国際結婚の嫁姑事情はどんな感じ?私のドイツの家族について

こんにちは!はねうさぎです。

結婚した後に、相手の両親や家族とどのように付き合うかは、みなさんか気にするところでしょう。

ぶっちゃけ、日本にいる私の両親は嫁姑問題を数年抱えていて、昨年、ついに弟家族が家を買ったため、家から出ていき、私の母親はほっとしています。私の両親の場合は、同居だったということもあり、この場合、若い家族にとっても大変ですが、老夫婦にとってもかなりのストレスがかかることは言うまでもありません。

そう、嫁姑問題は時には死活問題。

例えば、私の中学校の同級生(男性)は、自分の結婚相手と母親の間に挟まれ、うつ病になった末、自殺してしまった人もいるほど・・・。

こんな悲しい事件まで起こしてしまう嫁姑問題、又は嫁舅問題などは全世界共通の悩みです。

以前、中国人の友人から、中国では嫁姑問題が必ずあるので、絶対に同居はしない文化になっているのだとか聞いたことがありますが・・・。

さて、私のドイツの家族と自分はどんな関係なのか、国際結婚の場合、嫁姑問題はどうなっているのか、自分なりに考えてみました。

ただし、ドイツ人の家庭と言っても東西南北様々な人がいますし、一概に言い切れるものではないので、このブログではあくまでも私のケースについて言及したいと思います。

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ドイツ人は家族をすごく大切にする

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Photo by Vanessa Kay

地域差や家族の関係にもよりますが、おそらく60~70%のドイツ人が、毎週、隔週、または月一回は家族と会っています。

私がドイツに来たばかりのころは、毎週週末にはねうさ夫の実家へ行っていました。

自分の両親とは、東京~雪国と、離れて暮らしていたこともあり、年に1~2回ほどしか会っていなかった自分にとって、この「習慣」は、驚きの連発でした。

さすがにそれだと、私が自分の家の家事などは全くできなくなりますし、自分の時間も欲しいので、今は、はねうさ夫はほぼ毎週、私は隔週~3週間に一度は、義理両親の住む「実家」へ行っています。

どの方も同じようなものだと思いますが、パートナーの実家と言うのは、やはり自分の家ではないので、少し緊張するというか気苦しいというか・・・、始めの頃は、勝手がわからない場所で金曜日~日曜日までを毎週過ごすのは、正直つらかったです。

また、はねうさ夫のおじいさん(今年94歳)も健全で、両親の家からは「スープの冷めない距離」に住んでいるため、最低1か月に1度はおじいさんの家も訪ねることにしています。

私の祖父母が生きていた時のケースを考えると、「こんなに頻繁におじいさんを訪ねに行くんだ!」と、始めは驚きました。それと同時に、はねうさ夫がいかに家族を大切にしているかを垣間見る時でもあります。

おじいさんの家に行くと必ず、スパークリングワインを勧められるのですが・・・苦笑
(そして、94歳のおじいさんもワインを飲む!驚)

始めは断れず飲んでいたのですが、最近はお茶をいただくようにしています^^

また、おじいさんの家では完全にドイツ語オンリーなので、今では自分のドイツ語の良い練習にもなっています。

【2019年追記】
おじいさんが亡くなられました。悲しかったです。

ドイツに嫁姑問題はあるのか?

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© haneusagi.com

もちろん、ドイツにも嫁姑問題はあります。

私の義理母は若くに結婚し、始めは同居していたこともあって、頻繁にはねうさ夫のおばあさんと衝突していたそうです。今ではおじいさんの文句も言ってます。(笑)

ただ、義理母は自分の経験があるからなのか、私にはとっても優しいのです。

私の個人的な憶測ですが、まだはねうさ夫と付き合っていた頃に、初めて家族に紹介されたとき、義理両親から「この地域はドイツでも有数のワインの産地なの。ワインが好きって聞いてるけど、辛口と甘口、どっちのワインが好きなの?」と聞かれ、「辛口です」と答えてから、大分気に入られた気がします。(笑)

そう、私たちの住んでいる地域は、ドイツでも屈指のワインの産地。それも辛口ワインがとても有名。

義理両親は基本的に辛口ワインしか飲まないのです!

始めはそのことをあまり理解しておらず、自分の好みで答えたのですが、ワインの好みが義理両親の好みと合致したらしい・・・(笑)

そして、結婚した後、私が義理両親をどのように呼んだら良いか尋ねたところ「義理母、義理父は響きが悪い!名前で呼んで」と言われました。

え~!いきなり名前呼び捨てでいーのかしら?!

