【アルバニア観光】世界遺産ベラトの魅力!オススメホテル情報も

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

アルバニア観光で絶対に外せない、世界遺産の街ベラト(Berat)。

アルバニアの首都ティラナ(Tiranë)からミニバスに揺られる事約2時間半、アルバニアが世界に誇る世界遺産の街ベラトへ着きました。

アルバニアは社会主義時代に隣国との交流が事実上途絶えていた事や、渡航制限、民間人に自家用車を持つ事を禁止していた等の理由から、ヨーロッパでは長い間事実上の鎖国をしていた国として知られています。

と言う私も、アルバニアと言う国を知ったのは、ドイツ語学校のクラスメートにアルバニア人の若い女の子がいたのがきっかけ。

「アルバニアってどこ?」「EU加盟国じゃないの?」「公用語は何?」「え?イスラム教?!」「なんでイタリア語話せるの??」などなど疑問がいっぱいでした。

この記事では、以下をご紹介します。

  • アルバニアについて(いつもの簡単なウンチク)
  • 世界遺産ベラトの魅力・見どころ、お勧めの滞在日数
  • 親日の若女将がいるお勧めホテル
  • ベラトでお勧めのレストラン
  • 首都ティラーナからベラトまでの行き方
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目次

アルバニアについて旅行前の豆知識まとめ

アルバニア共和国は南東ヨーロッパのバルカン半島にある国で、アドリア海とイオニア海に面しており、内陸部にはアルバニア・アルプスが連なる、海と山の両方が美しい国。

国の面積は小さいですが、城や遺跡が多く残されています。

首都はティラーナ(ティラナ)で、この国最大の首都でもあるティラーナの人口は約50万人(2021年)。

公用語は近隣諸国とは言語グループが全く違うアルバニア語で通貨はレク(LEK)。

※2022年7月現在、円安という事もあり、1レク=1.19円・・・あまりお得感は無いかもですがヨーロッパの他の国より断然お得感があります。

オスマン帝国支配時代が長く、国民の約7割がイスラム教徒で、モスクと教会(アルバニア正教やローマカトリック教会)が隣り合わせに建っている街も多く、イスラム教徒と言っても、女性の服装や飲酒に関してかなりリベラルなイスラムという印象。

ティラーナ中心部にあるスカンデルベグ広場には、アルバニアの古代からポスト共産主義時代までの歴史が詰まった国立歴史博物館、外壁にフレスコ画が描かれたジャーミア エトヘム ベウト(モスク)などが並びます。

物価はおそらく今まで旅したバルカン国の中で最安。

鎖国時代が長かったこともアリ、観光業はこれからのポテンシャルを感じるところ。

アドリア海の対岸はイタリアのため、イタリアからの影響が強く、第一外国語と言えばイタリア語でイタリアへ出稼ぎへ行くアルバニア人も多くいるそうです。

若者は英語が話せ、EU加盟に意欲的な印象でした。(2022年では、EU加盟国ではありません)

北はモンテネグロ、北東はコソボ(コソボを独立国と認めない場合にはセルビア・・・しかしコソボの人口のほとんどはアルバニア人)、東は北マケドニア、南はギリシャと国境を接しているので、様々な文化が交じり合い、独特の雰囲気を醸し出していると言えるでしょう。

【アルバニア観光】世界遺産の街ベラト見どころ:旧市街地とベラト城塞

©haneusagi.com

アルバニアへ旅行したなら、目的にもよりますが、ベラト観光は絶対に外せないと言ってよいでしょう。

ベラトは、ユネスコの世界遺産に登録されています。

これらの都市に最初に砦が築かれたのは紀元前と言われているくらい歴史の長い街。

ベラトの旧市街地は、オレンジ色の屋根に白壁の家屋が同じ方向に向かって立ち並ぶ美しい町並みで、「千の窓の町」とも言われ、オスマン帝国時代に整備されました。

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ベラトの典型的な建造物のある地区は、マンガレム地区(Mangalem)、ゴリツァ地区(Gorica:城塞の対岸)カラハ地区(Kalaja)3つに分かれており、それ以外の新市街の部分を入れると4つの地区に分かれていると言ってよいでしょう。

アメリカのホワイトハウスの様な建物があるのに驚き、「あれは何の建物なのか?」と地元の方に尋ねたら「あれは新居住区で、私有地であれば新しい建物の建設や規制は無く自由」との事で、世界遺産に指定されている歴史地区とのギャップに驚きました。

ベラト観光の要!ベラト城塞(ベラティ城跡)に上ろう

ベラトは、オスム川を挟んで各地区があるので、橋を渡りながらその美しい街並みを堪能するのがお勧めですが、観光のメインアトラクションとしては、カラサ地区(城壁内)を散策して、ベラティ城(要塞)に上る事です。

ベラトは、もともと海抜187メートルの岩だらけの丘に要塞の街として建設されれたという経緯があり、ベラト要塞から一望できる街の景色は最高です!

