【オフリド湖お勧めボートツアー記】観光情報・絶景の世界遺産を堪能

オフリドのボートツアー

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

北マケドニアの世界遺産の街オフリド。

美しい旧市街地、長い歴史に感じるロマン、透き通った水面のオフリド湖・・・すべてに「特別感」を感じてしまう素晴らしい街です。

オフリドの旧市街地でお勧めの観光スポットは以前ご紹介した通りですが、今回は、オフリドだけでなく、「オフリド湖周辺に点在する村や教会などの観光スポットを効率よくまわりたい!」という方にお勧めのボートツアーをご紹介します。

このボートツアーのツアーガイドさんはとってもフレンドリーで、ツアー価格もリーズナブル、他のツアーでは味わえない「ある意味ちょっと特殊な」ボートツアーを体験でき、おススメですよ。

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https://www.haneusagi.com/travel-europe-north-macedonia-ohrid-travel-guide

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目次

北マケドニア・オフリド湖のおすすめボートツアーとツアー会社

マケドニア人とオランダ人の両親をもつクリスチアンさんが経営する「Lale Tours」を利用して、オフリド湖のボートツアーに参加しました。

https://laletours.com/en/

実は、世界中の色々な国や地域を旅すると「なんでこの場所にこの国籍の人が密集しているかな?!」っていうところがあります。

例えば、過去の経験だと、ラオスのヴァンヴィエン(観光客の多くが韓国人)や、夏のクロアチア(観光客の多くがドイツ人)、一昔前のドイツローテンブルク(観光客の多くが日本人)など。

同様に、オフリドの欧米外国人の多くがオランダ人だったのには驚きました。

ですので、主にオランダ人向けの現地ツアーが沢山あります。

「Lale Tours」は、フレンドリーなオーナーがオランダ語、英語、マケドニア語(他にも話せそうw)を話し、自身がツアーガイドとして開発したツアー内容を提供しているので、とても信頼できるツアー会社だと思いました。

ちなみに「Lale」は、マケドニア語でチューリップを意味するそうで、なるほど、オランダの国花がロゴにも描かれています。

オフィスは、オフリド、ストルガ、ペスターニにあり、様々なツアーを提供しています。

ホームページの内容を簡単に意訳すると・・・

ラレツアーズは家族経営の会社で、ユニークで多様なツアーで多くの人に知られています。私たちの優れた評判は、少人数のグループとオランダ語と英語を話すガイドの利点を生かした、私たちが企画する小旅行やツアーに大きく起因しています。車やスクーターのレンタル、カヌーやカヤックのレンタル、オフリド湖の上を飛ぶタンデムパラグライダーなど、ラレツアーズではお客様の次の旅行のために、あらゆるサービスを提供しています。

ラレ・ペンションは、美しい漁村ペスターニに位置し、オフリド湖から数メートル、国立公園ガリチカの麓にあり、オランダのホスピタリティにあふれたお手頃価格の宿泊施設を提供しています。

私たちは、オフリド旧市街内のショッピング通りになっている場所にあるオフィスで申し込みをしました。

ボートツアーの内容は、以下です。

  • 9:00~17:00までの終日ツアー
  • オフリド湖畔の主要な観光スポットを1日で効率よく周れる
  • 湖のきれいな場所で泳ぐ事もできる(オフリドの街周辺よりキレイ)
  • 途中で立ち寄る村のカフェでの休憩(飲み物は料金に含まれる)
  • BBQランチ
  • ドリンク飲み放題(ビール、ワイン、ラキアも有り)
  • オランダ語または英語の現地熟練ツアーガイド
  • 宿泊場所または近くのオフィスまでの送迎
  • 上記全部込みで1人35ユーロ

はねうさ夫は「1人35ユーロでアルコールを含む飲み放題」に惹かれ、即決しましたw

オフリド湖のボートツアー開始!水着やタオルを忘れずに!

©haneusagi.com

朝9:00に、宿泊していたホテルから2ブロック程の場所にあるLaleのオフィスに集合し、バスでボートツアーが出発するペスターニ(Pestani)という村まで移動。

ツアーガイドが最終的な人数を確認して、ボートに飲み物や食標品を運ぶ暫くの間、ペスターニのオフィスで待つ事になりました。

私達以外は全員オランダ人観光客でしたw

ボートに乗り込んでからマケドニア人のツアーガイドさんが、ツアーの説明や守ってほしいことの説明などをして、いざ出発!

