リガ観光のモデルコース!1日で旧市街地からアール・ヌーヴォーまで【午後編】

リガ観光モデルコース

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

リガ1日観光のモデルコース【午後編】です。

ランチをリガ市内の「Shoyu」レストランで食べると言う前提で話を進めます。

リガの1日観光モデルコース午前編はこちらからどうそ!

「Shoyu」レストランに関するレビューは以下から別記事をご参照くださいね♪

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目次

【リガ観光プラン】午後13:30アール・ヌーヴォー美術館からリガ中央市場まで

ランチを食べてからの午後のプランは、

  1. アール・ヌーヴォー美術館とアール・ヌーヴォー建築群
  2. →リガ・キリスト降誕正教会大聖堂
  3. →リガ・琥珀博物館
  4. →リガ中央市場
  5. →旧市街地へ戻って夕方~夜の雰囲気を楽しみつつ、レストランでディナー
リガ1日観光の午後のモデルプラン ©haneusagi.com

ディナーのレストラン情報に関しては、以下記事をご参照ください。

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リガ1日観光モデルプランの午前中編は以下をご覧ください。

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リガ観光はアール・ヌーヴォーの建築が魅力:リガ・アール・ヌーヴォー美術館(Riga Art Nouveau Center, museum)

©haneusagi.com

リガ市内にはアール・ヌーヴォー建築様式の建物をたくさん見る事ができます。

「Shoyu」レストランでランチを食べ終わったら、徒歩で10~12分ほどのアール・ヌーヴォー美術館へ足を運びましょう。

美術館だけでなく、周辺のアール・ヌーヴォー建築の建物を見て歩くだけでもとても楽しいです。

リガのアール・ヌーヴォー建築の歴史は、19世紀末から20世紀初頭にかけて始まりました。

詳細は、リガのアール・ヌーヴォー美術館の記事でも紹介しています。

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当時のリガは、ハンザ同盟都市だった事、アクセスのよい港が近い事などの要因が絡まり、急速にリガが経済発展して人口が増えたため、アール・ヌーヴォー様式の建築物が都市の発展と繁栄とともにたくさん建設されたと言います。

リガのアール・ヌーヴォーに関する歴史的な要点として以下があげられます。

  1. 都市の発展: 19世紀末、リガは急速に成長し、商業と産業が繁栄していました。この経済的な繁栄は、都市の建設ブームを引き起こしました。
  2. アール・ヌーヴォーの影響: フランスのアール・ヌーヴォー運動は、自然の曲線や装飾的なデザインを特徴とするものでした。これがリガの建築家やデザイナーに影響を与え、都市の建物にその特徴的なスタイルが反映されるようになりました。
  3. アルベルタ通り(Alberta iela): リガのアール・ヌーヴォー建築は、特にアルベルタ通りが有名です。この通りには多くの印象的なアール・ヌーヴォー建築が立ち並び、街歩きをしながらその美しさを楽しむことができます。
  4. 建築家の活躍: リガのアール・ヌーヴォー建築は、多くの有名な建築家によって設計されました。彼らは独自のスタイルを追求し、アール・ヌーヴォーの美学を都市の景観に組み込みました。リガの発展とともに美術や建築に関する大学の創設も建築家の活躍と関連があると言われています。
  5. 20世紀初頭: アール・ヌーヴォーは一般的に20世紀初頭にピークを迎え、その後新しい美術運動や建築様式が現れました。しかし、リガのアール・ヌーヴォー建築は歴史的・文化的な価値があり、観光名所として今日まで残っています。
©haneusagi.com

リガのアール・ヌーヴォー建築は、その美しいデザインと歴史的な重要性から、観光客や建築愛好者にとって魅力的なエリアと言ってよいでしょう。

とにかく「可愛い!」「きれい!」の連続ですので、「バルトのパリ」と呼ばれる所以も理解できますね。

Riga Art Nouveau Center, museum

所在地:Alberta iela 12, Centra rajons, Rīga, LV-1010 ラトビア

リガ・キリスト降誕正教会大聖堂(Riga Nativity of Christ Orthodox Cathedral)

