がボールを取られたたときのドイツ人の反応は、例えば・・・
「Oh! Nein!! jetzt kommt der Gegenangriff!!」(あーダメダメ!これでカウンター来ちゃう!><)
ちなみに、この「gegen」という言葉は前置詞としても使われますし、「チームA gegen チームB」つまり、チームA「対」チームBのようにも使われます。
ドイツ語でサッカー観戦5: Deutschland vor(頑張れ!)
ワールドカップのように国別対抗となると、ドイツ人はこの「Deutschland vor<ドイチランドフォァ~>」(頑張れ!)と応援します。
この国名のところを変更して、「Japan vor~!<ヤーパンフォァ~」と言っても良いですし、応援しているチームの名前に変えて応援することとなります。
ちなみに、ドイツ人はワールドカップなどで、「Schland<シュランド」と言う言葉を使って、ゴールが決まった後に、♪シュラ~ンド、シュラ~ンド~シュラ~ンド♪と、喜びを表現することも。
この「Schland」とは「Deutschland」つまり、♪ドイツ~♪ドイツ~~と言っているのです。
(Deut)schland=Schland
ゴールを決めた後の「ニッポン!」(チャチャチャ)「ニッポン!」(チャチャチャ)「ニッポン!」のようなイメージかな。
ドイツ語でサッカー観戦6: Elfmeter(ペナルティーキック)
この、(ein)Elfmeterという言葉を初めて聞いた時は「?????」と思った私。
ゴール近くのペナルティーエリアでファール(反則)があった場合、ゴールキーパーとキッカーが1対1で対決するあのシーン。
そう、ドイツ語で、ペナルティーキックのことを「エルフメーター」と言うのです。
「Elf」は、数字の「11」ですので、直訳で、「11メートル」。
何故かと言うと、ペナルティーキックの距離が11メートルだから、そのように言われているとのことです。
きっちりとした数字がひとつの単語になるところが、なんだかドイツらしいですね(笑)
「Strafstoß」と言う言葉もペナルティーキックとして使われているようですが、サッカー解説ではほとんどこの「Elfmeter」が使われています。
ドイツ語でサッカー観戦7: Das war so knapp!(惜しい!)
スポーツ観戦で、惜しい!って時、よくありますよね。
サッカー観戦では、例えば、
Ah! Daneben! Das war so knapp!(あー!外した~!めっちゃ惜しい!)<アー・ダンネーベン!ダス・ヴァー・ソー・クナップ!)
という事ができます。
ドイツ語でサッカー観戦8: Punkte(得点)
ゴールが決まったら得点になるのがサッカーのルールです。
Punkte<プンクテ>は、サッカーだけに限らず、得点制のスポーツには全て使われる単語です。
1点=ein Punk<アインプンク>※単数形
2点= zwei Punkte<ツヴァイプンクテ>※複数形
3点= drai Punkte<ドRRイプンクテ>※複数形、Rの発音注意
ドイツ語でサッカー観戦9: Super(スゴイ!素晴らしい!ヤッター!)
ゴールが決まった瞬間に「イエーイ!」「ヤッター!」等の感情を表す表現として、「Super!(スーパー or ズーパー!)という表現があります。
他にもいろいろあります。
- Toll(すごい!)<トール>
- Gail(スゴイ!)<ガイル>
- Sauber(よくやった!)<ザウバー!>
- Wahnsinn(超すごい!)<ヴァーンジン!>
- Ein Supertor(スーパーゴール!)<アイン・ズーパートアー!>
- Unglaublich(信じられない!)<ウングラウブリッヒ!>
とは言え、単純に「Jaaaaaaaaaaaaaaaaaa!」=「Yeeeeeeeey!!! YHEA!!!」や、「Tooooooooooor!<トーーーーーーア>(ゴーーール!)」みたいなオタケビだけのことも(笑)
ドイツ語でサッカー観戦10: Abseits(オフサイド)
パス出しやゴールなど、「これは行ける!」と言う時によくある「オフサイド」。
オフサイドは、ドイツ語で「Abseits<アップザイツ>」と言います。
Abseits, klares Abseits!?(オフサイド!あれ、完全にオフサイドだろ!?)などとヤジを?飛ばすこともw
ドイツ語でサッカー観戦11: Eigentor(オウンゴール)
味方のコレは見たくないものですが、毎週行われるリーグ戦やヨーロッパチャンピオンシップゲームなどでは意外とあるものなんですよね・・・オウンゴールです。