ボートの中で朝一番にふるまわれたのは・・・北マケドニアのお酒「ラキア」・・・(苦笑)

ウォッカのように強いお酒なので、少しだけ飲んではねうさ夫に渡しましたw

ツアーでは食事や飲み物は含まれていますが、以下は忘れずに持参しましょう。

  • 水着(必須)
  • ビーチサンダル(裸足の人も・・・あると良い)
  • タオル(必須)
  • 日焼け止め(必須)
  • サングラス(必須)
  • 帽子(あれば)
  • 羽織れる長袖(風や時間帯によっては肌寒いことも)
  • 虫よけ(あると良い)
  • ツアー途中で水着から着替える予定の方は着替えの下着や洋服
  • ペットボトルのお水(ジュースが多かったので、送迎の移動時などにもお水があると良い)

オフリド湖のボートツアーで観た場所:「The Bay of Bones」水上博物館

©haneusagi.com

ボートの上から「The Bay of Bones」という水上博物館を通り過ぎます。

現在博物館になっている周辺の水面下5~6メートルの場所から、古い土器や動物の骨が見つかり、それらが、新石器時代から鉄器時代ごろののもという事で、ここに集落があったことが発見されたそうです。

紀元前1200年から700年にかけて、8500平方メートルの面積を占めていた先史時代の集落では、この時代のオフリド湖は浅かったため、水面上に巨大な木造建築を建てることができ、先史時代の宮殿の様な建築物の中では最大級と言われています。

「The Bay of Bones(ベイ・オブ・ボーンズ)」は、この集落を部分的に再現したもので、オフリド湖畔で生活していた先史時代の人の生活を知ることができるユニークな機会となっています。

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実際にその場所が湖だったのかどうかはわかりませんが、(冬は非常に寒いと思うのであまり現実味が湧きませんが)水上集落があったと考えられており、それを再現した展示となっているそうです。

http://muzejohrid.mk/en/museum-on-water

タクシーなどを利用してオフリドの街から陸路で行けます。

入場料は、2022年6月現在で、150 MDR

オフリド湖のボートツアーで行った場所:Trpejca村で絶景を堪能

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オフリドのサントロペ(コート ダジュールにある海岸沿いのフランスの町)と呼ばれている?!Trpejca の漁村に立ち寄って、水辺のカフェでコーヒータイムがありました。

Trpejcaは、ガリチカ山の麓のオフリド湖の湖岸に位置する村で、伝統的に漁村でしたが、最近では夏の間、観光業に大きく依存する高級バケーションスポットになっています。

ボートツアーでは、オランダ人達に交じって「ガイジン」は私達2人だけ(苦笑)

カフェに入って「お好きなところに座ってください」と、各テーブルを案内されたのですが、オランダ人達は一瞬『う~ん・・・』となり、一目散にすべてのテーブルをくっつけ始めて大テーブルを作り、椅子を集めて「さ!みんなで(仲良く)座ろう!」と意気揚々。

めちゃくちゃフレンドリー❣

はねうさ夫と2人で苦笑い・・・だって、ドイツ人はこういう事はせず、各自(殆どの人がカップルや友人とのツアー参加)好きなテーブルに座ればいいじゃん・・・という雰囲気で、ツアーに参加した人と仲良くなろうと言う意気込み?!を感じたことは今まで一度もないからです。(お隣なのに異なった国民性)

はねうさ夫「だからオランダ人はリラックスして、楽しい雰囲気なのが好きだよw」と(笑)

Trpejca の漁村の辺りに来ると、オフリド湖の透明度が非常に実感でき、カフェの目の前にあるビーチで水遊びする家族や、湖の色を見ながらコーヒーを飲み、皆で楽しく会話する・・・素敵なツアーじゃないですか?!^^

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コーヒーを飲んだ後は、村の崖になっている高台の部分まで皆で歩き、各々で記念撮影。

崖の上から見る湖は青く透き通り、ビーチは白く見えて非常にきれいでした❣

かなりこじんまりした村ですが、とても可愛くて、オフリドのサントロペと言われるのもうなずける?!