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今でもその時代の末裔とでも言うんでしょうか・・・?約200世帯が住んでいるそうで、可愛いカフェやレストラン、手縫いのレース製品、洋服、カーペットなどのお土産屋さんもあるので、色々と見ながら歩いていくとあっという間に展望ポイントに到着します。

時間によって入場料が必要なようですが(300LEK)、私たちが行った時には支払いは不要でした。

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城壁内には、いくつか点在する古い教会や、赤のモスク(THE RED MOSQUE)と呼ばれる建物もあり、このモスクはアルバニアで最古のモスクの一つであるとされています。

空に向かって伸びるミナレットを見れば、この城の歴史に思いを馳せることができるでしょう。

要塞から出るときは、がけっぷちに立つ聖ミカエル教会(Kisha e Shën Mehillit)に行ってみたかったので、急斜面を頑張って降りました。

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はねうさ夫は「危険だよ!」といって拒否していたのですが、どうしても見たかった私は率先して崖の急斜面を慎重に降りました・・・(笑)皆さんも気を付けてくださいね!

聖ミカエル教会では観光客は私たちしかおらず、教会の守り人?!が何故かイタリア語で色々解説(この国では外国人には皆イタリア語w)、写真撮影もしてくれて、最後に「寄付金をお願いします・・・」と(苦笑)

アルバニアの世界遺産の街「ベラト」のオススメ滞在日数

ベラトはどこかから日帰りや半日でいいや・・・と思う方もいるようですが、最低1泊はするべき街だと思います。

私たちは2泊して、メインの旧市街地だけを見てまわるには、ちょうど良かったです。

あるレストランでお話したドイツ人カップルは、レンタカーを借りてアルバニアだけを1か月かけて観光するのだと言っていました。

ベラト滞在期間は決めていないけど、やはり最低2泊と言っていましたね。ベラトを拠点として、近郊へ沢登りやラフティング、トレッキングへ行く欧米人(特にドイツ人!w)が多いようで、1週間滞在する人もいるんだとか。

旅程や季節にもよりますが、私たちが滞在した時は毎日35度を超える雲一つない晴天続きで、日差しが強い日中の観光は、40代の老体にはキツかったので2泊はちょうど良かったです。

むしろもう1泊してもいいくらいでした。

【アルバニア観光】世界遺産ベラトのお勧めホテル!若女将は超親日家

ベラトは世界遺産の街と言うだけあって、世界中から色々な旅行者がやってきますので、リーズナブルな宿から高級宿まで様々な試行を凝らした素敵なホテルが点在しています。

私たちはご縁があり「マンガレミ・ホテル(Mangalemi hotel)」に宿泊しました。

以下、公式サイトのリンクです。

Hotel Mangalemi

このホテルは、9年前にはねうさ夫がベラトを旅行した時に、川の対岸に泊まっていたホステルのオーナーから「お勧めのレストラン」と言われ、建物の地下にあったレストランでのおいしい地元料理やそこで出会ったアメリカ人旅行者との思い出がある場所との事。

建物の前に立った時に宿泊できる事を知ったため、ミニバスから降りてから直接このホテルのレセプションに直行し、そのまま宿泊交渉をしたのです。

現在は世代交代して、オーナーは若夫婦が経営しており、レストランの調理は過去30年以上オーナーのお母様が変わらずに担当しているとの事。

はねうさ夫が興奮気味で「あの時の料理がおいしくて忘れられない!」と伝えると、現在は、そのお母様は62歳で、あまり過酷な労働をしてほしくないので、レストランへのサーブは宿泊客に限定しているとの事でした。

【悲報】2023年の夏にこのホテルを再訪しました。赤ちゃんが生まれていて、お母様は孫の世話で大変なので、キッチンからはリアタイアされたそうです。

また、当時使っていた地下のレストランはとても寒い冬以外は使用していないそうで、現在はルーフトップレストランを開設し、ベラトの素晴らしい眺めと共に洗練された地元の美味しお料理をいただけます。

「離れ(Hotel Mangalemi 2)に新しい設備を備えた部屋を増設したので、見てみませんか?」と勧められ、はねうさ夫が一目で気に入ったバルコニー付きのお部屋に2泊することにしました。(レストランにも行きたいしねw)