©haneusagi.com

アール・ヌーヴォー美術館へ行った後に、旧市街地方面へ戻る途中にある正教教会が、リガ・キリスト降誕正教会大聖堂です。

この大聖堂は、ラトビアの首都リガにあるロシア正教会の大聖堂で、1876年から1883年にかけて建設され、1884年に完成しました。

建築様式は、ロシア・ビザンチン様式(Byzantine Revival)の建築様式が採用されています。これは、ビザンチン帝国の建築様式を模倣し、東正教の伝統的な要素を取り入れたもので、ロシアの建築家ロベルト・シェフマンによって設計されました。

シェフマンはロシア正教会の伝統的な要素を融合させながら、ヨーロッパの建築スタイルも取り入れました。

外装は金色のドームが美しく、装飾的。内装も金ピカのイコン群と独特なブルーカラーのモザイクがとても美しかったので一見の価値ありです❣(大聖堂内は写真撮影禁止の為写真がありません)

大聖堂は、ロシア正教会の信者たちにとって重要な宗教的な拠点となっています。

これは、リガに一定数のロシア系コミュニティが存在する歴史的な要因も影響していると思われます(リガのロシア系住民は4割と言われています)。

入場料も無料なので、観光名所として訪れる価値があると思います。

Cathedral of the Nativity of Christ, Riga

所在地:Brīvības bulvāris 23, Centra rajons, Rīga, LV-1050 ラトビア

リガ琥珀博物館(Amber Museum in Riga)

©haneusagi.com

ラトビアだけに限らず、バルト海領域では、古くから琥珀(英語:Amber)が取れる事で有名です。

琥珀は、ラトビアにとって重要な天然資源であり、その歴史は古代にまでさかのぼると言うからスゴイ!

©haneusagi.com

ラトビアはバルト海地域に位置していますが、この地域は古代から琥珀の豊富な産地として知られ、琥珀は、古代人にとって装飾品や贅沢品として重宝されていました。

なんと、ビックリなのですが、ラトビアの沿岸地域や海岸線では、琥珀が自然に産出されています。特にバルト海の波や風によって運ばれ、海岸に打ち上げられることがあると言うのです。

このリガの琥珀博物館では、古代から中世、そして近代にかけて、バルト海沿岸の諸国で重要な取引品となった琥珀に関する歴史、形成・製造方法、工芸品としての知識、実際の作品を展示しています。

建物の一階部分は販売店になっているので、お土産に琥珀製品を購入したい方にもおススメ♪

琥珀は、特にヴァイキング時代には、北方ヨーロッパから東方の地域に広く輸出されていました。

琥珀は透明で美しい色を持ち、彫刻や装飾品として用いられます。地元の工芸家たちは、琥珀を用いて独自の作品を生み出しています。

大きなアート作品から細かい装飾品までたくさん展示されている ©haneusagi.com

私は、この琥珀の博物館は、アール・ヌーヴォー美術館で知り合ってお話ししたドイツ人女性からおススメされて訪問することにしました。

ぶっちゃけ、博物館には私しか訪問者がおらず、ほぼ放置状態でしたが(笑)、琥珀に関する知識を深めることができる興味深い場所でした。

琥珀はラトビアにおいて文化的な価値や観光の一環としても重要であり、地元の芸術や工芸の一環として今日まで受け継がれているので、若干オールドファッションなイメージがある琥珀ですが、興味のある方は行ってみてください。

入場料は確か2ユーロでした。

Amber museum Riga

所在地:Vaļņu iela 23, Centra rajons, Rīga, LV-1050 ラトビア

リガ中央市場(Rīgas Centrāltirgus)で地元グルメ探訪とお土産を楽しむ

©haneusagi.com

琥珀博物館を出たら、そのままリガ中央市場へ向かいます。

リガ中央市場(Rīgas Centrāltirgus)は、ヨーロッパ最大規模の市場のひとつで、地元の食品や商品が豊富に取り扱われています。

ホテルのフロントの方や観光案内所の方からも「お勧めの観光地」と言われたし、なんといっても食いしん坊の私が見逃す理由がありません!