この漁村は車でもアクセスできるそうで、ホテルの人からお勧めされたレストランもこの村にあったので、もっとオフリドでの滞在時間があれば、ボートツアーでは無く個別でタクシーなど使ってきてみてもいいかもです。

オフリド湖のボートツアーで行った場所:スヴェティ・ナウム修道院(Sveti Naum)

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コーヒーブレイクと記念撮影の後はボートで、この地域で最高の聖職者の1人「聖ナウム」が埋葬されているスヴェティ・ナウム修道院へ向かいます。

修道院は聖ナウムにより905年の第一次ブルガリア帝国の時代に開設され、開祖の聖ナウムは910年にこの修道院内の教会に埋葬されました。(日本は平安時代中期)

教会はオスマン帝国領であった時代に破壊されたましたが、16世紀から17世紀に再建され、現在見ることのできる建物はその時に再建したものです。

1912年から1928年6月まで、修道院のある土地はアルバニア領でしたが、その後、アルバニア大統領でのち国王となったゾグー1世により、アルバニアとユーゴスラビアの友好のしるしとして修道院のある土地がユーゴスラビアに割譲されました。

最終的にユーゴスラビアは解体し、この地を承継した北マケドニアに属することとなったという背景があります。

©haneusagi.com

聖ナウム修道院から100メートル向こう側はアルバニアですので、日本人としては何とも不思議な気分になりますね。

この修道院は、中世より多くの人が訪れる巡礼地であるとともに、現在は北マケドニアにおけるの著名な観光地のひとつとなっているため、外国人観光客意外にもマケドニア人観光客も沢山いました。

オフリド湖のボートツアーで行った場所:スヴェティ・ナウムの泉(Crn Drim)手漕ぎボートツアー

泉の湧き出る清流川をボートで進む ©haneusagi.com

この修道院の歴史はもちろん、修道院から見える景色も素晴らしいのですが、一番驚いたのは「Black Drim’s Springs(Crn Drim)」ー通称『スヴェティ・ナウムの泉』

この泉は美しい自然の中に水が湧いていて、とても神秘的。

クルン・ドリム(Crn Drim/Црн Дрин)と呼ばれる川のように流れる泉の源流は、オフリド湖畔の聖ナウム修道院のすぐ近くから湧き出ています。

この泉はガリチカ山の向こう側にあるプレスパ湖から地下水として湧き出し、リュバニスタ村の南にあるスヴェティ・ナウム修道院の近くから湧き出しています。

泉は、クルン・ドリム(Crn Drim)と呼ばれる川の様な水流地形を作り出し、水がオフリド湖に入り、西に向かって流れて行き、ストルガ (Струга) から北のデバル (Дебар) に向かって流れて行きます(あんな遠くまで!)。

オフリド湖の透明度が素晴らしく、水位がほとんど変わらず絶え間なく美しい水で満たされているのは、このこの泉がプレスパ湖と繋がっているからであるとガイドさんが言っていました。

レストランの敷地内にボート乗り場がある ©haneusagi.com

Laleのボートツアーでは、聖ナウムの敷地内で1時間半の自由時間がありましたが、船着き場から降りるとすぐに修道院の敷地に入るので、入ってすぐ左方向へ歩いていくと「Ostrovo」というレストランがあり、レストランでガイド付きのボートを借りて、スヴェティ・ナウムの泉(川?)と美しい景色を楽しめますよ。

以下に地図を貼っておきます。

ちなに、この泉は保護地域に指定されているため、ボートは手漕ぎで、泳ぐことも禁止です!(ガイドさんが木製のオールで漕いでくれます)

手漕ぎボートツアーの価格は、ボート1台についての価格なので、最大人数まで乗ることができれば割り勘してリーズナブルに楽しむことができます。

私たちは1人3ユーロほどを支払いました。10人?12人?いたので、ボート代は30~35ユーロ前後なのでしょう。

この事を知っているオランダ人達・・・凄いぜw

ドイツ人もかなり倹約家ですが、オランダ人達もベストヴァリューを見つけるのが上手い!(笑)

到着してすぐに「私達、泉のボートツアーへ行くけど、あなたたちどうする?人数いた方が皆で割り勘できるから一緒に行く?」と質問されましたw

この「スヴェティ・ナウムの泉」の手漕ぎボートツアーは、本当にお勧めです!