なんと朝食込み、ウェルカムドリンク付き、テラス付きで、1泊55ユーロ(2022時点)

部屋からの景色、バルコニー付き(吊り下げエッグチェアあり)、木製のベッド、デスク、ティーテーブル、クローゼット、最新空調搭載の広いお部屋なのに、あり得ない位お得な価格です。

勿論、高速Wi-fiも完備。

お部屋の雰囲気はレトロクラシックというイメージ。

伝統的なその地域の模様や工芸技術を継承したものを選んでいるのだとか。

©haneusagi.com

部屋を案内してもらった時に、私が日本人だと言うと、若女将(現在のオーナーの奥様、20代くらい予測)が、大興奮。

「日本❣私、日本に行った事ないんだけど、とっても日本が好きなんです!どのくらい日本が好きかというと、お寿司などの和食も好きで自分で作って家族にふるまった事もあるし、何と言っても日本人女性は美しくて歳を取らないでしょう?!あのお肌の美しさは羨ましすぎる!絶対いつか日本へ行ってみたいし、絶対行きます!」と興奮気味に話し始めました。

アルバニアでは、20代でも老け顔が気になって、ボトックスとかする人もいるんだとか( ゚Д゚)

はねうさ夫が「じゃあ質問だけど、僕の妻、何歳に見える?」(おいおい)と。

「最高でも30歳かな?」と彼女。

ありがとうございます!!!(笑) 

でも、私の友人ですっごく若く見える日本人美魔女は何人もいるので、彼女が日本に来たら本当にびっくりすることでしょうね(笑)

さて、ホテルの泊まったお部屋は、角部屋で広く、空調設備も業務用(と思われる)を完備、テラスから見える景色も素晴らしいけど、インテリアも素晴らしくて木の彫刻が施されている天井を見ながらベッドに寝転がり「まるで博物館の中に泊まってるみたい・・・」とウキウキしてしまいました♪

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レストランももちろんオススメですし、このホテルのオーナー夫婦だけでなくスタッフさん全員笑顔が絶えなくて、本当に気持ちの良いベラト滞在になりました。

2023年時点では、朝食会場のテラス席は健在で、素敵な景色をルーフトップから眺める事ができます♪

まさかアルバニアのベラトでこんな出会いがあるとは思わなかったで、一期一会のためにいつも持ち歩いている日本の5円玉を、友好と商売繁盛の祈りも込めて彼女にあげました。

喜んでくれて翌日、すぐにブレスレットにしてくれていました。

いつかあのホテルにまた泊まりたいです。

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【アルバニア観光】ベラトでお勧めのレストラン

ベラトでいくつかのレストランへ行きましたのでここにご紹介します。

基本的にアルバニア料理は、オスマン時代の影響やギリシャ料理、イタリア料理等々の影響を受けていて、どのお料理もおいしいです。

他のバルカン諸国で見る様な料理は意外と少ないかも。

野菜類は新鮮で、お豆を使った料理などもありますし、癖が無く、日本人の口に合うと思います。

新鮮なので、あまり羊のお肉が得意でない方もぜひベラトでは食べてみてください。凄く柔らかくておいしかったです。

アルバニアのビール、コルチャ(Korça)もおいしいですし、内陸部でイスラム教が多いベラトにはラム肉を使った料理と赤ワインも非常に良く合います。(でもキリスト教徒もいるので、レストランには豚肉料理もありますよ)

ベラトのオススメレストラン:Antigoni

アルバニア料理を中心とした地中海料理を楽しめる ©haneusagi.com

ベラトの中心部にある「Antigoni」は、地元のアルバニア料理や地中海料理が楽しめる人気レストランです。

旧市街地側から歩行者用の吊り橋を渡ってすぐの場所にあります。

新鮮な地元の食材を使ったグリル料理やシーフードが特徴で、アットホームな雰囲気の中で食事ができます。

そして、なんと言っても、レストランからはベラトの歴史的な街並みや美しい景色を楽しむことができます。

私たちはテラス席に案内していただき、最高でした!

レストランのテラス席からの眺めは最高! ©haneusagi.com

レストランの雰囲気も比較的落ち着いた空間で、リラックスできます。

私たちはラッキーだったのですが、家族6人で行って席を確保できましたが、訪問する際は、混雑を避けるために事前予約をおすすめします。

観光地からアクセスも良く、ベラトを訪れた際にはぜひ立ち寄りたいレストランです。

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