こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。
アラブ首長国連邦の首都アブダビ。
ドバイからアブダビへは車で約1時間半なので、ドバイから移動して日帰りでアブダビ観光をすることもできます。
そしてアブダビといえばシェイク・ザイード・グランド・モスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)見学は外せない観光スポットです。
UAEで最も大きなモスクであり、世界最大の絨毯が敷かれ、世界で最も美しいモスクのひとつと称賛されるこのシェイク・ザイード・グランド・モスクは、イスラム教徒でなくともモスク内の一部を見学することができます。
今回は、ドバイからアブダビまでの移動方法とシェイク・ザイード・グランド・モスクの見学に関する最新情報をお伝えします。
ドバイからアブダビのグランドモスクまでの行き方・交通手段
ドバイからアブダビへは片道約1~1.5時間ほどの距離で、主要な移動方法として、バス、タクシー、ツアーを利用手段があります。
私たちはバスを利用するつもりでしたが、結果的に乗り合いタクシーを利用しました。
なぜかというと、ドバイの宿泊先からアブダビ行きの長距離バスの発着所へタクシーで移動して降車した後に「タクシー?」と営業をかけられ、交渉の結果、1人当たりの料金は50AED、さらにグランドモスクのビジターセンター前で降ろしてくれる、という話にまとまったからです。
相乗りタクシーなら、約1時間でグランドモスクの目の前まで連れて行ってくれることから即決。
バスは、タクシーよりも安く移動できる手段ではありますが、アブダビの「Central Bus Station」に到着するため、グランドモスクへ行きたい場合には、そこからさらにバスかタクシーを利用する必要があるため、かなり時間がかかってしまいます。
つまり、
- ドバイの宿泊場所→
- トラムやメトロまたはタクシーを利用してアブダビ行きのバス停まで移動→
- アブダビのセントラル・バスステーションからバスまたはタクシーでグランドモスクまで移動
となり、ドバイへ戻る際にはこの逆の経路になります。
アブダビに到着後、グランドモスクへは、アブダビのセントラル・バス・ステーションから、タクシーに乗って15分ほどです。バスも運行していますが、乗り場がわかりずらく運行数も少ないので、無限に時間がある人は別として、ドバイ在住の友人からもタクシー利用をお勧めされました。
ですので、私たちのように乗り合いタクシーでモスクのビジターセンター目の前まで行ってくれたのはラッキーだったと思います。
ちなみに、ドバイ~アブダビ間のバス料金は、一人25AED(約887円)に対し、乗り合いタクシーは一人50AED(約1775円)と言われました(が、結果チップを請求されたので一人55AED)
※1 UAEディルハム= 35.48 円で計算
人数が多い場合には乗り合いでなくともタクシーのほうが乗り換えの手間や時間を節約でき、バスに乗るよりラクに移動できるでしょう。
ドバイからアブダビへのバス移動には、E100とE101の2つのルートがあり、20分毎に運行しています。
※祝日やラマダン時期は運行が変わりますのでご注意ください。
- E100は、ドバイのアル・グバイバ・バスステーション(Al Ghubaiba Bus Station)とアブダビ・セントラル・バスステーション(Abu Dhabi Central Bus Station)を結ぶバスです。
- E101 は、ドバイのイブン・バトゥータ・バスステーション(Ibn Battuta Bus Station)とアブダビ・セントラル・バスステーション(Abu Dhabi Central Bus Station)を結ぶバスです。
アル・グバイバ(Al Ghubaiba)はドバイ・クリークに近いバー・ドバイ地区にあり、オールド・ドバイ方面からの移動に便利な場所です。
イブン・バトゥータ(Ibn Battuta)は、ジュベル・アリ、ジュメイラ・レイクス・タワーズ、ドバイ・マリーナ、アル・バーシャ、パーム・ジュメイラなどのニュードバイ方面からの移動に良いでしょう。
私たちはJBR地区に泊まっていたので、E101のイブン・バトゥータ・バスステーションを利用したいと思っていました。
このイブン・バトゥータには、Ibn Battuta Mallというモールがあるので、わかりやすいと思います。
どちらのバス乗り場もメトロで簡単にアクセスできます。
詳細は、RTAの公式サイトでタイムテーブルを確認できます。
