こんにちは!はねうさぎです(@haneusagi_com)です。
オマーンの玄関口と言えば、首都のマスカット。
ほとんどの人が、オマーンへ旅行する場合にマスカット国際空港に降りたつことと思います。
オマーンは日本人にはあまり知られていない国ですが、観光客は年々増加しており、世界遺産をはじめ魅力的な見どころがある国。
日本人はビザも不要(日数限定の観光に限る)なのでおススメできる中東の国と言えます。
今回は、キレイに整備されていて治安もよいオマーンの首都・マスカットの人気観光地のみどころをお伝えします。
【オマーン観光】マスカットで絶対に見るべき場所のトップはマトラ
想像以上にマスカット市内は広く、総じて3つの地区にわかれています。
- Old Muscat(オールドマスカット):アラムパレス、国立博物館
- Rui(ルイ):スルタンカブースモスク、軍事博物館
- Mutrah(マトラ):マトラスーク(市場)、マトラフォート、マトラコーニッシュ(遊歩道)
私たちは、空港近くのホテルに1泊した後、マトラ地区に移動して1泊。マトラで泊まったホテルは「Mutrah Hotel」という老舗ホテルで、マトラスークから徒歩約20分、目の前にスーパー「SPAR」があり便利でした。
マトラと言えば、マトラスークですが、マトラには、ウォーターフロントに沿って3kmにわたって伸びるコーニッシュと呼ばれる遊歩道があり、レストランやカフェなどが立ち並んでいます。
ポルトガル統治時代の建物やモスクも必見です。
日没近くになると、地元の家族やカップルも繰り出してきて遊歩道を散歩しているのを見かけました。
遊歩道に続く北側には大きな市場や船乗り場があり、こちらの意外とモダンな市場およびフィッシュマーケットは観光客にも人気のスポットです。
マスカットのムトラ地区の夕暮れ。
休憩を挟んで16:00からスークが開くとの事でそれまでサクッと仕事を済ませて街へ繰り出す。
地元の人達も夕暮れ時からワラワラと外出するようで、夜のスークは買い物を楽しむアラブ女子で賑わっていた。#Oman #中東旅 #旅好き pic.twitter.com/ojJJvt5e5Z— はねうさぎドットコム (@haneusagi_com) January 18, 2023
遊歩道の片側にはオマーン港と港の景色、もう片側にはハジャール山脈の美しい岩盤とポルトガル統治時代の監視塔を見ることができます。
港の東端には、マトラ要塞(フォート)があります。この砦は通常、観光客の立ち入りが禁止されているそうですが、砦の側面に登れば、港の素晴らしい景色を見ることができるそうです。
私は行かなかったのですが、はねうさ夫が(私がホテルで仕事をしていた時に)要塞の側面途中まで上ったらしいのですが、風が強く結構危険だと言っていたので、わざわざ上ってみなくてもよいかもしれません。
また、マトラの旧市街地から2Kmほど離れた場所に、オマーン国立博物館や、アラム宮殿もあり、マトラをゆっくり観光したい場合にはこちらも行ってみるとよいと思います。
時間の関係で行けず、次回のリベンジに!
マトラで絶対楽しみたい!中東最古のマトラスーク(Mutrah Souq)
夜にもかかわらず、女性や子供もその辺に歩いていたり遊んでいたりしたので、このことからも治安の良さがわかります。
マスカットのムトラ地区の夕暮れ。
休憩を挟んで16:00からスークが開くとの事でそれまでサクッと仕事を済ませて街へ繰り出す。
地元の人達も夕暮れ時からワラワラと外出するようで、夜のスークは買い物を楽しむアラブ女子で賑わっていた。#Oman #中東旅 #旅好き pic.twitter.com/ojJJvt5e5Z— はねうさぎドットコム (@haneusagi_com) January 18, 2023
マトラスークでは、アラブやインドの工芸品、乳香、オマーンの国章にもなっているハンジャル、ジュエリー、衣類、金製品などのお土産を買うことができます。
オマーンは実は乳香の世界的産地で、マスカット国際空港は恐らく意図的なのだと思いますが、乳香の香りが漂っているほどです。
スークでは、乳香以外にもその他のお香製品や香水などを買うこともできます。
価格は商品についていることもありますが、交渉してお店の方との会話を楽しむのもスークでの楽しみの一つ。
日中は汗が出る気温ですが、夜は少し肌寒くなったため、私はスークでカシミヤのスカーフを買いました。
スークへ行く時間は夜がおススメ!
昼間は気温が上がるオマーンでは、朝と夜に活動量が増えるため、昼間はスークにあるお店はすべて閉まってしまうのと、夜のスークの方が独特の雰囲気が味わえて楽しいです。(知らなかった私たちはランチごろ到着・・・)
13:00~16:00の間は休憩時間です。朝9:00から開いていますが、17:00頃いってぶらぶらした後に夕食→またスークでぶらぶらするのが楽しい。
マトラでおススメのレストラン「Bait Al Luban Omani Restaurant」
『オマーンは日本人の味方?!』と思うくらい、マトラには大きなフィッシュマーケットがあり、お魚のグリル料理などのシーフードを提供するレストランがいくつかあります。
南ドイツのドドドドドドドドド田舎に住んでおり、シーフード大好きな自分としては海も山もあるオマーンの食事には興味津々でした。
石油や天然ガス産出国のオマーンは比較的裕福であるため、インド、パキスタン、バングラデッシュ、その他アフリカや東南アジアからの移民や出稼ぎの方も多く、多くのレストランではスパイスのきいた食事が主流です。
ただ、このマトラにある「Bait Al Luban Omani Restaurant」は、伝統的なオマーンおよびこの地域のお料理も味わえるということで、このお店に決めました。
旅先でいつも通り街をふらふらしながらピーン!と来た場所へ行き、ネットのレビューを参考にしてからメニューをみせてもらい、こちらで夕食をとることにしたのです。
マトラ地区の中でも高級路線のレストランになると思いますが、インテリアは伝統的なオマーンのテキスタイル、装飾、半個室(ローソファーのようなセッティングで床に座る方式)もあり、テラス席もあり、とても可愛いレストランです。
店内の雰囲気が良いので、聞こえてくる会話によると(おいおいw)、オーストラリア、イギリス、フランスなどからの観光客がほとんどで、観光客にとても人気がある様子。
私たちは、伝統的なオマーン風イワシのサラダ、ナスの前菜、ロブスター、シーフードのミックスグリルを注文。
オマーン風イワシのサラダは若干日干ししてあるのか、少し日本人としては馴染みのあるおつまみ小魚のような触感と味でしたw
ロブスターは、日本や欧米諸国で食べるよりもリーズナブルな価格でいただけるだけでなく、新鮮ですごくおいしかったのでお勧めです!
