こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。
ジョージアの首都、トビリシ。
人口約140万人のこの町は、近年の経済成長に伴い観光客も年々増加しており、トビリシ市内には近代的な建物、ホテル、オシャレなカフェやレストランが続々オープンしています。
洗練されたな西洋スタイルの建物やお店から、旧ソ連時代にの面影を残す建物やマーケット、伝統的なジョージアを垣間見れるスポットまで楽しみ方は色々です!
今回は、ジョージア(旧グルジア)の首都トビリシの街歩きと、絶対に外せないスポットやアクティビティをご紹介します。
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ジョージアのトビリシ観光:その1. 旧市街地を散策する
近年、トビリシ旧市街地は大規模な「改装」が行われています。
何処へ行っても新しい建物が建設中で、最近では、地元のアートショップ、ワインハウス、小さな家族経営のゲストハウスやオシャレなブティックホテル等がどんどん出来ています。
古い秘密基地を歩いているような気分に陥ってしまう狭い路地を散策すると、小さな路地にある可愛いバーやヒンカリ屋さんを見ることができます。
そのかわいらしい旧市街地では、カメラのシャッターを何度も切りたくなってしまうくらいの魅力があります。
旧市街地の温泉が沢山あるエリアの奥には滝もありますので、是非足を延ばしてみましょう。
ジョージアのトビリシ観光:その2. ハマム/アバノトウバニ(Hammam/Abanotubani)で温泉三昧
驚くことに、ジョージアにも日本人の大好きな温泉文化があります。
もともと、トビリシという街の名前はジョージア(グルジア)語のトビリ(温かいという意味)に由来している、つまり、温泉を意味しているとも言われています。
ハマム、またはアバノトウバニとよばれるジョージア式というかトルコ式というかの温泉は、ゴージャスなものから公衆浴場のリーズナブルなものまで様々。
トルコ風呂はどちらかというと垢すりのイメージですが、ジョージアの温泉には湯船があり、足を延ばしてゆっくり湯船につかることができるのです。
しかも、温度も日本人好みの熱め!(ドイツをはじめとするヨーロッパの温泉はぬるいし、サウナメインだったりするので・・・)
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個室のあるハマムもあるので、公衆浴場が気になる方は、入場前に受付で確認してみると良いでしょう。
ハマムによってはモニターで浴室のイメージや広さを写真で見せてくれるところもありました。
有名どころは、Chreli Abano(以下地図)や、公衆浴場のSulphur Bathhouse №5など、近くに隣接しているので入り口で予算や時間など相談すると良いと思います。
ほとんどのハマムは24時間オープンしており、料金は最も安い個室の場合は約30ラリ前後、個室の場合は約100ラリ前後です。
個室のクオリティは価格の違いと同じくらい異なります。
ジョージアのトビリシ観光:その3. 至聖三者大聖堂(Holy Trinity Cathedral of Tbilisi)
英語で「Holy Trinity Cathedral of Tbilisi」と呼ばれている、2004年に完成したばかりの正教会の大聖堂。「ツミンダ・サメバ大聖堂」「サメバ大聖堂」とも呼ばれています。
ジョージア正教教会の総本山の位置づけで、建物の高さはコーカサス地方で一番、正教会としても世界で三番目の高さを誇るアイコニックな大聖堂です。
完成してまだ年月が浅いので、外装も内装もピッカピカですが、夜のライトアップが美しいので、暗くなってから行くのもオススメです。割と治安のよいジョージアですが、夜間出歩く際には、十分注意してお出かけくださいね。
ジョージアのトビリシ観光:その4. 平和橋(Bridge of Peace)
平和橋(Bridge of Peace)は、2010年に完成したムトゥクヴァリ川にかかる歩行者用の橋で、トビリシにこんなモダンな建造物があるんだ!と少し驚いてしまうところです。
実は、ジョージアのトビリシは、伝統的な建造物があるのはもちろん、実はモダンな建造物が沢山ある建築やデザイン好きにはたまらない場所でもあるのす。
数年前に、雑誌のカーサ・ブルータスで特集も組まれたほどです。
元サーカシヴィリ大統領が、国の近代化政策として、ヨーロッパから有名建築家を招致して「クレイジーで大胆なモダン建築物」を沢山つくらせた、ということのようです。
ちなみに、この平和橋は、イタリアの建築家でありデザイナーでもあるミケーレ・デ・ルッキ(Michele de Lucchi)がデザインしたもの。
私が好きな世界中の新旧建築物混在の都市(例えば、NYC、東京、ベルリン等)にも負けずと劣らず、ジョージアの伝統的な教会や旧ソ連時代の古い建物とモダンな建造物の「良い混ざり具合」。
トビリシの街歩きは最高です!!