疑問に思ったので、ドイツでは名前で呼び合うのが普通かと聞いてみたところ、「少ないけど、家庭によっては、義理両親を名前で呼んでいる嫁や婿はいる」とのことでした。

義理両親本人たちの希望だったのですが、名前呼び捨てはちょっと気が引けたので、日本式の「さん(san)」をつけて呼びたい、と伝えたら、笑いながら承諾してくれました。

ドイツの場合、婚前の付き合っている段階から家族にパートナーを紹介し、その後関係が深まったら結婚するパターンが多いですが、近年は、事実婚も非常に増えているので、結婚していなくても家族ぐるみで旅行に行ったりする家族もいます。

家族であると同時になんだか気を許せるいい友達のような感覚。

とは言え、白黒はっきりさせたいのがドイツ人の気質(のような気がします)。

好き嫌いもはっきりしていて、それを表に出すのを悪いと思っていない(たまにダイレクトすぎて怖い時もある・・・)民族だと感じています。

例えば、私の義理母は、はねうさ夫の妹さんのパートナーをずっと気に入らず、始めは口もきかなかったとか(怖)

はねうさ夫が両親と話して(彼はいい奴だと説得して)、今は良い関係ができているそうです。(義理妹は結婚に興味ないため、現在はドイツ国外で事実婚状態)

また、私がドイツに来てから夫と2人で毎週のように実家を訪ねていたのですが、ある週末に初めてはねうさ夫だけが1人で実家に行った時に、義理の両親が「なぜ今日は、はねうさぎは来ないんだ?」とたずねたそうです。

私はその週から語学学校が始まり、とにかく疲れていたので、実家に行く気力が無かったのですが・・・。

その時に、義理母が「すっごく理解できるわー。だって、私が彼女だったら、毎週義理両親に会いたいと思わないもの!」と、言ったそうです。(苦笑)

いやいや、めっちゃダイレクト!(笑)

国際結婚だからこそ良かったなあと思う家族のコト

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© haneusagi.com

個人的には、国際結婚だからこそ良かったなあと思う嫁姑事情もあります。
(もちろん、国際結婚でも嫁姑問題を抱える友人たちもいます)

一つは、ドイツの場合、個人が尊重されるという事。

日本の場合は家と家の関係が重要だったりもしますが、ドイツは個人の意見が尊重されるため、義理両親は、何かの案件についてアドバイスはくれますが、最後は私達2人で決めるモノ、と思っていると思います。

二つ目は、日本と違い「これをしてはいけない」「これはこうあるべき」という概念が少ないこと。

例えば、家でも「自分の家だと思って好きなものを好きなだけ使って良いよ」と言われるのですが、やはりバスルームやトイレはできるだけ汚れを残さないように気を付けていますし、やりたいことがある(ほしいものがある)場合には、その都度質問しています。

また、食事の準備や片付けを手伝ったことは一度もありません。

昨年の秋に、私の両親が日本から来た時も、私の母が、私がずっと座っているのを見て「嫁なのに、片付け手伝わなくていいの?」と聞いてきました。

今は食べ終わったお皿くらいは運びますが、基本的に義理母がすべてやります。

私も、「手伝ってほしいことがあれば言ってくださいね」と言うのですが「必要ならお願いするから無理にやらなくていいよ」と言われます。

三つ目は、これはメリットデメリット両方あるかもしれませんが、私はメリットだと思っていることがあって、それは、言葉や文化が違うから「しょうがないか」「まいっか」となるという事です。

ドイツ人はあまり自分たちの文化を押し付けません。

まあ、地元愛は強い人が多いので、それに関してはいろいろと教えてくれますが。

お互いにお互いの言語ができないので、私たちは英語で話しています。

それでも義理両親にしてみると、日常的に私と英語で会話(または深い会話)をすることは、なかなかの挑戦です。

※2020追記:私がB1のテストに合格してからは、絶対に英語を使わなくなりました・・・汗

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だからお互いに、相手を思いやったり、楽しい会話をするようにしたり、批判をしないようにしたりしています。(義理両親が私に気を使っているかどうかは不明ですが・・・)

また、ドイツでは国際結婚はさほど珍しくはないのと、ここでも個人の尊重をいう面が反映されるのか、「私とあなたの意見が違うってよくあるよね」的な感覚を持ち合わせています。

友達同士でも、急に政治についての賛成反対ディスカッションが始まったりするくらいなので、「自分と他の人は違うんだ」ということが一般的になっているように感じます。

ただ、自分としては、好き嫌いがはっきりしているドイツ人なので、「義理両親に嫌われるようなことだけはしないようにしよう」と深く心に誓っています!(もちろん、はねうさ夫には、この誓いはナイショ^^)

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