シェイク・ザイード・グランド・モスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)事前予約/当日事前登録が必須
観光者向けに公開されている見学時間をオンラインで事前予約するか、当日ビジターセンター内の登録マシンで入場登録をする必要があります。
- 公式サイトで登録(以下)
私たちはオンラインで予約できるのを知らなかったので、インフォメーションで登録場所を聞き、その場所まで行きました。ですので、当日時間を決めずにその場へ行っても見学は可能です。
見学登録は、多言語のタッチパネル式マシンに、氏名、年齢、性別、Emailアドレス、見学したい日時などの情報を入力する必要があります。
近くにスタッフの方がいるので、マシンの不調や質問などがあれば呼ぶと教えてくれます。
登録が完了すると、QRコードが発行されます。本来ならレシートのようあモノが出てくるようなのですが、私たちのマシンは印刷されなかったので、スマホでQRコードの写メをとるように言われ、その写メを入場の際に見せるという流れになりました。
【重要要注意】グランドモスクを見学する際の服装について
イスラム教ではない私たちにとっては、モスクは素敵な建造物、またはアートピースまたは観光名所のひとつかもしれませんが、宗教上のとても重要な建物です。
例えば、日本でいう由緒あるお寺や神社の参拝に海外からの外国人観光客がルールを守らなかったり土足で境内にあがっていたりしたら不快に思うようなもの・・・と想像してみてください。
グランドモスクは、イスラム教徒にとってはとても神聖な場所ですので、ドレスコードが設けられています。
男性は、ノースリーブなどの腕の露出が多いトップスはNG、短パンもNGです。はねうさ夫は半そでTシャツに長ズボン、スニーカーでしたがOKとのことでした。
女性は、半そでのトップスはNG、足が見えるパンツやスカートもNG、体のラインがあからさまに出る服装もNG、長袖・足が隠れる羽織れる物でも下に来ているものが透けて見えるものはNG、髪の毛が見えたらNGです。
お分かりのとおり、女性の服装は男性の服装よりも厳しいマナーが設定されています。
ガイドブックなどを見ると、以前はヒジャブのような長袖ロングワンピースにフードがついているようなイスラムの服を貸出していたようなのですが、コロナ禍で衛生面の心配があるからなのか、貸出はなくなっているようでした。
という情報を友人が教えてくれたので、私はドバイのローカルスークで50ADE(約1775円)のスカーフ付きの衣装を購入。
ただ、後でわかったのですが、長袖+長ズボン(またはロングスカート)+スカーフでも行けたので、節約したい方はこの服装で問題ありません。
つまり、女性の服装は、顔と手首、足首以外の場所をすべて隠しておけば、問題ないと言えるでしょう。
ただ、観光客の間でブーム?なのかはわかりませんが、事前に自前のヒジャブやアバヤを購入して着用している人も多かったし、もしこの先イスラム教国へ観光にいって、モスク見学を予定している場合には、きちんとしたものを購入して写真撮影してみるのも良い思い出に残ると思います。
私はアブダビの後、オマーン観光する予定でしたので、衣装を購入しました。
デザイン関係なく、使い捨て感覚で一番安くて自分の背丈にあったものを買いましたが、写真を見返してみてもヒジャブを買ってよかったと思っています。
なんと言っても「バえる」ので!(笑)
着替えはトイレで行いました(結構トイレで着替えている女子がいましたよ)w
>>以下参照記事『アバヤ・ニカーブ・ブルカ 目が隠れているのは?』
『イスラム教徒が頭に巻くスカーフ(ヒジャブ)の巻き方4種類』
いよいよグランドモスクの見学!見学にあたっての注意点
服を着替えたらいよいよシェイク・ザイード・グランド・モスク(Sheikh Zayed Grand Mosque)へ向かいます。
モスクへ入る前の歩く歩道がある長い通路への入り口にスタッフの方が立っていますので、その列に並んで、事前登録時に発行されたQRコードの写メをスキャンしてもらいますので準備しておきましょう。
QRコードをスキャンしてもらったら、歩く歩道をずんずん進んで行き、グランドモスクの敷地内に入ります。
正直、スカーフのかぶり方がわからず、何度もずり落ちてきたので監視員に何度か注意されてしまいました。
ヘアピンを持参してスカーフを固定すると安心だと思います。
また、自分にとっては「イエーイ!」的な『モスクと私の喜び』を表現して両手をあげて喜んでいるポーズで写真撮影していたら、これまた注意されてしまいましたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