旧市街地側から平和橋を渡ると、公園があるので、そこでくつろいだり散策したりするのも良いでしょう。
トビリシには、近代的でユニークな建造物も多いのです!
ジョージアのトビリシ観光:その5. ケーブルカーに乗って母の像まで行く
マザー・ジョージア(The Mother Georgia)とも呼ばれる「母の像」は、トビリシのシンボル的存在で、街からもその巨大な像を見ることができます。
市内を見下ろすソロラキの丘に立っており、歩いて登ることもできますが(所要時間は約1時間)、お勧めは、旧市街地から平和橋を渡り、ケーブルカーを利用して山頂まで行くルート。
ケーブルカー乗り場は以下地図。
ケーブルカーはゴンドラタイプで、パノラマ景色を楽しむことができます。
もちろん、丘の上からの大パノラマ景色は抜群!!
川の流れる市街地側の景色も良いですが、反対側の要塞と植物園と言われている森のようになっているエリアも見ごたえがあります(こちら側から見えるモダンな建物もステキです)
母の像は、右手に剣を持っており、左手にはワイングラスを持っています。この剣で敵と戦い、ワインは友を迎えるというジョージア人の精神を表していると言われています。
帰りは下りなので、歩いて旧市街地まで下るのがオススメです。
ジョージアのトビリシ観光:その6. ルスタヴェリ通り(Rustaveli Avenue)を散策する
トビリシのメインかつ高級ストリートで、市庁舎、旧国会議事堂、オペラハウスもこの通り(Shota Rustaveli Ave)沿いにあります。
東京で例えると、表参道や代官山と言ったちょっとハイソなエリアと言ったところでしょうか。
洗練されたショップやレストランが立ち並ぶ大通りで、通りには街路樹が植えられており一瞬シンガポールにいるような気分になってしまいました。
この大通りが作られたのは19世紀ということなので、割と新しくきれいに整備されていました。
実は、ジョージアの国会議事堂は、2012年5月26日に、このトビリシのルスタヴェリ通りからジョージアで2番目に大きな都市のクタイシへ移転されており(2019年1月に再びトビリシに移転)、このルスタヴェリ通りでは旧国会議事堂が残っている状態でした。
※私たちが行った2018年の話
ジョージアのトビリシ観光:その7. 傾いた仕掛け時計を見に行く(The leaning clock tower)
旧市街地のあるエリアに可愛いカフェやギャラリーが立ち並ぶ場所があり、そこに傾倒した時計台があります。
いつも観光客でにぎわっているこの場所は、トビリシでも人気スポットの一つ。
このからくり時計は、ニューヨーク等でも活躍した有名なジョージア人の脚本家・人形劇作家Rezo Gabriadzeによってデザインされました。
毎定時間に一番上の窓が開き、天使が現われて鐘を打ちます。 そして、時計台の下段では、からくり人形における人生の重要なイベントの結婚、出産、葬儀の様子を見ることができます。
ジョージアのトビリシ観光:その9. シオニ大聖堂(Sioni Cathedral)
6~7世紀にかけて作られたシオニ大聖堂(Sioni Cathedral)は、首都トビリシにある言わずと知れたジョージア正教会の大聖堂。
現在みられるものは再建が繰り返されたため、13世紀ごろのもとと言われています。
特定の聖地の名前を教会につけるという中世のグルジアの伝統に従って、シオニ大聖堂はエルサレムのシオン山の名前から由来されています。ジョージアでは、シオニという名前の正教会がいくつかあるため、「トビリシ・シオニ(Tbilisi Sioni)」として一般的に知られています。
ここから旧市街地やナリカラ要塞跡地を眺めることもできます。
教会内部には、ジョージアにキリスト教を伝えた聖ニノの十字架が収められており、美しいイコン(聖像画)のコレクションは必見。
2004年に聖トリニティ大聖堂が建設されるまで、ジョージア正教会の総本山として位置づけられていました。
ジョージアのトビリシ観光:10. レストラン、カフェ等で食べ歩き!ローカルフードを満喫する
ジョージア料理に関しては、「大自然に癒されるジョージアのカズベギお勧めスポット」でも少し紹介しましたが、トビリシ市内には数多くのレストランが存在し、すべて食べ歩くには数十年はかかりそうです。(笑)
オシャレでハイエンドなレストランから、リーズナブルで地元色の強い庶民的なレストランまで様々な場所がありますので、その日の気分や好みでいろんな場所を試してみましょう。
レストランには、曜日によってジョージア音楽のバンドやショーを行っているところもあります。
【ジョージア旅行】首都トビリシのオススメレストラン
