こんにちは!はねうさぎです。
ずっと行きたかった国のひとつ「ラオス」。
先日の旅行でその願いが叶い、ハードスケジュールではありましたが、今振り返ってみると、ラオスの様々な表情が思い出され「体力的にキツカッたけど、良い旅だったな~」と感じています。
ラオスでは、3か所の街しか行きませんでしたが、日本人旅行者が良く行くヴィエンチャンとルアンパバーン以外に、その2都市の中間地点にある「ヴァンヴィエン(Vang Vieng)」という小さな町が意外と良かったので、ご紹介します。
自然が多く残るアウトドア満載のラオス・バックパッカーのメッカ
ラオスは、ベトナム戦争に巻き込まれた土地が多く存在しています。
※ラオス国内で、立ち入り禁止と書かれている場所やエリアには絶対に行かないようにしましょう!先日もドイツ人と南米人のカップルがレンタルバイクで立ち入り禁止区域の道を走行中に地雷の不発弾を踏んで1名亡くなったニュースがありました。
このヴァンヴィエンにも、かつてアメリカ空軍の戦闘機発着の滑走路があり、現在は使われていない「Lima site 6」と呼ばれる荒野のような場所があります。
Wikipediaによると、1990年より観光地化が進んだとのこと。
そのころからナムソン川沿いに多くのホテルやゲストハウスが多く建てられ、「ラオスのバックパーカーのメッカと言えばヴァンヴィエン」と言われるほどになりました。
実際、このヴァンヴィエンという街は、数年前までは欧米、特に地理的に比較的近いオーストラリアからのバックパッカーが多く訪れ、アウトドアなどのアクティビティを楽しみつつ「ラオスのパーティータウン」として位置づけられていたそうです。
ドラッグ、アルコール、ナイトクラブ・・・ビキニ姿で街を歩く欧米人女性やたばこや葉っぱを吸いながら道を歩く観光客。
地元民によると、観光地化することによって得られる収入というメリットがある側面、急激な観光地化と海外からの観光客の行動によって、ラオスの文化や地元本来の大自然の美しさが失われることを危惧する声も多いのだとか。
雨季と乾季では、ナムソン川の水量や流れが同じではなく、大きな車のタイヤのようなゴムリングで川を下る「チュービング」というアクティビティで、毎年一定数の観光客が死亡していることから(実際には、2011年に22人の観光客が、酒に酔いながらチュービングをしたり、急流で岩にぶつかったりして亡くなっています)、ラオス政府が対策に踏み入りました。
結果、ラオス政府は「ラオスにパリピ(パーティーピーポーのこと)はいらない!(そういった人はタイへどうぞ~)」という決断を下し、20件以上のバーやパブを強制的に閉店させ、この町ではびこっていたドラッグも実質禁止となり、のんびりと自然を楽しむ観光客の誘致に特化したと言われています。
この町は、自然大好き、アウトドアアクティビティ大好きな欧米からの観光客も多いのですが、なんといっても興味深いのは、9割くらいはいるんじゃないかと思う韓国からの観光客で賑わっていること。
ブルーラグーンで知り合った韓国人の女性に聞いてみると、どうやらテレビでこのヴァンヴィエンが取り上げられ、それ以降は韓国人の間では「ラオスと言えばヴァンヴィエン!」となっているのだとか。
街のほとんどの場所にはハングル文字が・・・K-MART、焼肉、韓国マッサージ、クラブではガンナムスタイルが流れるという・・・「韓国より韓国なんじゃないか?!」っていうくらい韓国人だらけでした(笑)
欧米人の間でもこの「韓国人街化」したヴァンヴィエンは有名らしく、韓国人と知り合うチャンス!とまで言われていますw
こんなに韓国人がいて、ちょっと居心地わるいんじゃないか?と思う方もいるかもしれませんが、海外旅行をすると日本では絶対会えないような日本の方々と会うことができるのと同様、なんだか、楽しくホンワカした雰囲気の韓国人が多い印象で、見ていて楽しかったです(笑)
ちなみに、レストランやバーの数か所では「ハッピー」「スペシャル」などとドラッグの隠語を使ったメニューがあり、これらには謎の物体が入っていると言われています。
私たちは「Sakura Bar」というクラブのようなバーに行ってみました。
こちらで若い日本人の学生さんという2人に遭遇し、楽しい時間を過ごしました^^
2日連続でこのクラブに来たという若者たちは、ヴァンヴィエンの夜を楽しんでいましたね^^
アラフォーの私たちは21:30で眠くなり、ホテルへ・・・苦笑
ラオスでは、仏塔や仏閣、遺跡などが観光の見所ではありますが、たまにはこういった刺激的な楽しみ方もいいですよ。
もちろん、Sakura Barで販売している風船やらなんやらの購入と吸引は自己責任でお願いします!
