こんにちは!はねうさぎです。
先日、突発的に思い立って名前を変更したことはこのブログでも書きました。(詳しくは「国際結婚、名前は変えた?変えてない?私は結局変えちゃいました」をどうぞ)
もともとは、ドイツでの住民登録の際に、日本の戸籍では日本姓を維持しながらドイツ姓を登録しようとたくらんでいたのですが、ドイツの戸籍役場の方から「パスポートに順ずる」的なことを言われてしまったとの情報だったので、賭けは嫌だなあと思い、ドイツ姓に変更したのが発端です。
ここから問題が勃発!
そう、ゴールデンウィークに予定していた旅行スケジュールのため、すでに予約していた航空券の氏名変更をしないといけなくなってしまいました。
戸籍=>パスポートを変えたのが原因ですね。
そもそも、古いパスポートは期限が来るまで旧姓で使用できることを知らず、また、ドイツでの書類申請のため、パスポートを新しくしなければ!とあせってしまったのです。
あ~~!バカな私!
今日は、私が体験した、航空会社3社の、予約発券済みチケットの氏名変更について書こうと思います。
ユナイテッド航空(United Airlines)のチケット氏名変更
まずは、ユナイテッド航空。
私は、何年も前からユナイテッド航空の会員で、マイレージカードを持っています。
ユナイテッド航空を含め、アメリカ系航空会社のマイレージは、日系航空会社のマイレージプログラムと比べて有効期限が3年と長く、使用し続けることでさらに有効期限が延長される仕組みなので、ほぼほぼ無期限でマイレージをコツコツと貯めることができて、気に入っていました。
何年か前は、ユナイテッド航空もそんなに悪くなく、サービスに力を入れている時期もあったのですが、今まで私が搭乗したフライトのワースト3にユナイテッド航空のフライトがあるのも事実。路線によって当たりハズレが大きい印象が否めない・・・。
話し外れましたが、ユナイテッドでは、アメリカ東海岸から東京までのフライトをマイレージポイントで予約していたので、直接ユナイテッドの日本カスタマーサービスへ電話してみました。
ここで、担当者の方が「婚姻によって名前が変わっても、旧姓のパスポートを期限まで使用する事ができる」と教えてくれました!
マジかー。
それも、この担当者の方が素晴らしい対応で、チケットの名前変更は問題なく、手数料無料で1分で名前変更終了。
パスポートの提示なども求められませんでした。
おまけに、マイレージプログラムの氏名変更もついでにしたほうが良いのでは?と薦められ、別の担当者に代わっていただき、こちらは、氏名変更した免許書のコピーをFAX(メールでもOK)して、スムーズに氏名変更が完了。
なんだかんだ言っても大規模航空会社。
ありがとう、ユナイテッドさん!
神対応に感謝。
ワオ・エアー(WOW Air)のチケット氏名変更
※2020年3月1日追記:2019年3月28日に運航停止を突如発表。WOWエアーは事実上の倒産。
こちらの航空会社は、担当者レベルで違いがありました。
まず、WOWエアーをご存じない方のために説明します。
WOWエアーは、アイスランドの格安航空会社(LCC)です。(でした)
2012年にアイスランド~フランス間のお披露目運航を皮切りに、今ではアイスランドとヨーロッパだけでなく、カナダやアメリカにも路線を運行しています。(いました)
アイスランドは地理的にもヨーロッパと北米の間に位置していますので、西海岸への路線もありますが、アメリカ東海岸へ行く際には、かなりお安く行くことができます。
WOWエアーは、はねうさ夫が、フランクフルト~レイキャヴィーク間を2人分予約し、レイキャヴィーク~ボストン間を私が個別に予約していました。
はねうさ夫がドイツのカスタマーセンターへ電話して、10分ほどで氏名変更が無事に完了。手数料14ユーロを請求されたとのことでした。
私の予約した別のフライトの氏名変更をお願いしようと思いましたが、日本には拠点がありませんので、カスタマーセンターへメール。
「72時間以内にフィードバックします」と書いてありましたが、待てど暮らせど返信は無し。
イースターホリディが終わるまで待ってみたけど、連絡がなかったので、はねうさ夫にお願いして、フランクフルトのカスタマーセンターへ電話してもらうことに。
彼曰く、なぜかレイキャヴィークのカスタマーセンターに転送され、手数料が90ドルかかると言われたらしい!
以前別のフライトの手数料は14ユーロだったのに、いきなり90ドルっておかしくない?!というわけで、彼が交渉したところ、14ドルの手数料になったらしい・・・。
なんか、あやしい?!
なぜ手数料が言い値なんだろう・・・・。
テキトー感が否めないアイスランダー。
まあ、いいや。
晴れて、私のメールアドレスに氏名変更後のEチケットが送られてきました。
アエロフロートの氏名変更手続きは、たらい回しに!