泊まったホテルでジョージア人の方からオススメされて、実際においしかったレストランは「Pasanauri」というレストラン。
日本のファミレスにあるような呼び出しボタンがテーブルにあり、英語メニューもあってサービスも良かったです。また、個人的にはここのヒンカリが一番おいしかったです。
もう1件紹介されたのは、「Machakhela」というレストラン。
こちらは実際には行って無いのですが、「Pasanauri」も「Machakhela」もトビリシ市内に何軒かあるチェーン店?のようです。
ちなみに有名な「In the shadow of metekhi」では、旧市街地を眺めながら食事ができることはもちろん、ジョージア音楽のライブやショーがあるようです。
ランチも評判良し!で、予約して行った方が良いですね。
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【ジョージア旅行で試したい】ワイン発祥の地!ジョージアと言えばワイン
食事はもちろん、ジョージアと言えば「ワイン発祥の地」。
その歴史は約8000年と言われており、ジョージアワインの製法は世界遺産にも登録されています。
トビリシ市内にもたくさんのワインショップやワインバーがあり、洗練されたワインショップでワインテイスティングするもヨシ、超ローカルなホームメイドワインをテイスティングするもヨシ、公園近くや通りに樽から直接販売(量り売り&その場でカップで購入も可)で飲んでみるもヨシ!です。
【ジョージア旅行で試したい】ジョージアのスナックというかキャンディー?チュルチヘラ
食事やワインの他には、ジョージア全土、どこを旅していても見かけた怪しい棒状のお菓子「チュルチヘラ(Churchkhela)」は、絶対に試してみてほしいジョージアの伝統的なスイーツ。
チュルチヘラは、グルジア発祥の伝統的な棒状飴なのです。
糸で一列につないだナッツ類を小麦粉を入れて煮た果汁に浸し、天日で乾燥させて作られる。主な材料は、果物の果汁、小麦粉、ナッツ類(アーモンド、クルミ、ヘーゼルナッツ、レーズン)。グルジアの他、ロシア、ギリシャ、キプロス、トルコ及び、それらの国の周辺国で食される。 by Wikipedia
クタイシの市場に行った時にサンプルをいただき食べてみたところ、思いのほか美味しかったので1本買いました。
かなり甘そうな色と、原材料からは考えられないほどの、あっさりさと甘さ控えめさ。
べたべたしないので、長距離移動のスナックとしてもかなり重宝します。
「スーパーオーガニック・スニッカーズ」とでも表現したらピンとくるでしょうか。
私はチュルチヘラを「ジョージアのスニッカーズ」と呼んでいます(笑)
でもこのチュルチヘラを食べたら、美味しすぎてスニッカーズには戻れません・・・ぜひジョージアに行った際にはお試しあれ!
【ジョージア旅行】あなたもきっと好きになるはず!トビリシにすっかり魅了された1週間
トビリシの見どころを10個、そのほかレストラン情報などをご紹介しましたが、他にもシナゴーク、ナリカラ要塞跡地をはじめ、ジョージアの歴史を学ぶことができる国立博物館や、もともと建物自体は神学校でスターリンも学んだ国立美術館も見どころです。
また、バーやクラブ好きの方には充実したナイトライフが楽しめるエリアもアリ、1週間滞在しただけでは「もっと見たい、もっと行きたい」欲求が満たされることのないトビリシ。
ジョージア旅行の時間が取れる方は、10日間、2週間など長めがオススメです。
また、トビリシからは、日帰りや半日ツアーも数多くあり、私たちはワイナリーの見学を含むアゼルバイジャン国境近くのジョージア東側地域を訪れるツアーにも参加しました。
そのツアーで立ち寄った場所で良かったのが、ジョージアの西側に位置する「Tsinandali Estate」。
「Tsinandali Estate」は、ロシアのプリンスだった「Alexander Chavchavadze(アレクサンダー・チャヴカヴァツェ)」が所有していたツィンンダリ(Tsinandali)村にある、邸宅、お庭、ワイナリーなどを改装した博物館やホテルなどの複合施設になっており、とても良かったです。
●Tsinandali Estate
http://tsinandali.ge/en/museum/about-us
この場所では、展示会、コンサート、文学イベント等を定期的に開催しているらしく、ワインテイスティング付きの博物館のチケットで邸宅を堪能しました。無料の英語ツアーもあると言われたのですが、私たちは時間があまりなく断念。
トビリシもそうですが、とにかくジョージアはとっても良い国でした!
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