なんと、リガ中央市場は、1998年にリガ旧市街とともにユネスコ世界遺産に登録されているのです。リガ中央市場は地元の方だけでなく、観光客にとっても、人気のスポットなのです。

地元の雰囲気を感じながら食品や商品の買い物が楽しめます。

私は翌日の朝食べるラズベリーを買いました♪

©haneusagi.com

市場周辺には観光名所やカフェ、レストランも点在していますので市場の中だけでなく、周辺も散策してみると楽しいです。

市場内にはフードコートがあり、なんと言ってもカジュアルでコスパが良いのが魅力です。

コロナ前までは夜まで営業していたようなのですが、私が行った時は18:00まで(お店によっては17:00には店じまい)というので、何種類もある地ビールを飲んでみたかったのですが、諦めました(´;ω;`)

©haneusagi.com

そんな観光名所ともなっているリガ中央市場の歴史は古く、1920年代初頭に建設され、当時はヨーロッパで最大かつ最も近代的な市場の一つだったそうです。

建物は元はドイツの飛行船「ツェッペリン」基地の格納庫として使われていたというからこれまたスゴイ。(そしてそのツェッペリンが食べ物の名前になっちゃった事もこの旅行で知って面白かった❣)

確かに、かまぼこ型の建物がいくつも並んでいる様子は「絶対に最近建てられてないよね」という確信が持てる雰囲気です(笑)

それぞれの建物や屋外に、新鮮な野菜や果物、肉、魚介類、乳製品、パン、お菓子、スパイスなど、多岐にわたる食品が取り扱われており、また、地元の工芸品や花、衣料品なども販売されていて、活気があります。

イートインエリアのあるフードコートでは、ステーキや海鮮料理はもちろんの事、その場でクラフトビールを飲んだり、スイーツにコーヒーをいただいたりできるので休憩にももってこいです。

リガ中央市場のおすすめの食べ物:蜂蜜ケーキのメドヴィク

「メドヴィク:медовик(Medovik)」と言う名前の蜂蜜ケーキを食べてみてください。

ロシア語圏および周辺国で親しまれている伝統的な蜂蜜を主成分とするケーキで、クルミやスパイスなどが加えられたものもあります。

薄い生地を重ねた層の間に、バタークリームやサワークリームを挟んで積み重ねたケーキなので、濃厚でリッチな味わいが楽しめます。

このケーキ、蜂蜜味の生地と間に挟んだクリームでシットリなのに爽やかな酸味と甘みがあり、トップのココア・サワークリームのほろ苦さのコンビネーションが最高に美味しいケーキです♪

見た目は、日本にもある「ミルクレープ」に似ていると思います。

蜂蜜ケーキだけでなく、ジャムや蜂蜜そのもの、蜂蜜キャンドルなどの製品も売られていますので、お土産にも良いと思います♡

リガ中央市場のおすすめの食べ物:黒パンとラトビアのチーズ

ロシア系の黒パンはドイツの黒パンとちょっと違ってしっとりしているのに香り高く、個人的にはドイルの黒パンより好きです。

リガの中央市場内にはもちろんパン屋さんもあり、チーズ売り場もあるので、黒パンとチーズを買ってピクニックに出かけても良いですよね。

セルフサービスのビアバーもあるので、ビールのお供にもおススメです・・・ムフフ❤

リガ中央市場のおすすめの食べ物:地ビール

市場の中にはいろいろなスピリッツやビールが飲めるバーもあります。

驚いたのが、ペットボトルにビールを充填してくれてそのまま持ち帰れるというバーがあったこと。

©haneusagi.com

その場でビールをいただくこともできるのですが、リットル単位で売られているとは・・・旧ソ国の一つであるジョージアでは、ペットボトルに自家製ワインを量り売りしているのは見たことがありましたが、こちらはビールも量り売りでした(笑)

リガ中央市場を試食試飲アドベンチャーツアーで巡る

リガ中央市場だけの試食試飲ツアーも催行されているので、1人旅などの場合に利用すれば、本場のラトビア製品を試食し、伝統的な味を発見するとともに、市場の歴史についても学ぶことができるでしょう。

燻製肉、キャラウェイシード入りチーズ、ヘンプバター、ニシンのサラダ、ワイルドベリーや白樺の樹液なども試食できるようです。

観光案内所でもツアーの紹介をしてくれますが、アットえば、この「Raami Travel」という会社はトリップアドバイザーにも掲載されているので興味のある方はチェックしてみてください。

この後、中央市場から近い宿泊先のホテルIbis Center Rigaにいったんもどり、少し休んだ後に旧市街地へ繰り出して夕食をとりました。

リガ中央市場に関する情報は、以下記事でも触れているのでチェックしてみてくださいね!

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