写真撮影の時は、神聖な場所なので、シリアスかつ、男女はいちゃいちゃせずに、リスペクトする雰囲気で行いましょう・・・(写真撮影していい場所なども決まっているようでカメラマークで指定されています)
アブダビのシェイク・ザイード・グランド・モスクの見どころ
シェイク・ザイード・グランド・モスク(The Sheikh Zayed Grand Mosque)は、アラブ首長国連邦の首都アブダビにあるモスクで、同国最大のモスクで毎日礼拝が行われています。
中庭の四隅には、高さ約107mの4本のミナレットがあり、花模様の中庭は約17,000 m2で、大理石モザイクとしては世界最大です。
グランドモスクの建設は1994年から2007年にかけて行われ、建物の大きさは約290 x 420 m (950 x 1,380 ft)で、外構と駐車場を除き、12ヘクタール以上の面積があります。
建物の主軸は真西から約12度南に回転しており、サウジアラビアのメッカにあるカーバの方角と同じ方向に配置されています。
モスクの名前は、UAEの初代大統領であった故シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン大統領が、イスラム世界の文化の多様性と建築・芸術の歴史的・近代的価値を一体化した建造物を建設しようと、このプロジェクトを立ち上げたことに由来しています。
そのシェイク・ザイードは2004年に亡くなり、モスクの中庭に埋葬されています。
シェイク・ザイード・グランド・モスク・センター(SZGMC)の北東部のミナレットにある図書館は、科学、文明、書道、芸術など、イスラムのさまざまなテーマに関する古典的な書籍や出版物を地域社会に提供しており、希少な出版物もあると言い、アラビア語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、韓国語など、幅広い言語の資料が収蔵されています。(こちらは見学コースにはなし)
モスクは40,100人以上の礼拝者を収容できるほど大きく、メインの礼拝堂は7,000人以上を収容することができます。1,500人収容の小さな礼拝堂が2つあり、そのうちの1つは女性のための礼拝堂です。
屋外の回廊に続くプールのような美しいブルーのモザイクの水面に白い大理石が反射して映り込み、とても美しいです。
また、モスク内部には直径10メートルを超えるシャンデリアの数々(ひとつではなく複数!)と、世界で一番大きな絨毯のインテリアがなんとも豪華絢爛で圧倒されてしまいます。
2017年の「The National」紙によると、2年連続で、トリップアドバイザーの「世界で2番目に好きなランドマーク」に選ばれたというのも納得のモスク見学でした。
モスク内の見学が終了したら、屋外で待機している無料のカートに乗り込めば、ビジターセンターへ戻る入り口(歩く歩道の手前入り口)まで乗せていってくれますので、時間を節約したい場合や夏の暑い日で歩くのが辛い時に便利なので利用しましょう。
ビジターセンター内には、お土産屋さんやフードコート、お手洗いなどがあるので、こちらで休憩することもできます。私たちはちょうどお昼前くらいに見学を始め、13:00過ぎくらいに戻ったので、フードコートで簡単に昼食を済ませました。
私たちはこの後タクシーで、ルーヴル・アブダビ美術館へ向かい、アブダビ空港からオマーンのマスカットへ向けて出発しました。
また、私たちは日中見学しましたが、夜はモスクが青紫色にライトアップされて違った雰囲気になるので、行く時間帯によって違った顔が見れることでしょう。
アブダビのシェイク・ザイード・グランド・モスクの場所・見学時間など
名称
シェイク・ザーイド・グランド・モスク (جامع الشيخ زايد الكبير)
見学入場:無料! ※事前登録が必要
開館時間
- 土曜日から木曜日:9:00AMから10:00PMまで(最終入場は9:30PMまで)
- 金曜日:9:00AMから正午12:00PMまで(最終入場は11:30AMまで)、3:00PMから10:00PMまで(最終入場は9:30PMまで)
- ラマダン中の見学については公式サイトをご確認ください
ビジターズガイド
モクスの見学エリアの説明を平面図で確認できます。観光客に公開されているのは男性用の礼拝堂。
所在地
Sheikh Rashid Bin Saeed Street، – 5th St – Abu Dhabi – アラブ首長国連邦
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