欧米からの観光客の多くは、チキンにポテトフライ・・・のような食事を注文している方を多く見受けましたが、せっかくこのレストランに来たからには、ぜひオマーン料理を注文していただきたいです。
店員さんのサービスもよく、英語も堪能なので、質問すれば答えてくれますよ。
食事が終わるとデザートをどうするか聞かれますが、注文しなくてもよいと思います。
と、いうのは、最後にデーツとオマーンコーヒーのサービスがあり、スイーツに興味がない(けどデーツは大好きな)私たちには、とても良い食事の締めくくりになりました。
レストランの場所はフィッシュマーケットのある市場建物の道を挟んで向かいにあるのでロケーションもわかりやすいです。建物の横から入って行って階段を上ると入り口ドアがあります。
【オマーン観光】マスカットの人気スポット!スルターン・カブース・グランドモスク(Sultan Qaboos Grand Masjid)
スルターン・カブース・グランドモスク(Sultan Qaboos Grand Masjid)は、マスカットにあるオマーン最大のモスクです。
1992年、当時のオマーンのスルタン(国王)であった、カブース・ビン・サイード・アル・サイードが、自国にグランド・モスクを持つよう指示し、1994年に着工し、6年7か月という歳月をかけて2001年に完成した巨大なモスクには、観光客も無料で入ることができます。
メインムサラは6500人以上の礼拝者を収容でき、女性用ムサラは750人の礼拝者を収容することができると言います。
モスクの大きさとしては、2007年にアブダビに建設されたシェイク・ザーイド・グランド・モスクに抜かれ世界第2位の大きさですが、外周をぐるっと歩いただけでもかなりの距離と時間を有します。
https://www.haneusagi.com/travel-middle-east-uae-abu-dhabi-sheikh-zayed-grand-mosque
外側の舗装された地面には8000人の礼拝者を収容でき、さらに内部の中庭や通路にもスペースがあるため、合計で20,000人の礼拝者を収容することができるという巨大なモスクです。
とはいえ、敷地や建物のサイズだけでなく、真っ白ではない明るめのベージュピンクのような色合いに、金色のドーム部分が豪華でエレガントなので注目すべきところは沢山あります。
もちろん内装も豪華です。
巨大なシャンデリアはイタリアのFaustig社製で、重さ9トン、幅8メートル、高さ14.5メートル。60万個のクリスタルを使用、調光システム完備のハロゲン電球1122個、なんとシャンデリアの中にメンテナンス用の階段が組み込まれているとのこと。
フレームはステンレス鋼で、他のすべての金属部品は真鍮と耐海水性アルミニウム製ですが、24金メッキが施されています!
装飾部分には、ダイヤモンドのように輝くスワロフスキークリスタルを約100万個も使用!!
かつては世界最大のシャンデリアでしたが、こちらも2007年に同社のシャンデリアを有するアブダビのシェイク・ザイード・モスクに再び取って代わられました。((;゚Д゚))
外には手入れされたお庭やお花がカラフルで美しく、マスカット観光では外せないスポットです。
【オマーン観光】スルターン・カブース・グランドモスク(Sultan Qaboos Grand Masjid)での注意点
アブダビのグランドモスクでもそうでしたが、モスクは宗教施設であり、寛容に私たちに開放していただいているわけなので、敬意をもった服装で行くことが大切です。
男女ともに露出の多い服装は禁止です。女性は、手首と足首を含む身体と髪の毛と体を隠す必要があります。
私はUAEとオマーンを合わせて観光したので、モスクを見学するように同じコスチューム(と言っていいのか?)を持っていきました。
【オマーン観光】スルターン・カブース・グランドモスク(Sultan Qaboos Grand Masjid)での開館時間と行き方
スルターン・カブース・グランドモスクに観光客が入れる時間は決まっているので注意が必要です。
観光客とイスラム教徒でない人が見学できるのは金曜日を除く8:00-11:00の3時間。
アブダビのシェイク・ザイード・グランド・モスクのように開館時間が長くありません。
また、イスラム圏では金曜日が週末ですので(これ、中東へ行くまで知らなかった!)、礼拝があります。
実は、私たちのオマーンでの旅程が6日しかなく、ニズワからマスカットまでの移動に想定外なことがあり、オマーン旅行の最後にこのスルターン・カブース・グランドモスクを見学する予定にしていたのですが、時間間に合わずで外周をまわって気分だけ味わいました(泣)
次回のリベンジにぜひ中を見てみたいです。
バスでもアクセス可能ですが(バス停がモスクの目の前にあります)、私たちは配車アプリのOtaxiを利用してタクシーで移動しました。
Otaxiに関しては、以下別記事をご参考ください。
https://www.haneusagi.com/travel-middle-east-oman-tourist-taxi-simcard
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