こんにちは!はねうさぎです。
ドイツの歴史的な文化都市と言えば色々ありますが、ワイマールもその一つ。
ちなみに、ドイツ語では「ヴァイマー(ル)」と、Wの発音はヴァの発音になりますのでご注意を。
さて、ワイマールと言うと、歴史の授業で習った「ワイマール憲法」を思い出す人も多いでしょう。
ワイマール憲法とは、1919年に、ワイマールで開かれた国民議会で制定されたドイツ共和国憲法で、国民主権、男女平等の普通選挙の承認などを規定し、20世紀の民主主義憲法の典型とされたが、その後のナチス政権によって事実上消滅した憲法のことです。
ローマ帝国時代には、ザクセン=ヴァイマル公国の首都でした。
現在、ワイマールはThüringen(チューリンゲン州)に属し、チューリンゲン州の州都はErfurt(エアフルト)です。
このように、歴史の長いワイマールは、ゲーテやシラーのゆかりの地として、現在でも国内外から多くの観光客が訪れます。
今回はそんなワイマールの観光スポットをお伝えします。
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オススメ1:ゲーテ国立博物館
ワイマールに行ったら、必ず訪れたいのが、ゲーテハウス(Goethes Wohnhaus)とも呼ばれている、このゲーテ国立博物館。
ゲーテはワイマールをこよなく愛し、ワイマールの発展にも貢献した人ですが、彼が亡くなるまで住んでいた邸宅を改装し、美術館にしたこのゲーテ国立博物館は、ゲーテの人生と彼の遺産コレクションが展示されています。
また、ゲーテがお気に入りだったという庭園も博物館に属しており、当時の彼の暮らしを垣間見ることができます。
ゲーテについては「詩人だっけ?」くらいにしか知識がなかったのですが、彼の好奇心からもたらされた様々な研究アイテムや、プライベートアート、自然科学のコレクション、書斎の一部の展示とその豪華さには驚きました。
また、政治的にも影響力を持っていたことも知り、興味深かったです。当時にしては珍しかったイタリアへの旅行ルートやゲーテのパスポートの展示も興味深かったです。
日本語の資料とオーディオガイドも用意されていますので、受付で料金を支払う際に日本語の資料ガイドを希望しましょう。
【入場料金】
大人12.00ユーロ/割引8.5ユーロ/学生(16~20歳)3.5ユーロ
16歳以下無料
●ゲーテ国立博物館公式サイト
https://www.klassik-stiftung.de/jp/institutions/goethe-national-museum/
オススメ2:シラーの家
ゲーテハウスに比べるとこじんまりしていますが、このシラーの家では、シラーが使用した道具、それに類する物が現代のものと組み合わされて展示されています。
シラーは、ゲーテとも交流があり、ゲーテと並び、古典文化を発展させた思想家・歴史学者であり、劇作家でもあります。日本でもベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」(通称「第九」)の原詞や戯曲「ウィリアム・テル」で有名です。
ここでは、シラーの生きた時代のトレンドや彼の生活、仕事、家庭の雰囲気を感じることが出来ます。1階にはホールとキッチンがあり、お手伝いさんの部屋も展示されています。
【入場料金】
大人7.5ユーロ | 割引6ユーロ | 中高生 (16歳~20歳 ) 2.5ユーロ
16歳未満は無料
音声ガイドを含む
●シラーハウス公式ページ
https://www.klassik-stiftung.de/jp/institutions/museums/schiller-residence/
オススメ3:ワイマール城美術館
ザクセン・ワイマール・アイゼナハ公爵の住居として建てられたワイマールの城ですが、1424年に火災で一部が損壊し、16世紀半ばに再び城が破壊され、1803年にゲーテ監修のもと再建されました。
ワイマール派の絵画のほか、彫刻、工芸品なども展示されており、常設展と別に特別展も開催されています。
美術館の中に入らなくても、お城の外観を見て歩くだけでも、この城の存在感を感じることができると思います。
【入場料金】
大人7.5ユーロ、割引6ユーロ、中高生(16歳~20歳 )2.5ユーロ
16歳未満は無料
音声ガイドを含む
オススメ4:アンナ・アマリア大公妃図書館
1565年に建てられたドイツ初の公共研究図書館で、世界遺産のロココホールは必見の美しさ!
図書館というよりも、まるで宮廷の中にいるような感覚になってしまうほどの美しさで、世界で最も美しい図書館のひとつと言われています。
アンナ・アマリア図書館の入り口はとてもシンプルで看板などもないので、注意しないと通り過ぎてしまいます。
外観もシンプルなのですが、内装は、この外観からは想像もできないような光景です。
蔵書は歴史的にも貴重なものばかりで、バッハの手書きの楽譜や、マルティン・ルターが所有していた聖書など多数!オーディオガイドを借りることができるので、説明を聞きながら見学できます。
ルネッサンスホールは無料で見学できますが、ロココホールは人数制限をしており、特定の時間にだけ開放しています。必ず、チケットを予約してから行きましょう。3日前までならワイマール観光案内所でも前売り券を購入できます。
また、当日券が販売されていますが(1日70枚限定で、午前9:30から図書館の建物内のチケット売り場で購入可能)、即完売することが多いので、事前に予約しておくことをお勧めします。
Eメールで予約しましょう:info@klassik-stiftung.de
詳細は、公式ページで確認してください。
https://www.klassik-stiftung.de/jp/institutions/herzogin-anna-amalia-bibliothek/rococo-hall/
オススメ5:バウハウス博物館
※1995年以来改装と新美術館オープンに向けた準備のため、既存のバウハウス美術館は閉鎖され、現在はかなりわずかな作品を、仮設の展示会場で、バウハウスの世界観を感じることができます。
私が行った時には「バウハウスの写真展」をやっていました。
担当者の話によると、来年の2019年は、バウハウス創立100周年にあたる節目の年で、新バウハウス美術館がオープンするという事らしい。
2019年4月6日~7日は、新美術館のオープニング・ウィークエンドということで、イベントが計画されているようです。
詳細は、英語サイトになりますが、こちらでイベント内容を確認してください。
https://www.bauhausmuseumweimar.de/en/kalender
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日本からワイマールまでの行き方
残念ながら、日本からの直行便はなく、空港もありません。
近隣の各都市から電車などを利用しましょう。フランクフルトからドイツ鉄道のICEで約2時間40分、ベルリンからICEで約2時間20分。ドレスデンからICEとIC乗り継ぎで、約2時間40分。
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