オウンゴールは、ドイツ語で「Eigentor」<アイゲントアー>と言います。
「eigene=自分自身」の「Tor=ゴール」=「Eigentor」となります。
ちなみに、ドイツ語で、チャンピオンシップゲームのことを「Meisterschaftsspiel<マイスターシャフト・シュピール>」と言い、ヨーロッパチャンピオンシップゲームは、「Europameisterschaft(spiel)<オイロッパマイスターシャフト」と言います。
略して「EM<エー・エム>」。
ニュース記事もEMと書かれていたりします。ドイツ語やっぱり長いからね・・・。
ちなみにちなみに、ただ単に「チーム」を意味するドイツ語は、「Mannschaft<マンシャフト>」と言うので、音が似ていてめっちゃややこしいです。
ドイツ語でサッカー観戦12: Schiedsrichter(審判)
審判の判断が試合の流れを変えてしまう事もありますよね。
ドイツ語で審判は「der Schiedsrichter」<シーズリヒター>。
ちなみに、ドイツ語あるあるですが、女性審判の場合には「Die Schiedsrichterin」<シーズリヒタリン>となります。
例えば、審判をやじる時にこんな感じで言ったりします。
「Der Schiedsrichter hat Tomaten auf den Augen?!」(あの審判の目は節穴か?!)
ちなみに「Tomaten auf den Augen」=直訳で、目の上にトマトとつけるというドイツ語表現ですが、「見えてない」「目が節穴」という意味になり、よく使われる表現です。
「あの審判、見えてないよ!」って言う感じの表現になります。
ドイツ語でサッカー観戦13: Das war ein gutes Spiel.(良い試合だったね)
「ein Spiel」<シュピール>は、試合やゲームの事を指します。
Das war ein gutes Spiel. <参考発音:ダス・ヴァー・アイン・グーテス・シュピール>
Das war ein klasse-Spiel!(すごく良い試合だった!)と言ってもいいですね。
ドイツ語でサッカー観戦14: Gewonnen/ Verloren/Unentschieden(勝った/負けた/引き分け)
Gewonnen(勝った)<ゲヴォネン>と、Verloren(負けた)<フェァローレン>では天と地の差ですが、スポーツの世界、試合では必ず勝ち負けがあります。
勝った時は、先ほどご紹介した「いい試合だったね」を使えますが、負けてしまったときは・・・?
「Ein Trauerspiel!(悲惨な試合だったよ!)<アイン・トラウアシュピール!>
酷いという意味の「Schlecht」を使っても良いですね。
ちなみに、「サッカー試合での引き分け」は、ドイツ語で「unentschieden」<ウンエンシーデン>と言います。
ドイツ語でサッカー観戦15: Ein Autogramm, bitte!(サインください!)
試合が終わって、選手に会う機会があれば使ってみたいですね!
それに、仮にせっかく遠く日本から観戦に来ている場合には、ぜひ本人にお会いしてサイン欲しいってもんですw
「Ein Autogramm, bitte!<アイン・アウトグラム・ビッテ!>」(サインください!)
Das war ein gutes Spiel.(いい試合でした)と組み合わせても使えますね^^
これで、バッチリ!
もちろんサッカーの試合が終わったら皆で「Prost!」(乾杯!)
「知っていると便利なサッカーに関する15のドイツ語表現」いかがでしたか?
短い言葉で表現するなら、多くは語らなくても意味合いが理解できると思います。
そして、スタジアムで味わう臨場感ある試合の雰囲気と、サッカー大国ドイツの熱狂的なドイツ人サポーターの感情表見には驚くこと間違いなしです。
そして、勝っても負けても、最後はバーやパブに行き、ビールで乾杯!
その言葉は「Prost!<プロスト!>」(乾杯!)です。
ちなみに、ドイツと言えばビール!と思う方も多いと思いますが、ドイツのブンデスリーガのチームのほとんどが、ビール会社をスポンサーにつけていますし、スタジアム内のラウンジで食事と一緒にいただくこともできます。
スポーツ観戦とビール。
これは、ある意味万国共通?!の定番と言っても過言ではないですよね、基本的に男性ファンが多いですからね。
サッカーブンデスリーガを見ながらドイツ語にも注目してみてくださいね。
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