最悪だったのが、アエロフロートの対応。
2017年のトリップアドバイザーのビジネスクラス部門で、トップエアラインの座を射止めたとは思えないほどのひどい対応ぶり。
エコノミークラス(さらに格安航空券)購入者には労力を費やさないと言うことなのかしら・・・?!と疑問に思ってしまうほどです。
まず、アエロフロートの日本オフィスに問い合わせたところ「エージェントが発券したものに関しては、エージェントからの氏名変更依頼と手続きがないと、航空者サイドでは変更できない」と言われ、ダメもとで、ドイツのアエロフロートオフィスに電話してもらったけど、こちらからは「日本のアエロフロートオフィスに連絡して変更してもらうように」と・・・。
皆言っていることが違う!
そもそも、アエロフロートをドイツの旅行会社のWEBサイトからキャンペーン価格で購入したので、そちらに問い合わせをしたところ「古いパスポートと新しいパスポートのコピーを送ってくれれば、変更できる」と言われました。
よし!
早速、新旧両方のパスポートコピーをベルリンの旅行会社に送信。(ドイツ語できないので彼に送ってもらいました)
こちらも、待てど暮らせど返信が無い・・・。
イースターホリデーが終わったので、はねうさ夫から電話してもらいました。
すると、インド人のような担当者が電話対応をしてくれたようなのですが、
「メールは届いています。内容も確認しました。でも、どちらのパスポートが古くて、どちらのパスポートが新しいのか、わからなかったのでそのままにしてました」
と言われたらしい!!!
はあ~~~?!
そんなわけ無いでしょ。
発効日が書いてあるんだし、古いほうのパスポートにはパンチ穴がいくつか開けられていて、一目瞭然なのに。
大丈夫か、この旅行会社。
この担当者、パスポート持ってないのかも・・・汗
そして「氏名変更手続きに約1ヶ月かかる。出発まであと2週間しかないので、エアロフロートに直接連絡して、エアロフロートから変更してもらってください」とのこと。
なんなんだ~。
日本のオフィスには3回電話して、3人とも別の担当者に同じ内容を言われ(エージェントに変更してもらうように)、仕方ないので、もう一度フランクフルトのアエロフロートに電話したけど、日本のアエロフロートオフィスに電話しろ、とのこと。
すでに日本のアエロフロートには電話していて、たらい回しにされている旨をドイツのエアロフロートに伝えてもらうと、「成田のチェックインカウンターで、手数料を払えば当日変更してもらえる」とのこと。
でも、ここまで皆言っている事が違うので、はねうさ夫は「彼等は信用できないから、日本のオフィスにもう一度確認して、チェックインカウンターで変更できるのか聞いたほうがいい」とのことだったので、成田のアエロフロートに電話してみました。
3回電話しましたが、誰も電話に出ない・・・。
きっとアエロフロートの日本オフィスに電話しても、また同じことを言われるし、どうしよう・・・と調べていると「アエロフロート日本予約センター」というものがあるらしい。
ダメもとで予約センターに電話してみると、やはりエージェントが本来は変更手続きをするというポリシーになっているとのこと。
あとは、払い戻しをして新しく取り直す、またはチェックインカウンターで再発券するしかないと言われてしまいました。
「再発券の場合は同じ価格での座席を約束でき無い」とのこと。
まあ、それはそうですよね。
でも、私が最も腑に落ちないのは、自分の入力ミスなどで変更をお願いしているならまだしも、婚姻というたくさんの人間が経験する工程においての氏名変更に対して、こんなにも大変な目にあうのは何故?っていうことなんです。
担当の方には、今までドイツの旅行会社、ドイツのエアロフロート、日本のエアロフロートでたらい回しにされ、最終的には氏名変更に1ヶ月かかるが出発2週間前なので変更不可、と言われた経緯を説明。
しばらくの沈黙の後「じゃあ、私はどうすれば・・・・?」と弱弱しく問いかけてみると、その担当の方が「確約はできないのですが、新旧のパスポートコピーを送っていただいて、そのパスポートがフライト予約後に変更されたものと判断できれば、エアロフロートオフィスに聞いてみて氏名変更が可能か確認してみることはできます」とのオファーをいただきました。
連絡先などを伝え、パスポートのコピーをメールで送り、待つこと約7時間。
氏名変更されたEチケットが送られてきた!!!!喜
そして、丁寧に、氏名変更が完了した旨、担当者の方からメールの返信がありました。
それも手数料は無料!!
よかった~!一安心しました。
これで確信、やっぱり日本のカスタマーサービスは素晴らしい!
世界一ですね。
発券済み航空会社チケットの氏名変更に関しての結論!
○一度発券した航空券の氏名変更はかなり大変(やはり名前はそうそう変えられない)
○チケットの氏名変更の場合、航空会社によって対応にかなり差がある
○変更手続きに手数料がかかる場合もあり
○旅行会社を通して発券予約をすると、手続きが複雑になり、場合によっては最予約が必要な場合もある(キャンペーン価格などでメリットがある分、いざと言うときはやはり航空会社と直接の取引が良いということでしょうか)
○氏名変更は突発的にやらず、計画的に・・・・苦笑
○航空券の予約の時にはスペルや氏名欄が逆になっていないか、Mr. Msなども入念に確認してから購入すること!
WOWエアーとアエロフロートの疲労困憊の後、今思えばユナイテッドの日本カスタマーセンターが神対応すぎました。
海外赴任や海外移住、長期海外旅行へ行かれる方はできる手続きはなるべく日本で済ませていったほうが良いでしょう。
コメント