こんにちは!はねうさぎです。
私の趣味のひとつに旅行があります。
はねうさ夫と知り合ってからは、東南アジアを中心に様々な国を旅行しましたが、現在はドイツに住んでいるため、ヨーロッパを中心に旅行しています。
我が家の最寄りの大規模国際空港は、フランクフルト。
フランクフルトは、ドイツ国内のみならず、ヨーロッパのハブ空港としての役割もあり、乗り換えでフランクフルトを利用したことのある方も多いのではないでしょうか。
そんなヨーロッパのハブ空港的なフランクフルト国際空港を拠点としているのが、おなじみのルフトハンザ航空。2015年の売上高は、世界第三位だったというメガキャリアです。
ただ、こういった大規模航空会社も含め、日々沢山のフライトが行き来しているわけで、各航空会社も競争が激しく、ビジネスや気軽な旅行、帰省も含めてLCC(格安航空会社)を利用する人も多いです。
今回は、バックパッカーや一人旅などで旅費を安く済ませたい方に必見の、日本の新幹線より安いんじゃないか?!という格安航空会社をご紹介します。
飛行機を利用することによって時間を節約し、効率的に旅行することが可能な、ヨーロッパ(およびその近郊)を拠点としている格安航空会社のまとめをお伝えします!
その1:Ryanair
Ryanair(ライアン・エアー)は、アイルランドに本拠地を置く、ヨーロッパ最大の格安航空会社です。
徹底的にコストをカットし、格安と多くの路線が売りのライアン・エアー。マイレージポイントや、機内エンターテイメント等は無く、チェックインの荷物も有料です。
また、機内食や飲み物は、水を含め有料販売されています。
「ただ移動するだけで良い」とお考えの方には、これで十分で、ヨーロッパ内であれば、フライト時間も短いため、特に苦痛に思うことは無いと思いますが、サービス重視の方はメガキャリアを選んだ方が良いでしょう。
シーズンによっては、ライアン・エアーのチケットも割高になるので、ホームページで確認するようにしましょう。
また、ライアン・エアーの注意点として、「ビザ・チェック」という制度があります。
日本国籍保有者などEUの市民権が無い場合には、搭乗前に専用のカウンター(空港によって異なります)で、行先国のビザレギュレーションを満たしているかの確認を行わないといけません。
また、オンラインチェックインをすませたら、必ず搭乗券を印刷しましょう。
そして、搭乗券に「Visa checked」というスタンプを押してもらうか、担当者の手書きで確認済みである事が証明されないと足止めを食うことになりますので、ご注意を!
私は、市民権ではないのですが、ドイツに居住している証明書を持っており、EU圏内のフライトだったので、大丈夫かなと思ってビザ・チェックをしなかったら、指摘されたことがあります。
面倒くさいのですが、ライアン・エアーを利用する場合には、ビザを確認したという証明をもらいましょう!
〇ライアンエアーホームページ
https://www.ryanair.com/gb/en/
その2:easyJet
イギリスのLutonを拠点とするeasyJet(イージージェット)。
予約はインターネットと電話のみ、という徹底ぶりで、ライアン・エアーと同様、機内食や飲料は有料にするなどサービスの徹底効率化を図り、既存の航空会社に比べ、破格の格安運賃で知られる格安航空会社です。
イギリスから、バケーションでも行けるギリシャの島など他国への格安路線を提供しています。
また、「イージージェットスイス」など、スイス拠点の子会社も展開しており、ビジネスおよびフリークエントフライヤー向けにカスタマイズされた3つの異なるロイヤルティプログラムも提供しています。
〇イージージェットホームページ
https://www.easyjet.com/en/
その3:Norwegian Air Shuttle
ノルウェーのオスロを拠点としている、Norwegian Air Shuttle(ノルウェー・エアシャトル)。
機内食有料、事前座席指定有料、チェックイン荷物有料など、LCCでは一般的なサービスに対してのコストを大幅に削減し、格安を実現。
例えば、パリのCharles De Gaulle国際空港から、ニューヨークのJFK空港まで直行便で片道159.90ポンド(2019年8月25日レートで、約20,940円!)など、格安!