ヴァンヴィエンの楽しみ方!大自然を満喫しよう
ヴァンヴィエンでの楽しみ方は、カヤック、トレッキング、鍾乳洞探検、ラフティングなど様々!
気球に乗って、水墨画のような山々とナムソン川沿いに広がる街を上空から見ることもできますよ!
日の出スタートと夕日スタートがあるようで、所要時間は30~40分。価格は80~90米ドル前後(2019年現在)。
私たちは断念したのですが、実際の乗った方の写真を見たときは「次は乗ってみたい!」と思いましたね。
さて、私たちは「ブルーラグーン」と呼ばれる清流が湧き出る小さな湖というか池というか?に行くことにしました。
このブルーラグーン3では、ロープでターザンのようにぶら下がって水に落ちる台が設置されていたり、細い丸太を渡る平均台のようなものやイカダがラグーン内にあり、レストランもあるので、数時間は遊べます。(このレストランにもスンドゥブチゲなどの韓国メニューが^^)
前日Sakura Barで知り合った日本の学生さんから、ブルーラグーンや絶景をみることができるというビューポイントへのトレッキングなどなど話を聞いていたので、とりあえずブルーラグーンへだけ行ってみることにしました。
私は洞窟でのカヤッキングとかも興味あるのですが、はねうさ夫は大の洞窟嫌い。
今まで一度も洞窟や鍾乳洞へ行ったことが無く少し残念><
ブルーラグーンはいくつかあるようで、私たちは水が割りきれいと噂の「ブルーラグーン3」へ。
こちらが写真↓
街のいたるところに1日ツアーや半日ツアーの旅行代理店があるので、ツアーに参加してもよいと思いますが、私たちは時間の問題があり、個別でトュクトュクドライバーと価格交渉して単独で行きました。
途中までは道路が舗装されているんですが、その後は・・・かなり道がヤバかったし砂ぼこりもひどかったので、マスクかハンドタオルを持って行くことをお勧めします。
もちろん、水着、着替え、ビーチサンダル、タオルを忘れずに!!
ヴァンヴィエンの楽しみ方!ただただリラックスする
アウトドアでアクティブに大自然を楽しむのもいいのですが、ハンモックでぼ~~~っとしている観光客もいたりします。
私達も、さすがにもう若くないので、すぐに疲れてしまうこともあり(お天気も常夏ですしね)、ブルーラグーンの後は、ホテルのプールでまったり読書したりごろごろしたりしました。
私たちが泊まったホテルがとても良かったのですが、昼間はツアーなどでホテルにいない人も多いのか割と静かでした。
ロシア人と思われる女性が、プールサイドでず~~~~っと日光浴をしていましたねw
カップルで行っても、一人はツアーに参加してアクティブに、もうひとりはホテルでまったりぼ~~とするのもアリですし、贅沢な時間の使い方だと思います。
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程よいサイズの街ヴァンヴィエンの楽しみ方は色々
ヴァンヴィエンは、ヴィエンチャンやルアンパバーンほど大きな町ではないにしろ、程よく観光地化されていて、レストランやバー、アクティビティ、マッサージやスパなど、数日間いても楽しめる要素がコンパクトに詰まった魅力的な街です。
乾季の時には木でできた橋を歩いて渡ることもでき、川の対岸へ行ってみることも可能で、色々な側面から街を見ることができます。
後になって振り返ってみると、私にとっては、この町での体験こそが私のイメージした「ザ・ラオス」にかなり近く、とても印象に残っています。
ルアンパバーンからこの町まで足を延ばしてルアンパバーンまで戻る観光客もいるようなので、ぜひ、他のラオスの風景とはまた違ったヴァンヴィエンに一度足を運んでみてほしいです。
ラオス観光の際にはぜひ!
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