VOAを利用して英語スピーキング、リスニング、ライティング練習に役立てよう!

こんにちは!はねうさぎ(@haneusagi_com)です。

英語を勉強している方の中でVOAを利用して勉強している方もいるかと思いますが、今日はVOAを利用した私の英語学習方法をご紹介したいと思います。

VOAとは何か?

VOAとは「Voice of America」(ヴォイス・オブ・アメリカ)の略で、アメリカの国営放送局のニュースサイトです。

アメリカや世界のニュースを配信している英語のニュースサイトですが、CNN等を想像していただけるとピンとくるかと思いますし、実際にCNNニュースを英語学習へ活用している方もいることでしょう。

ただ、英語学習者にとってCNNなどとは違うVOAの大きなメリットがあります。

それは、Voice of Americaは、英語を母語語としない人々向けに、やさしめの語彙と文法を用いた、通常の3分の2の速さでアナウンサーが語る「スペシャル・イングリッシュ」という英語放送があるのです。

これを含め、現在50前後の言語で放送されています。

また、「Let’s Learn English」という放送もあり、英語学習初心者向けに、毎週サイト内にテーマに沿った内容のサマリー、動画、発音のヒント(例えば、アメリカ英語で「to」が文章の中でどのように音が落ちるか等を動画で確認することができる)などが提供されており、工夫次第で最大限に、しかも無料で活用することができるのです。

ちなみに、ネイティブ向けの通常ニュースと英語学習者向けのページは別なものになっています。

◯VOAニュースサイト
http://www.voanews.com/

◯VOA Learning Englishサイト <=こちらがおすすめ!
http://learningenglish.voanews.com/

さらに、Youtube、Faebookサイト、ツイッターアカウント、Voiceof Americaアプリもあり、PCだけでなくスマホやタブレットなど、様々なデバイスで活用することができます。

>>あわせて読む

まずは、Voice of Americaで、自分の興味がある記事を一つ選ぶ

では早速学習スタートです!

Voice of Americaの「Learning English」ページにいって、自分の英語レベルに合った長さ、単語使用量、興味のある内容の記事を選びます。

◯VOA Learning Englishサイト
http://learningenglish.voanews.com/

一番重要なのは、はやり「興味のある記事」を選ぶことですが、記事の長さも長すぎたり短すぎたりというのはあまり良く無いので、頑張りたい方はちょっとだけ長いかも・・・、という記事が良いと思います。

また、少し優しめ(または短め)の記事を沢山読んだり練習したりするのが良いと思うので、難しすぎる記事は避けましょう。

トピックは、政治経済からサイエンス、IT、カルチャーまで様々な内容がありますので興味のある記事が見つかると思います。

例えば、今回私はこちらの記事を選んでみました。

Vietnam Hopes for Cooperation with Trump’s Letter
http://learningenglish.voanews.com/a/vietnam-hopes-for-cooperation-with-trumps-letter/3809304.html

ステップ1:記事についているオーディオを再生する

記事を選んだら、トップ写真のすぐ下にあるオーディオまたはPop-out playerを再生して音声を聞きます。

このオーディオは、記事の内容をゆっくり目のスピードで読み上げているものになりますので、記事の文字も音声と一緒に目で追いましょう。

この時点では、またオーディオを聞いて文字を目で追うだけです。

ステップ2:記事を黙読する

オーディオが終わったら、今度はオーディオ無しで、黙読しましょう。

この時に、わからない単語、初めて聞く単語、なんとなくしか理解していない単語を書き出しておきます。

絶対に初めに辞書を引かないでください。

単語は最終的に文中でどのように使われていたかを感覚で積み上げていき、理解する方が「英語を英語のまま」理解することができるようになるからです。

この辞書を引かずに英文を読んでいくトレーニングをすると、英語のニュアンスが感覚的にわかるようになり、頭の中で日本語から英語訳を行っていた方にはその癖を無くす練習になると思います。

ステップ:3記事の内容をサマライズする

黙読が終わったら、記事のサマライズをします。

1分の長さを目途に声に出して記事のサマリーを行いましょう。(できれば40秒くらいで)

この時に、英作文を先にしたり、何分もサマリーの準備をしたりするのではなく、黙読が終わったら間髪入れずにサマライズをすることが重要です。

そして、この時に自分の声を録音しておきます。

どのくらいのスピードで、どのくらいの長さ(1分以内なら1分以内)でサマライズすることができたのかを客観的に計測しましょう。

自分の声を録音することの重要さは以前に何度かこのブログで書いていますのでそちらもご参考にしてください。(くわしくは「自分の英語発音聞いたことありますか?自分の英語を客観的に検証する方法を教えます」そどうぞ)

この練習をすることによって、

◯文中の単語を理解しているか?
◯一度聞いて読んだだけで文章の全体像を理解したのか?
◯理解した内容を的確にアウトプットし、手短に相手に伝えることができるのか?