運航がキャンセルになることが多いという噂もありながら、一部の国際長距離便では、無料Wifiサービスも開始し、サービスの向上に努めているようです。
〇ノルウェー・エアシャトルホームページ
https://www.norwegian.com/
その4:Vueling
2004年に設立された、スペインのバルセロナを拠点とするVueling(ブエリング航空)。
スペイン国内はもとより、オランダやイタリアへ行く路線を多く持ち、ヨーロッパ各路線も充実。ロシアやウクライナなどの東欧、モロッコなどのアフリカにも路線を拡大しています。
食事や飲み物が有料であることはもちろんですが、座席指定も有料です。
10kgまでの手荷物1つが無料、ライアン・エアーのような特殊なビザルールなどはないですが、オンラインの予約システムが不安定であることが有名?!です。
〇ブエリング航空ホームページ
https://www.vueling.com/en//
その5:Wizz Air
2019年現在、ハンガリー最大の航空会社となった、Wizz Air(ウィズエアー)は、ブダペスト・フェレンツ・リスト空港をハブ空港とする格安航空会社です。
ドイツ各地から中欧~東欧諸国への路線はもちろんのこと、マイナーながら「そこ、行ってみたいんだよね!」というリゾート地等への路線も持っています。
ウィズエアーの最高経営責任者であるJózsef Váradi氏は、2007年度アーンスト・アンド・ヤング”Brave Innovator”を受賞した、やり手のビジネスマン。
ラッキーなら、片道1ユーロ~10ユーロという破格のチケットにありつけることも・・・!
また、ウィズエアーディスカウントクラブという、たった29.99ユーロの年間会費を払うと受けられる様々な特典を利用すると、さらにお得に旅することができます。
はねうさ夫は、ウィズエアーの年間会員(それもキャンペーン価格で半額でした)に登録しており、通常でも安くチケットを買うことができるにもかかわらず、さらに会員価格で買えるので、私たちはこの航空会社を良く使っています。
昨年までは、もう少し大きな手荷物を機内に持ち込むことができたのですが、2019年からレギュレーションが変更になり、機内持ち込み手荷物は55×40×23cmの10kgまでは無料となりました。
サイズや重さを厳しくチェックされる場合もあるので、ご注意ください。
また、以前は、搭乗日にカウンターでチェックインが可能でしたが、現在は事前オンラインチェックインを済ませていないと、追加料金をチャージされますので、必ず事前オンラインチェックインをしましょう!
オンラインチェックインは、搭乗の30日前から(座席の購入をしていない場合は搭乗の48時間前から)3時間前までに済ませる必要があります。
〇ウィズエアーホームページ
https://wizzair.com/en-gb#/
その6:Transavia Airlines
オランダのアムステルダムに拠点を置く、Transavia Airlines(トランサヴィア)。
設立は1965年というなかなかの老舗で、エールフランス‐KLMグループの独立企業でもあるため、合併に伴って、2007年からはパリのオルリー空港をハブとする路線の運航も開始、ドイツのミュンヘンにも拠点があります。
最近は南ヨーロッパ路線に力を入れているのか、フランスからイタリアへ飛びたい時などに便利。
機内持込手荷物は、重さ10kg以内で55×35×25cm以内のもの1点が無料となり、座席指定をしたい場合には有料となります。
マイレージプログラムは無く、親会社のエールフランスやKLMのマイレージも貯まりません。
〇トランサヴィアホームページ
https://www.transavia.com/en-EU/home/
その7:Flybe
※2020年3月追記:フライビー(Flybe)は3月5日、倒産し、全フライトを運航停止と発表。
Flybe (フライビー) は、イギリスのエクセター国際空港をハブ空港とする航空会社で、2010年12月からロンドン証券取引所に上場している格安航空会社です。
イギリス国内線のシェアでは、イージージェットやライアン・エアーなどのメジャー格安航空会社を抑えて、イギリス国内最大で、LLCの王者とも言われています。
機内サービスは他のLCC同様、全て有料で、メニューが座席ポケットにあるので、そこから選んで購入します。
スタッフのサービスには定評があり、ライアン・エアーのような多少面倒くさいレギュレーションもないので、イギリス国内を旅行する時には、利用を検討してみると良いでしょう。
〇フライビーホームページ
https://www.flybe.com/
その8:Jet2.com
フライビーと同様、Jet2.com(ジェットツー・コム)も、イギリスに本社を置く格安航空会社で、本拠地はリーズ(Leeds)です。
創立は2002年で、2017年には900万人以上の乗客がジェットツー・コムを利用したと発表されており、2018年のトリップアドバイザーで、旅行者が選ぶUKのベストエアラインにも選ばれました。
例えば、ロンドンからイビザ島まで片道39ポンド、スイスのジュネーブからマンチェスターまで片道42スイスフラン・・・など、まさしく新幹線より安いフライトです!