©haneusagi.com

水がキレイで、川の砂地の部分から湧き出ている泉の場所にも案内してくれ、冷たいい泉の水を手で触って汲んで飲んでみたり、美しい自然とそこにいる動植物たちに癒されます。

川の周辺には小さな教会もあり、とても神秘的な雰囲気でした。

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オフリド湖のボートツアーで行った場所:Sveti Zaum教会でBBQランチ

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Laleツアーズのオフリド湖終日ボートツアーのハイライトとも言える、BBQランチ。

聖ナウム修道院の自由時間の後、スヴェティ・ザウム(Sveti Zaum)と呼ばれる船でしか行けない700年の歴史を持つ教会に立ち寄ります。

船で地数いて行きます・・・この水の透明度ったら! ©haneusagi.com

高さ数百メートルの岩の下でBBQが楽しめる絶景のロケーション。

他のツアーの方がいる場合もあるようですが、私達の行った時間は貸し切り状態。

マケドニア人のイケメンツアーガイドさんが、教会の説明もしてくれ、さらに自分のレシピだと言うBBQやサラダなどをなんと手料理してくれます❣

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ツアー参加者は、食事ができる前にビーチでゴロゴロしたり、ひと泳ぎする時間があります。

この場所は船でしかアクセスできないので、本当に静かで平和な空気が流れています。

そして待望のBBQの内容は、ベーコン、鶏肉、豚肉、ミートボール(細長い俵型のハンバーグの様なバルカン各国に良くあるモノ)、サラダ、チーズ、デザートでした。

特性のガーリックヨーグルトソースがとてもお肉と合って美味しかったです❣

©haneusagi.com

勿論、ワイン、ビール、ソフトドリンクもありますよ♪

オランダ人のほとんどが白ワインを飲んでいたので、ランチでワインがすべて無くなってしまいましたw

赤ワインもあったのですがとても暑い日だったので、ロゼがあれば良かったな( ^ω^)・・・

オフリド湖のボートツアー最終章:湖へ飛込めるポイント→ツアー終了

©haneusagi.com

BBQランチの後、ツアーガイドさんが片付けをしてくれ、その間私たちはビーチでまったりと過ごしました。

ここで泳げます ©haneusagi.com

私達のツアーガイドさんは、オフリド湖畔で生まれ育った筋金入りのマケドニア人ローカル。

小さいころからオフリド湖で泳いでいると言う彼は、まだ20代の若さと言う事もあり、「岩から湖にジャンプしたい人、手をあげて!」と私たちをしきりに鼓舞します。

時間的に17:00くらいで少し水が冷たく感じて来ていた時だったので、私は手をあげず、他では、日本に行った事があり日本好きという若いオランダ人の女性と、はねうさ夫だけ。

あるポイントまでボートを近づけ、ツアーガイドさんが安全な方法で2人を岩の上へ・・・

岩の高さから水面までは約4.5メートル。

その後、ガイド(20代)→オランダ人女子(おそらく20代)→はねうさ夫(40代)という飛込み順。

©haneusagi.com

華麗にバック転でくるっと岩からジャンプするローカルガイド(20代)→颯爽とジャンプする素敵なオランダ人女子(20代?)

→いったん躊躇し、数秒立ち止まるがエイヤーと落ちて行くはねうさ夫(40代)。。。(笑)

©haneusagi.com

はねうさ夫、頑張った!

ガイドさんは、「こんなに楽しいことは無いのに、なぜ皆ジャンプしないんだ?!」と怪訝な様子(苦笑)

飛込みの後は、出発地点へとひたすらボートを走らせるのですが、オランダ人の方々、殆ど飲みまくっていて気分が良いようで、ず~と流れるオランダの音楽に、歌ったり踊ったりで、さすがのはねうさ夫もちょっと引いてました・・・個人的には、あの雰囲気はドイツ人が地元ネタで盛り上がる時の雰囲気に非常に似ているので(音楽の感じもドイツ民謡やドイツの曲に似ている)、「お隣だな・・・」と心の中で思った次第です。

このLaleツアーズは、ボートツアーの他にも、ペリカン島へのツアーや、サファリツアー、3つの村を回るツアー、マヴロヴォ国立公園ツアー、マウンテンハイキングツアーなどの様々なツアーがあるので、オフリドに長期滞在する方はツアー内容を見てみたらいいと思います。

自然あふれるオフリド湖周辺は、交通の便がイマイチだったりするので、ツアーに参加してガイドさんにきちんと説明してもらった方がその土地の文化や信仰に理解が深まり、時間もお金も節約できるので、Laleツアーズに限らず沢山のツアーオプションがあるので、現地ツアーを賢く利用しましょう。

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