といったスキルを磨くことができます。

これは、海外留学を目指している方だけでなく、ビジネスで英語の使用を迫られているビジネスパーソンにも大変効果的なトレーニングですので、ぜひ根気よく続けることをお勧めします。

なぜなら、たくさんの情報や長い書類、プロジェクトを簡潔に説明したり、上司へ報告する場面と言うのはビジネスシーンでは良くあることだからです。

私はこのサマライズが結構苦手です。

なかなかうまくいかないの現実なんですよね~。

VOAのオーディオを聞いているときは「ふむふむ」と理解しているつもりなのですが、いざサマライズするとなると、反射的にできなかったり長い時間を費やしたり、書いてある記事の文章をそのまま読んでしまったりしてしまうのです。

でも、トレーニングあるのみ!ですので、根気よく続けましょう。

ステップ4:わからない単語を調べる

ここで初めて、わからなかった単語を調べます。

もし、中級以上の英語学習者であれば、日英辞書ではなく、英英辞書を使用することをお勧めします。

英語を英語で理解する力と英語を英語で説明する力が付きますし、単語の幅も広がります。

わからなかった単語は、1冊のノートなどにまとめて記録しておいて、後から見返したり復習したりできるようにしておきましょう。

一度単語を調べただけでは高度なレベルの英単語はなかなか一発では記憶に残らないと思います。

ステップ5:オーディオを再生し、一緒に読み上げる

最後に、オーディオをもう一度再生し、オーディオの数コンマ1秒の後に自分でも記事を声を出して読んでみます。

オーバーラップでもいいですし、1つのセンテンスが終わった後から読み始めても良いですが、オーディオと同じように記事を読み上げることができる自分のタイミングで読み上げてください。

途中で閊えたり、ついていくことができなかったら、オーディオを何度でも止めたり聞き直したりして、きちんとオーディオのように読めるようにトレーニングします。

この時も、自分の声を録音しておき、聞き直して、オーディオとのギャップを確認しましょう。

耳で聞いてその通りに発音しているつもりでも、録音を聞くと舌が回ってないことがあるものです。

これを毎日できる方は毎日3か月続けてみてください。あなたの英語力の飛躍的な変化を実感できると思います。

また、このステップは一人での学習を想定していますが、相手がいるほうがより良いです。

例えば英会話スクールやスカイプの英語レッスンをとっている方は、インストラクターに確認してもらったり、サマライズを聞いてもらったりすることができますし、相手がいると緊張感とモチベーションがあがります。ぜひ活用してみてください。

>>あわせて読む

VOA内のLET’S LEARN ENGLISHを活用する

最後に、VOAには「Let’s Learn English」というページも用意されています。

「Let’s Learn English」とは英語学習者のためのVOAの新しいコースです。

認定されたアメリカ人の英語教師が、初心者のためのコースをデザインしました。コースは52週間続きます。毎週アメリカ人の若者の生活をモデルにした新しいビデオレッスンがアップされます。

レッスンには、ボキャブラリー、スピーキング、ライティングのヒントを学習することができ、ワークシートを印刷することもできます。

◯Let’s Learn Englishサイト
http://learningenglish.voanews.com/z/4729

ビギナー向けですが、中級以上の英語学習者でも、発音のビデオや、単語の意味を英語で説明してくれる動画などは復習の意味を兼ねて視聴してみるのも良いと思います。

アメリカ国営のニュースサイトなので、直近のニュースはもちろんのこと、コンテンツも英語学習者用に考慮されており、年々バージョンアップしていますので、皆さんもぜひVOAを使い倒して、リスニングやスピーキングの練習に役立ててみてはいかがでしょうか。

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