機内持ち込み手荷物は、重さ10kg以内で56×45×25cm以内のもの1点が無料となり、それより大きい荷物はチェックインする必要があります。
チェックインの預入荷物は有料です。
オンラインチェックインは、出発の28日前から5時間前までに済ませる必要があります。
パソコンから搭乗券を印刷するのを忘れないでください。プリンターが無い場合には、アプリのモバイル搭乗券をスマートフォンにダウンロードしましょう。
〇ジェットツー・コムホームページ
https://www.jet2.com/
その9:Eurowings
ユーロウイングス (Eurowings) はデュッセルドルフに本拠を置くドイツの格安航空会社です。大手ルフトハンザグループの格安航空事業を担っています。
ユーロウィングスは、以前まではケルン-ボンに拠点を置いていましたが、2018年2月に、運航しているすべての長距離路線をケルン-ボン空港からデュッセルドルフ空港に移転することを発表しました。
2019年6月、ルフトハンザグループは、ユーロウィングスのオペレーション変更を発表しました。すべての長距離便を親会社のルフトハンザなどに任せ、短距離運航に集中するということです。
チケット価格は安い価格順にBASIC、SMART、BIZclassと、クラス別に異なります。
座席指定は有料、BASICまたはSMARTクラスのチケットの場合、スナック、食事、飲み物も有料です。
機内持ち込み手荷物は8 kgまで、55×40×23 cm以内のもの1点が無料となり、BIZclass運賃を予約した場合は、2つの手荷物を機内に持ち込むことができます。
ユーロウィングスは、マイレージ制度を導入しています。
ユーロウィングス独自のマイレージポイントBoomerang Clubでマイレージを貯めることができるのですが、親会社のルフとハンザ、またはスターアライアンス系列のユナイテッド航空、エアカナダ、全日本空輸(ANA)のマイレージクラブプログラムで、ユーロウィングスのフライトからマイルをためることもできます。
ただし、どのマイレージプログラムに加算するのかは、ひとつのプラグラムだけを選択する必要があります。
ポイント加算方法は、eurowings.comでフライトを予約するときに、マイレージ番号を入力してフライトを予約しましょう。
また、 ユナイテッドマイレージプラスマイルとANAマイレージクラブのマイルを使用して、ユーロウィングで特典フライトを予約することもできます。
〇ユーロウィングスホームページ
https://www.eurowings.com/us.html
その10:airBaltic
ラトビア共和国の首都リガを本拠地とするairBaltic(エア・バルティック)は、ラトビアの国営航空会社でありながら、フラッグ・キャリアでもあります。
フラッグ・キャリアって高いんじゃないの?!と思いますが、エア・バルティックは、格安航空会社でもあるのです。
1995年8月にスカンジナビア航空(SAS)とラトビア国営の共同事業としてスタートした航空会社で、SASグループ傘下となっています。
2017年の定時運航率は、日本航空(JAL)(85.27%)など定評のある航空会社を抑えて堂々のトップを記録。ラトビア、リトアニア、エストニアのバルト三国はもちろんのこと、ベルギー、スペイン、フランス、ドイツ、ロシア、イギリス、アメリカなどにも路線を持っています。
最近見つけた格安フライトでは、例えばベルリンからタリンまでの直行便が、片道48.99ユーロと、格安!(2019年8月25日のレートで、約5800円!マジで新幹線より安い)
機内持ち込み手荷物は8 kgまで、55×40×23 cm以内のもの1点が無料となり、各ビジネスクラスおよびairBaltic Club VIPの搭乗券の場合は、機内持ち込み手荷物2個(各55×40×23 cm)+個人用物品(30×40×10 cm)1個が持ち込み無料です。
マイレージは、自社のPINSというマイレージプログラムまたはSASのマイレージプログラムに加算できます。
〇エア・バルティックホームページ
https://www.airbaltic.com/
他にもたくさんある格安航空会社
「新幹線より安い?!ヨーロッパ系格安航空会社(LCC)10社まとめ」、いかがでしたか?
サービスの制限やルールが色々とあり、快適でラグジュアリーなフライトとは到底言えないLCCの旅ですが、ヨーロッパ内や、近場の中東~アフリカまでならば、飛行時間も短めなので、さほど窮屈に感じることもないかと思います。
他にも、ヨーロッパ系+以外では
トルコを拠点とする「Pegasus Airlines(ペガサス航空)」
https://www.flypgs.com/en
フランクフルトに拠点を置く「Condor(コンドル航空)」
https://www.condor.com/us
ウクライナ・キエフからアゼルバイジャン・バクーまで飛んだ、「Buta Airways(ブータ航空)」
https://www.butaairways.az/en/
なども利用したことがあります。
コストを抑えた旅程を組みたい方は、是非LCCの利用をお勧めします。
そして、今回、色々と格安航空会社を調べていて知ったのですが、以前アイスランドに行った時と、アイスランドからアメリカまでの2回お世話になった、アイスランドの航空会社「WOW AIR」が今年の春、前線運航停止を発表したと知って、ショックを受けました。
確かに、最近検索しても出てこないなあ・・・なんて思っていたので、かなりショック。
WOW AIRだけでなく、すでに倒産したエアベルリンやゲルマニア航空には、お世話になったことあり、ヒートアップする格安航空会社の市場競争は、なかなかキビシイんだなあ~・・・と実感します。
Have a wonderful trip!
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