こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
先日、ドイツで(というか人生で)初めてMRIを取った話を書きました。
その後、もう一度整形外科を予約して検査結果とこれからの処置に関しての説明を聞きに、医師のところへ行ってきました。
結果は、「骨にも筋肉にも異常がない。何らの原因で関節の周辺数カ所に『液体』が溜まっている。でもこの『液体』は感染症が原因ではないから心配しないで。『液体』は自然になくなるはずだから、そしたら痛みもなくなって元に戻るわよ。紹介状出すから理学療法士を予約して6回テラピーを受けてください。あと炎症と痛みを抑えるイブプロフェンを出します」とのことでした。
私「え~・・・と、液体?!っていうのは??どこから来たのでしょう??」
医師「英語で何と言うかわからないから説明できないわ。これはあなただけに起こる事じゃなくてあなたくらいの年齢の人、特に女性に多い症状だから安心してください。無理が無いように体を動かすようにしてください。あと、肩が痛い部分は冷やした方がいいわね」
『私くらいの年齢の女性に多い』=やっぱり40肩(50肩)ってことじゃない?!(´;ω;`)
ドイツに湿布は無い?!医師から肩を冷やすように言われ湿布を求めて三千里
個人的に、肩が痛くなってから、通常ならシャワーだけで済ますところを、頻繁に湯舟に浸かって血行を促進するように心がけていたのですが、温めるよりも冷やした方がいいという事。
「肩にひんやりしたシートみたいなのを張った方がいいですか?」と質問したところ、「巷にはいろんな種類のものがあるから、あなたが好きなものを使えばいいです」と言われました。
これが不思議なところですが、日本で整形外科へいって患部を冷やすように言われたら、湿布薬って処方箋をもらって薬局で受け取る流れだと思うのですが、湿布薬の処方箋は出ず、イブプロフェンの処方箋だけをもらいました。
もしかすると、ドイツでは湿布薬のようなものは医薬品扱いではないのかもしれません。
さて、冷やすだけなら冷凍庫にある保冷剤でもいいのだろうけど、今怪我したばかりで患部が腫れて熱がある!と言う訳でもないし「後で家に帰ってネットでリサーチしてから良さそうな湿布を買おうかな」と考えていました。
まず、「湿布ってドイツ語で何と言うのかな?」と調べると「Breiumschlag」「Umschlag」「Wickel」「Kataplasma」などと出てくるのですが、これらの単語をドイツ語の画像検索で探すと、何かが違う・・・(汗)
ドイツ人の友達に説明すると、日本のような貼るシートタイプの湿布は、温湿布しか見たことが無い、とのこと。
いわゆるパッケージに青色のジェルが入っている『ヒエピタシート』のようなものはあるのですが、これもガチで冷凍庫や冷蔵庫に入れて患部を冷やすのに使うそうで、それだとジェルパッドを固定する包帯やサポーターのようなものが必要だし、却下!ということで、塗るタイプの湿布薬を買う事にしました。
ドイツの湿布薬は塗るタイプが主流!張るタイプが好きな人は日本から持って来るのをお忘れなく
「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、じわじわと肩の内側からくる痛みは、正直たまに就寝も妨げられていたので、散歩がてら村に1件だけある薬局(アポテケ)に行って聞いてみることにしました。
ちょうど中に入ると、エントランスのすぐ目の前に温湿布の箱が並んでいたので「なるほど。この寒い時期はもしかして需要があるのかな?」と想像しながら、これはちょうどいいので、薬剤師さんに「ここにあるのは温かいタイプだと思うのですが、冷たいのはありますか?」と聞いてみたところ、やはりあのブルーのジェルシートを案内されたのです。
「他はクリームではなく、ジェルタイプになっちゃうけど」と、デカいコンテナをお勧めされました。
もっと小さいサイズが欲しかったけど、その1種類しかないということと、価格も5ユーロほどだったので、試しに買ってみることにしました。
大手ドラッグストアのdmやRossmannへ行けばもう少し安くて種類があるのだと思いますが、ドドドド田舎だから仕方ないですね。
とは言え、これ、かなりミント!な香りがしますが、なかなか使い心地が良く、塗ってからすぐにスースーしてきて気持ちいいですw
その国の文化やお国柄が出る?湿布の歴史を調べてみたら興味深かった
「ドイツ語で湿布は何ていうのかな?」と調べているうちに、日本では湿布は保険適応対象になている(ため、良く処方される)こと、もともとは布などにジャガイモや薬剤をすりつぶしてペースト状にしたものを患部に貼って冷やしていた事、湿布の効能そのものが疑わしいと言われている国がある事などを知りました。
こちらのサイトはイタリア語なのですが、マシン翻訳にかけて読んでみたところ「湿布はギリシャとローマの時代から使用され、西洋では使われなくなった自然療法ですが、タイの医療やマッサージ、アーユルヴェーダでも広く使用されて います。」と書かれていますので、ヨーロッパ全体で日本の貼るタイプの湿布はなかなか無いのかもしれませんね。
どうやら、日本の湿布薬は独自の経緯で独自の進化を成し遂げていたようです。
ドイツで手に入る筋肉痛・炎症をクールダウンする塗り薬をご紹介
首や肩用のひんやりする塗り薬をいくつかご紹介します。
MEDI+SWISS ICE Pferdebalsam 250 ml NEU
まず、私が現在使っている「MEDI+SWISS ICE Pferdebalsam 250 ml NEU」
「ice pferdebalsam」というキーワードで検索すると、様々なメーカーの商品が出てきますのでお好きなものを選びましょう。
TIGER BALM
次に、日本でもおなじみの「タイガーバーム」。
ドイツでもタイガーバームブランドで多くのラインナップがあります。
「nacken und schulter balsam」というキーワードで検索すると、タイガーバーム以外のメーカーのクリームやジェルタイプのものも見つかります。
Voltaren軟膏
また、「Voltaren」という軟膏はどちらかと言うとスポーツなどで鈍的外傷が起こった場合の急性の筋肉痛、捻挫、炎症、または打撲傷などでの腫れに効果があるとされています。
ちなみに、Amazon.comのサイトでは、サロンパスが入手できるようですw
このクールジェルが効いているのかイブプロフェンが効いてきたのかはわかりませんが、以前は肩の内側からじわじわと感じていた痛みがなくなってきたように感じます。
また、先ほども書いたように、医師からは「Physiotherapie(フィジオテラピ~のような発音):理学療法士」のリハビリを紹介してもらったので、予約して、3月から通う事になっているので、1日でも早く腕が上がるようになればいいなと思っています。
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